日本国債暴落 日銀金融緩和がもたらす財政破綻 - 貴方を幸福にするFXブログ

日本国債暴落 日銀金融緩和がもたらす財政破綻

たばこ税が高額
日本の財政は、喫煙者に支えられていた。ヽ( ´_`)丿

昔から「日本の財政は破綻する」とか「1000兆円の日本国債はデフォルト寸前!」と煽られてきましたが、今となってはそれも意味がありません。
なぜなら、国債より先に日本銀行がクラッシュするのが確定しているからです。

マイナス金利以降日本国債は値上がりと利回りの低下が続き、もはやバブルと言ってもいい状態です。
「国債が買われているなら破綻しなくていいじゃん」
という意見もありますが、日銀が後から高値で買い取ってくれるから、金融機関も買っているだけです。

近年特に目立つようになったのは、国内の銀行ではなく外国勢の存在。
詳しい説明は省きますが、外国人は米ドルを介して日本国債を買うことにより、ドルプレミアム(ベーシススワップ)という利回りを得ることができます。
マイナス金利の日本国債を買っても損をすることがないため、国内銀行が手を出しにくい金利ゾーンの国債に盛んに手を伸ばしています。

イギリスのEU離脱など経済不安の高まる中、世界中から日本国債に資金が流入し、円高を招くとともに国債をバブル化させています。
しかし、そんな状態がいつまでも続くわけではありません。
必ずどこかで限界が来て、ノーリスクローリターンな日銀トレードも終焉を迎えることになります。

おそらく、次のどれか、あるいは複合的な要因で、日銀は方向転換を迫られるでしょう。

長期金利チャート日本国債

①国債を買いすぎて、限界に到達する

日本国債は既に1000兆円を超え、毎年新規で発行されているわけですが、それでも無限ではありません。
日銀の年間買いオペ80兆円は新規発行額より大きく、毎年9%程度保有率が上がっています。

2016年の保有率が33%とすれば、2018年頃には日銀が国債の半分を占有することになります。
さらに2030年までには全ての国債を買い占めることになるので、どう頑張っても永遠に緩和し続けることはできません。

金融機関はポートフォリオに国債を組み込んでいるので、日銀が全部の国債を買い上げるのは不可能。
なので、多分半分超えた辺りで流動性がなくなり、続行不能に陥るでしょう。
いくら無理をしようと、このまま2020年東京オリンピックは迎えられないと思います。

世界陸上に参加した猫
私の活躍の舞台が・・・

②日銀の損失が増えすぎて、耐えられなくなる

国債を高値で転売する日銀トレードは、外資を含む国債プレイヤーに貢いでいるのと同じことなので、やればやるほど損失が累積します。
マイナス金利の国債も表面利回りはプラスですが、最終的に償還されるときの金額+利息は額面を下回るため、ババを最後まで持った日銀は将来的に損失を計上します。

3年間の国債買いオペで、日銀は8兆円の損失を出しました。
日銀の利益は国庫に還流する仕組みになっているので、その分日本の財政は苦しくなっています。

国債を買えば買うほど、利回りのマイナス幅が増えるほど、日銀の収益は悪化していかざるを得ない。
しかも日銀は株式ETFの購入もしているので、円高株安になれば株式投資の損失も加わります。

たとえ日銀でも、無からいくらでも資金を生み出せるわけではありません。
日銀にどれだけのスタミナが残っているかはわかりませんが、許容損失を上回れば、破綻するか、税金を注入して支えることになるでしょう。

日銀黒田緩和の悩み
追加緩和するほど、損失が増えてしまう。

③国債を買う人がいなくなる

かつてのハイパーインフレの教訓から、日銀が直接国債を引き受けることは、日銀法によって禁止されています。
なので、いくら日銀に余力があっても、発行された国債を買ってくれる相手がいないと、札割れを起こすことになります。

現状の国債は超高値であっても後で日銀に転売できるので、飛ぶように売れています。
しかし、今後さらにマイナス金利が進んでリスクが顕在化すれば、状況が悪化する可能性もあります。
三菱UFJ銀行は、それを恐れて特別資格を返上しました。

マイナス金利の国債は、ババ抜きのジョーカーのようなもの。
日銀に押し付けられるうちはいが、万一引き取りを止めれば大赤字になります。
金利が下がり続ける現在に、日本中の金融機関が懸念を抱いているはずです。

ドルプレミアムを持つ外資は日本の銀行よりマイナス金利に耐性がありますが、それでも無限に買えるわけではないし、逃げ足は日本人より遥かに速い。
有事の際には真っ先に逃げて、空売りに回るでしょう。

ジンバブエドル
信用がなくなった金券は、ただの紙切れ。

このように、現在のアベノミクス金融緩和は複数の課題を抱えており、今日明日どうなることはないにせよ、いつかは必ず見直しを迫られることになります。
そもそも毎年80兆円の国債を買うという政策に無理があるので、崩壊は必然です。
国民に伝えるとパニックになるので、黒田総裁は絶対に言いませんけどね。

おそらくは国債保有率が半分を超える頃、2018年くらいに問題が表面化するでしょう。
あるいは、もっと早いかもしれない。
どんなに遅くともオリンピックのある2020年には、何かが起こるはず。

その前に対策の対策が取られるか、国債がデフォルトするかは微妙なところ。

どっちにしても、今は日銀の総力を挙げて金利を抑え込んでいる状態です。
一旦タガが外れたら、とんでもない勢いで国債が暴落し、金利が暴騰するでしょう。

危機を煽る趣味はありませんが、一応外貨や現物資産を持っておいたほうがいいかもしれませんね。
戦後の混乱時を考えると、2年くらいと生活費が確保できるといい。

ただ危機を予告するのも無責任なので、次は日銀の取り得る対策、出口戦略について説明します。
今後日本を襲う大事件と、それを避けるために取り組むべきことについて考えてみましょう。

日銀のETF購入実績
国債でも株式でも、買ったものは処分しなくてはいけない。
始めるよりも、きちんと終わらせるほうが大変なのだ。

次の記事:日銀金融緩和の出口戦略を妄想してみる
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No title

この予想は当たるといいね

2016-07-03 14:54 | from 名も無き天才投資家

Re: No title

> この予想は当たるといいね

むしろ外れて欲しい!

ホントは何も起こらず、ずっと平和なのが一番です。
けれど、トラブルってのはなくならないもので、大抵予想を超えてきます。

エセ賢者も猫のようにゆったり暮らしたいんですけど、
そう簡単にはいきません。

2016-07-03 15:13 | from 幸福賢者

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016-07-03 18:14 | from -

Re: タイトルなし

> 2018年から保有率50%超えはじめて、2030年までの12年間、国内株式や為替は、どんな感じになるのでしょう。。

既に死にかけている国債市場が完全に流動性を失います。
日銀が何もしなければ株も為替も暴落するはずですが、対策によっては逆に飛ぶ可能性もあり。
政府のアクションがわからない以上、予測不能。
その辺は次回説明します。

2016-07-03 19:05 | from 幸福賢者

No title

久々ガチ真面目なエントリーですね、、。

2016-07-03 21:28 | from ななし | Edit

Re: No title

> 久々ガチ真面目なエントリーですね、、。

最近ふざけすぎだと猫に怒られました。
かといって真面目な話ばかりしていると、難しいと怒られます。
いったいどうすればいいのでしょうか?

2016-07-03 21:47 | from 幸福賢者

No title

これからは、やっぱりゴールドですかね?

2016-07-04 13:58 | from 鈴木 規夫

Re: No title

> これからは、やっぱりゴールドですかね?

安定はしますが、銀やプラチナのほうが値動きは大きそうですね。
それより今は株買って、参院選の前に売り逃げたほうがいい気がします。
この株高はやっぱり、安倍政権の選挙対策なのかな?

2016-07-04 16:24 | from 幸福賢者

No title

。。。=うちはぁ~やることぉ~したぁ~あとはぁ~。。。
しらん。。。でしょ~。。。

2016-07-04 20:44 | from ば~い~ぃ~辻ぃ~。。。 | Edit

No title

ドイツ銀の方が早いでしょうか?

2016-07-05 16:33 | from ギャメロン

Re: No title

> ドイツ銀の方が早いでしょうか?

民間銀行と中央銀行を比較するものではありませんが、
ドイツ銀行は正念場を迎えていますね。
仮にデリバティブが焦げ付けば、またリーマンショックかも。
ドイツだけでなく、複数の国が吹っ飛ぶ懸念があります。

2016-07-05 17:35 | from 幸福賢者

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