インフレもデフレも投資には関係ない - 貴方を幸福にするFXブログ

インフレもデフレも投資には関係ない

何の店かわからない
何の店なの?

日本、米国、欧州など、先進国は皆低インフレに悩まされています。
原油や鉱物といった資源価格も価格が暴落するとともに、それから作られる工業製品もデフレが進んでいます。

しかし、それで私達の生活が楽になったかというと、そうでもありません。
むしろ出費が大きくなったとさえ感じる人もいるでしょう。

その理由は単純で、安くなったものがある一方で、逆に高くなったものもあるからです。
例えば、モノの値段は随分下がりましたが、サービスの価格は随分高くなりましたね。

<近年値上がりしたもの>
・教育費
・医療費
・介護費
・冠婚葬祭
・ベビーシッター
・映画のチケット
・レンタカー
・都市部の不動産
・ペットショップの猫
・高級キャットフード
・猫カフェの料金


日本は世界一の高額葬儀大国
死んでも金がかかる国、ニッポン。

この三十年を見ても、教育費と不動産の値上がりは圧倒的です。
家を買って子供を育てるだけで、生涯賃金の大半が消し飛んでしまうくらいです。

家電の普及で一人暮らしは楽になりましたが、
「ローンで家を建てて子供を2人作って大学まで進学させる」
という普通の庶民の夢は、ひどくハードルが高くなりました。
バブル世代は若者に以前と同じ水準を要求しますが、それがどれだけ無理難題か理解していません。

結婚活動女

生産技術の向上によって、大量生産できる家電や加工食品は非常に安価になりました。
一時は限られた資源として値上がりが続いていた原油やレアメタルも、代替品の発見により随分安くなりました。

しかし、絶対に増やすことのできない不動産や、機械で代替することが難しい労働に対しては、逆に値上がりが続いています。
今の世の中は、一概にインフレともデフレとも言えません。
勝ち組と負け組がはっきり分かれる、剥離の時代と言えるでしょう。

安倍首相や黒田総裁は何年もインフレターゲットが達成できないことに頭を悩ませていますが、それこそ無意味。
生産性の向上によってデフレするモノの値段を金融緩和によって無理矢理押し上げるのは、健全な相場を歪めるだけです。

長期投資は価格の上下を予想するゲームですから、投資家は自身の判断で将来の値上がりが期待できるものに資本を投入してきました。

ある者は枯渇が懸念される原油を買い、
ある者は限られた資源である貴金属を買い、
ある物は人口密集地の不動産を買い、
ある物はペンチャー企業の株式を買いました。

結果的に大儲けした投資家もいれば、大損した投資家もいます。
エセ賢者は原油やプラチナに期待して、高い授業料を払うことになりました。
方向性を間違えたトレーダーの末路は悲惨ですね。

フォルクスワーゲンの株価が暴落
フォルクスワーゲンの末路

経済学者はインフレだのデフレだの好き勝手に言いますが、そのような考えは根本的に間違っています。
仮に正しかったとしても、多種多様な銘柄を一つにまとめて議論することに意味はありません。
投資家はただ有望と思われる分野に集中して、無理のない範囲で資金を投入していけばいいのです。

もちろん、それはこれから就職する学生にとっても同じこと。
今求人が多いからといってロボットで簡単に代替できる仕事を選ぶと、後々低賃金で働くことになるかもしれません。
人気があるからといって医者や弁護士になったら、供給過剰で仕事がなくなるかもしれません。

将来の社会で必要とされるものは何であるのか?
どんな分野にどれだけ投資するべきか?
よく考えていきましょう。

複雑で多すぎる選択肢
たった一つ、正しい道を選べばいいだけ。
しかし、それが何よりも難しい。

<合わせて読みたい記事>
⇒盛者必衰 買われるものと売られるもの
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No title

底辺氏の直近タイトルと通じるものがありますね。

でも、仰る通りです。
株式市場もインフレ=株買い、デフレ=株売りなんて単純では有りません。
個別の株はまるっきり違う動きをしています。
我々自分のお金を運用する個人投資家は、ユメユメ経済評論家の安直な煽りに踊らされないようにしなくてはなりませんね。

2016-08-07 14:17 | from 山中 一人

ローンで家建てて子ども二人大学までのハードルはあがっていたのか!どうりで苦しいわけだ。それを親のつとめと言う一言で義務化されてるという。子どもにかかるお金は増えているのに、給料あがるのと同じくらいの額の税金やら社会保険料増えて 手取りがあまり変わらないという(泣)

2016-08-07 20:57 | from チョビ | Edit

Re: No title

> 底辺氏の直近タイトルと通じるものがありますね。
>
> でも、仰る通りです。
> 株式市場もインフレ=株買い、デフレ=株売りなんて単純では有りません。
> 個別の株はまるっきり違う動きをしています。
> 我々自分のお金を運用する個人投資家は、ユメユメ経済評論家の安直な煽りに踊らされないようにしなくてはなりませんね。

アベノミクスで株価が上がっていても、自分の持ち株は落ちている不思議。
日経が上がっても値下がり株のほうが多かったりするので、気を付けましょう。

2016-08-07 21:23 | from 幸福賢者

Re: タイトルなし

> ローンで家建てて子ども二人大学までのハードルはあがっていたのか!どうりで苦しいわけだ。それを親のつとめと言う一言で義務化されてるという。子どもにかかるお金は増えているのに、給料あがるのと同じくらいの額の税金やら社会保険料増えて 手取りがあまり変わらないという(泣)

土地と学費が鬼のように上がっていますから、本当に苦難の道ですよ。
昔は大学に行く子供のほうが少なかったのに、今や大学院が当り前ですからね。
子供二人でマイホーム持ちの野原ひろしは、相当な成功者と言えます。

2016-08-07 21:26 | from 幸福賢者

No title

記事の内容、おっしゃるとおりで、共感できました。
コモディティや債券、個別銘柄を見ても、セクターを見ても、いずれにせよ資金の入ってくるところがどこががすごい重要な気がします。

そーせい、小野薬品はしばらく売買しておりました。
また材料がでたら、流れにのりたいです

2016-08-08 10:59 | from とある名無しの投資家

Re: No title

> 記事の内容、おっしゃるとおりで、共感できました。
> コモディティや債券、個別銘柄を見ても、セクターを見ても、いずれにせよ資金の入ってくるところがどこががすごい重要な気がします。
>
> そーせい、小野薬品はしばらく売買しておりました。
> また材料がでたら、流れにのりたいです

私達がそーせいに眼を奪われているうちに、機関投資家は少しずつ新しい玉を貯めているんでしょうね。
後から釣られるのではなくて、先回りしたいものです。

2016-08-08 11:10 | from 幸福賢者

No title


今までにもいくつかありましたが、子供が数学、理科などに興味を持つきっかけになるような記事も時々よろしくお願いします!!
うちの教育費削減…い、いえ国民の教育費削減の為に!




2016-08-09 10:56 | from 鈴木 規夫

Re: No title

> 今までにもいくつかありましたが、子供が数学、理科などに興味を持つきっかけになるような記事も時々よろしくお願いします!!
> うちの教育費削減…い、いえ国民の教育費削減の為に!

ここは科学ブログじゃないはずですが、今更な気もします。
基本ネコブログだし。
単に科学の話をしても面白くないので、子供の目を惹けるような似非科学を考えてみます。

2016-08-09 14:05 | from 幸福賢者

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