シカゴIMM先物 為替レートの本当の変動要因 - 貴方を幸福にするFXブログ

シカゴIMM先物 為替レートの本当の変動要因

ディグダ
本当の姿は見えないところにある。

為替レートは、常にリアルタイムで変動します。
つい最近まで76円だったものが、たった半年で100円。
とんでもない変動ですね。

これって、おかしいと思いませんか?

為替レートとはすなわち、通貨の価値です。
今の円安なら、円の価値が1/4程度消滅しているわけです。
たった半年で、地上に存在する円が25%も増えたというのでしょうか?

いくら日銀が無謀な金融緩和を断行し、円の供給量を増やそうとしても、流石にそれはありえません。
実際、日銀がばら撒いた資金は、銀行から返ってきてブタ積みされています。

海外投資が盛んになったといっても、そこまで多量の円は売られていません。
実需が犯人ではないのです。

なら、誰がそんなに円を売ったのか?
もちろん、投機筋です。

これは、シカゴの円売りドル買い建玉です。
円建玉

☆シカゴIMM通貨先物 建玉推移
シカゴ先物市場における、投機的とみなされる通貨取引の建て玉推移。
左軸はネット取引枚数、右は為替レート。
シカゴ筋だけが為替市場を動かしているわけではないが、マーケット全体の縮図を表しているとされる。


要するに、通貨がドルに対し、投機的にどの程度売られているかを示しています。
完全に比例するわけではありませんが、建玉とレートには相関関係があります。

上の図を見ると、2013年以降、約8万枚売られています。
1枚12,500,000円とすると、1兆円の円売りがあります。
これはシカゴだけの話なので、世界中で見れば、数兆円の円ショートが存在することになります。

正確な額は不明ですが、かつての介入以上の円売りが投機筋によって行われたことは確かでしょう。
投機であれ実需であれ、売られた通貨は下落します。
この売りポジションが、現在の円安を支えているのです。

つまり、アベノミクスとは日銀の力で円安を引き起こす政策ではなく、海外の投機筋を利用して円の価値を引き下げる政策だったわけです。
迷惑な政策だとは思いますが、1年近く経っても円売り建玉が解消していない所を見ると、海外の円売りへの期待は相当根強いということでしょう。

首相自ら海外の投資家へ演説し、円安の目標レートまで伝えて煽動したという噂は本当なのかもしれません。
ヒデェ売国奴。

安倍首相の売国行為はさておき、これが現在の為替レートの実態です。
投機的建玉がない状態を、本来の適正レートとするなら、ドル円の適正レートは今より大幅に円高であることになります。

簡単に計算できるものではありませんが、仮に「シカゴ1枚=3円」の変動とするなら、
98円-3円×7=77円
となり、2012年のレートくらいになります。

かなりテキトーな計算なので、全く信憑性はありませんが、
少なくとも、10円くらいは軽く落ちるでしょう。

何が言いたいのか、そろそろわかりますよね。
急な円高は、いつ来てもおかしくない、
ということです。

投機的な建玉は、いつか解消されます。
決済しないと、利益が確定されませんから。
この莫大な建玉が急激に解消されれば、すさまじい為替変動が起きるでしょう。

実際にそこまで急な変化が起きる可能性は低く、国の政策次第ではさらに円売りが膨らんで、円安が進む可能性もあります。
日銀により少なからず通貨供給量が増えているのも確かですし、売り玉が減ってもレートが下がらなくなるかもしれません。

しかし、かのリーマンショックの時には、それが実際に起こりました。
円キャリートレードで積み上げられた膨大な売り玉が連鎖反応を起こし、史上最大の大暴落を起こしました。
2013年の相場は、当時に非常によく似ています。

ついでに、他の建玉状態も紹介しておきます。

ユーロ玉

豪ドル玉

ポンド玉

ユーロはギリシャショックで大きく売られ、今は少し買われすぎです。
豪ドルは利下げでポジションが反転し、現在も売られています。
ポンドは長いこと売られていましたが、最近買い戻されています。

それぞれの通貨の変動が、よくわかるでしょう。
ファンダメンタルズ的には色々な要因がありますが、
確実に相場を動かしているのは、建玉の動きなのです。

一部のFX業者のページでは、顧客のポジションの偏りを見ることができます。
・マネーパートナーズ
・みんなのFX

そこでは、日本人の建玉の割合が確認できますが、だいたいシカゴとは反対の状態になっています。

例)シカゴで豪ドルが買われれば、日本人は買っている。

いかに日本人が逆張り好きかわかりますね・・・。
IMMを見て取引している日本人は、少ないのかもしれません。

為替に限らず、シカゴ先物は投機市場の縮図です。
投機筋の中には建玉の公開を避けて、使わないものもいますが、先物市場の動向を理解するにはこれ以上ない指標でしょう。

世界の動向を確認する優れたツールなので、
今後の投資活動の参考にしてください。


砂漠
日本を離れてみて、わかることもある。
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