2017年為替相場予想 通貨安戦争の終わりと燻る火種 - 貴方を幸福にするFXブログ

2017年為替相場予想 通貨安戦争の終わりと燻る火種

江戸川コナンが犯人
やっぱりお前が犯人だったのか!? (゚д゚)

2017年になったので、各国政府・中央銀行の政策から今年の為替相場について考えてみたいと思います。
相場は投機的ポジションのぶつかり合いによって動くものなので、猫でしかないエセ賢者に短期的な値動きなど予想できるものではありません。

しかしながら、その国の政策によってある程度長期的な傾向が測れるのではないかと思います。
予知や予言ではなく、当然の帰結として各国の相場がどう動くかを考えてみます。

①アメリカ USD 
トランプ相場と緩やかな金利の引き上げ⇒上昇


既にFRBは金融緩和を終了しており、金利は上昇しています。
しかしながら今回は市場に配慮しているためか過去の金融引き締めよりも遥かにゆっくりで、2017年の引き上げ回数もせいぜい2回程度ではないかと思われます。

利上げ観測がある度に買われるので、USDは全体的に堅調に推移する可能性が高い。
トランプバブルの影響が続く限り、米国株式相場も盛況でしょう。

しかしながら、既にニューヨークダウは歴史的高値を超えて頂点に居座り続けているため、いつかはバブルが終わる時が来るはずです。
それが今年になるか、それとも2018年以降になるかは判断できませんが、トランプ氏を信用して熱心に上値を追い続けるのはリスキーかもしれません。

トランプとビーバーが完全に一致

②EU EUR 
緩和縮小と欧州危機の再発 緩やかな上昇⇒暴落


日本とは違って本物のマイナス金利によって超緩和政策を続けてきたECBですが、2016年末に緩和の縮小を決定しています。
順調に出口戦略に進むならば、ユーロも上昇に向かうでしょう。

しかし、欧州の危機(ギリシャ、イタリアなど)は根本的な解決を見せていないため、結局年が変わっても騒がれるのは避けられません。
ドイツ銀行やモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行など、銀行の経営危機も顕著です。
どこか国家や銀行の破綻が騒がれる度に株や為替が売られて、救済が決まった途端上昇するのが恒例行事になっています。

③日本 JPY
異次元緩和の継続(と失敗隠し) 下落⇒暴騰


日銀の量的緩和には既に限界が来ていますが、黒田総裁は絶対にそれを認めないでしょう。
任期満了で次代に託したとしても、同じことです。
決して間違いを認めず、誰も責任を取らないのがこの国の役人だからです。
国債の買い取り額減少によって現実には若干引き締めに動きながら、それでも緩和とマイナス金利モドキを続けるでしょう。

日銀黒田量的緩和比較

欧米との金利差から円安方向に動きやすくなりますが、リスクオフ通貨としての役割は健在。
現在はミセスワタナベがショートに傾いているため下がりにくくなっていますが、大きな危機が起これば円キャリーの巻き戻しで暴騰するのは目に見えています。

④イギリス GBP
EU離脱の進捗次第で乱高下


国民投票で既にEUから離脱することが決まっている英国ですが、最高裁の判断やEU各国との交渉で着地点が見えなくなっています。
またスコットランドや北アイルランドなど残留派の多い地域で独立の懸念もあり、最悪分裂する可能性もあります。
非常に不安定な時期に突入するので、正直触らないほうがいいでしょう。

⑤オーストラリア、ニュージーランド AUD、NZD
緩和継続⇒緩やかな下落


現在の低金利と米ドル高がよほど心地よいのか、あまり動きが見られません。
金利を上げる兆しもないが、これ以上熱心に下げることも考えづらい。
米国の利上げがあれば対USDで下落するぐらいで、相場の主役にはならないと思われます。
NZドルについては、相変わらずフォンテラの業績に一喜一憂することでしょう。

⑥中国 CNY
中国経済の不振⇒下落


SDR通貨に採用されから、大きく下落を続けています。
中国元から資金逃避が起こっているようなので、2017年も軟調でしょう。
チャイナ問題が発生すれば、逃避先のビットコインやゴールドが高騰しそうです。

ソロスが中国金融危機を予告

⑦スイス CHF
介入次第


放っておけば他国からの資金流入で高騰しますが、為替介入があるせいで予想できません。
スイス銀行が匿名口座を廃止した煽りで多少の資金流出はあるかもしれませんが、為替レートに影響を与えるほどではありません。
ゴルゴ13が困るだけです。

⑧新興国(南アフリカ、トルコ、ブラジルなど) ZAR,TRY、BRL・・・
米国次第で下落


米国の利上げに従って新興国からは資金が流出するので、特に強くなる要因はありません。
特にトルコは政情が不安定でテロも多いので、ニュースには目を光らせておきましょう。

南米のベネズエラでは、原油安の影響でハイパーインフレが発生してます。
今年中にいくつか破綻する国も出てくるでしょう。
全体的に円安な現状で高金利通貨を買って長期ホールドするのは、リスクが高すぎると思います。

インフレしすぎてパンも買えない

全体の傾向としては、
USD>EUR、CHF>(JPY)>GBP>NZD>AUD>CNY>ZAR>TRY

日本円とスイスフランは危機次第でトップになるので、かなり怪しい所。
どこかのタイミングで積みあがった円ショートが解消されると思いますが、一体いつになるやら。

2016年以前は、日米欧の三強が全て金融緩和を行うという、空前絶後の緩和競争の時代でした。
今年はそれに終止符が打たれ、世界経済の転換点になるでしょう。

どんな銘柄に手を出すにしても、決してトレンドには逆らわないように。
上手く波に乗って、大きく稼げる一年にしましょう。

犯罪者カレンダー
今年こそは平和な一年になりますように。

⇒通貨の強弱判定 金融スタンスによる為替の長期的予測
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