アベノミクスの低金利政策は日本国民を貧しくする - 貴方を幸福にするFXブログ

アベノミクスの低金利政策は日本国民を貧しくする

接続を間違った配線
どこで間違えたんだろうか? ( ノД`)

量的緩和を終了したアメリカは公定歩合の引き上げを繰り返し、長期金利はとうとう3.0%に達しました。
金利上昇によって相対的に魅力の低下した株価は下落が懸念されていましたが、以前ダウは堅調な状態が続いています。

それに引き換え我が国は未だにゼロ金利(一部マイナス金利)のまま。
銀行に預金しても、ほとんど利子は付きません。

GDPは算出方法まで変えても、まだゼロ付近かマイナス。
アベノミクスの好景気や経済成長戦略は、いったいどこへ行ってしまったんでしょうか?

同じ借金でも、家庭と会社では意味合いが異なります。
経営者がお金を借りるのは、それを事業に回して利益を上げるためです。

もしも貴方が商売で大儲けする手段を持っていたら、銀行から借り入れてでも起業するはずです。

ラーメン屋でも缶詰工場でもスーパーでも、内容は関係ない。
経費以上の値段でモノが売れれば利益は出ます。

メダカの販売

100円の原価で販売価格200円なら、利益率は100%。
極端な話、99%の高金利のサラ金でお金を借りたって問題ないわけです。
(現実には上限金利があるので不可能ですが)

社会に大きな利益を産む産業が多数あれば、金利は自然と上昇します。
金利が高いことは決して悪いことではなく、むしろ経済に伸びしろがあることを表しています。

時代の変化と成長

しかし、このアベノミクスで成長しているはずの日本は、非常に低金利です。

銀行の定期預金で0.1%~0.5%。
個人向け国債は0.05%。
リスクを取って利回りの高い株に投資しても、せいぜい2~5%の配当しかありません。

かつてのバブルの時代(1980年)には、預金金利は8%もありました。
それが今やほとんどゼロです。
世間は日経が2万円を超えて好景気と騒いでいますが、高利回りの投資先がない現状こそ不景気と呼ぶべきではないでしょうか?

定期預金で利子がつく

なぜ金利がここまで低下したかというと、理由は二つ考えられます。

一つは国家が成熟して、大きな経済成長が見込めなくなったこと
要するにデフレですね。

原価に対して安い値段でしかモノが売れなくなれば、当然借り入れの金利も下がります。
新商品を開発で新しい需要を創出せず、値下げを繰り返すようになれば、利息の低下とともに国家も衰退していくでしょう。

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もう一つは、政府が極端な低金利でマネーサプライを行い、資金需要を食い潰していること

企業が事業を行う際は通常銀行から借り入れるか、あるいは株式や社債を通じて市中からお金を集めます。
その際は私達の余裕資金も預金口座や証券口座を通して、会社に貸し出されることになります。

しかし、現在は金融緩和が行われているため、その必要性が低下しています。
要するに日本銀行や日本年金機構がETFを通じて超低金利で会社にお金を融通しているので、銀行や一般庶民がお金を出す必要がなくなっているのです。
(そもそも原資は私達の税金や保険料だが)

日本人の金融資産は約2000兆円で、そのうち900兆円は預貯金やタンス預金で死蔵されていると言われています。
なぜ990兆円もの大金が、使われずに放置されているのでしょうか?
国家が資金を過剰供給して、有望な投資先を潰してしまっているからではないでしょうか?

タンス預金

長期金利が3%以上ある外国では、日本のようにタンス預金が膨れ上がることはありません。
銀行預金も国債も大企業の株も利回りが良く、インフレ下でお金を遊ばせておく方が損だからです。

けれど日本政府は量的緩和にて株価や国債価格を吊り上げ、利回りを極端に下げてしまっています。
我々は、アベノミクスによって本来得られるはずの利息収入を失っているわけです。

金利を失った大衆は雀の涙の利息にじっと耐えるか、海外に投資するか、ゼロサムゲームに走ります。
FXで高金利通貨を買ったり、配当や優待の良い株を買ったり、高利回りのソーシャルレンディングに出資する人もいますね。

それは決して悪いことではありませんが、当然ハイリスクハイリターン
勝って巨額の富を手にする人もいれば、負けて破産する人もいます。

資産形成に失敗した人の中には、全く利子が付かない銀行預金に嫌気がさして、投機に駆り立てられた人も少なくないでしょう。
普通預金の利率を見ると、楽天銀行が売っている南アフリカランド建債が眩しく見えます。(買わないけど)
リスク資産に投資して大損した個人投資家は、ある意味この国の経済成長率の低さと異次元緩和の犠牲者とも言えます。

アベノミクスの理論

かつて世界の大宗教は、教義において利子の受け取りを禁止しました。
スワップフリーで知られるイスラム教徒はもちろん、キリスト教も旧約聖書にて高利貸しを戒めています。
(なぜか現代のキリスト教徒は無視しているが)

しかしそれは勤勉さや博愛を尊び、不労所得を嫌う宗教の教えであって、新たに事業を興す者に出資してはいけないということではありません。
経済として見れば世界的に低金利病が蔓延した現代より、何十%という高金利でも取引が成立するほど商売のチャンスがあった中世の方がよほど健全です。

低金利政策は借り入れコストを引き下げて企業の利益率を高めますが、預貯金の行き場を失った国民は窮乏します。
投資家が長期の資産運用を手掛けるのであれば、一時的に株価が上がって喜ぶのではなく、市場の歪みによって失われてしまったものにも目を向けるべきではないでしょうか?

国民の経済力GDP推移

⇒時給20万円ビジネス
⇒長期金利がマイナスの日本で退職後の資産形成なんて狙わないほうがいい
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