金融緩和のウソホント 誰の為の政策? - 貴方を幸福にするFXブログ

金融緩和のウソホント 誰の為の政策?

安倍ンジャー
アベノミクス。それは世界を焼き尽くす恐るべき力・・・。

「アベノミクスの金融緩和により、円安株高になった」

「米国の金融緩和縮小観測により、新興国から資金が引き上げられた」

金融緩和で景気回復!
金融緩和で日本復活!


なんかすごいですね、金融緩和!

ところで、金融緩和って何なのか知っていますか?
具体的に教えてください。

「えーと、市中に回るお金が増えるんだよね」

そうそう。
何でお金が増えるのでしょうか?

「たしか日銀がお金を出すんだよね」

イエス。
それで、どうやってお金を出すの?

「わかんない」

・・・ダメじゃん。

日本が積極的な金融緩和を行い、円安誘導をしていることは周知ですが、その具体的な内容について理解している人はあまり多くないようです。
今回は、そんな貴方の為に、金融緩和の仕組みを紹介します。

<金融緩和とは>
中央銀行が景気を刺激するためにとる政策。
政策金利を引き下げや、国債等の買取により、市中への資金供給量を増やす。
これにより企業や家計への融資を拡大させ、株価・為替相場を変動させることで経済の活性化が促す。

現在の日本はゼロ金利の為、政策金利の引き下げによる金融緩和が不可能です。
その為、債権の購入を利用した量的緩和が行われています。

その規模は、米国を抜いて、世界最大。
はっきり言って、やりすぎ
どんな副作用が待ち構えているやら。

☆量的緩和の仕組み

単純化すると、こんな感じ。
①日銀が、銀行の持つ国債を買い取る。

②銀行はそのお金を使って、融資や投資を行う。

③企業の投資が活発になり、投資された株や資産の価値が上昇する


市中銀行は、日銀の当座預金残高の額に比例して、融資を行うことができます。
要するに、日銀が銀行にお金を渡して市中にばら撒かせるわけです。

どこの何に投資するかは、銀行次第。
マネーサプライが増えるのは確かですが、有効に使われるかはわかりません。
リターンの見込める有望な投資先がなければ、また日銀に戻るだけです。

あくまで銀行にお金が向かうだけであり、私達庶民にや中小企業に直接お金が回るわけではありません。
民間銀行の金庫は潤いますが、実体経済を担う現役世代の家計は潤いません。
預金中心の日本人にとって、金融緩和のメリットは極めて小さいのです。

☆金融緩和のウソホント

金融緩和には様々な効果がありますが、巷で語られている事が正しいとは限りません。
ひとつひとつ見てみましょう。

①金融緩和すると、円安株高になる
⇒概ねイエス。
実際に銀行のお金が外貨や株式に向かうかはわかりませんが、その可能性が高いと市場は判断します。
よって、円が売られて株が買われ、円安株高が起こります。

②金融緩和で供給されたお金は、全て市場に回る
⇒ノー。
日本の銀行は、信用のない企業や個人にお金を貸しません。
また、日本は需要が飽和している為、有望な投資先に乏しい。
その為、金融緩和で生じた資金の大半は日銀で死蔵されています。
金額がいくら多くても、マネーサプライはそれほど増えていません。

③金融緩和で、賃金が上がる
⇒ありえない。
銀行の貸し出し増加と賃金に、何の関係があるのでしょうか?
有望な企業にお金が回って業績が上がれば、給料も上がるかもしれませんが、日本全体の賃金が上昇するとは思えません。

④金融緩和で、景気が良くなる
⇒景気の定義次第。投機の活発化を景気と呼ぶのか?
資金の流入は、相場を急上昇させます。
バブルで、株、土地、商品は上昇するでしょう。

しかし、それはマネーゲームの活発化に過ぎません。
実需の商売にとっては、害悪でしかありません。

☆誰のための金融緩和か?

金融緩和は、恩恵を受ける者と、損をする者がはっきりしています。

恩恵を受ける者
①投機筋(特に海外)
株や為替が上昇するのだから、買い持ちをしている投機筋は、
大きな恩恵を受けます。
現在の株式市場を暴騰させているのは海外の投機筋であり、日本人ではありません。

2013年11月現在、海外の投機筋は、史上最高の12兆円の日本株を買い越してします。
大小問わず、あらゆるファンドが日本株を買い漁っているようです。
既に日本企業の多くの経営権が、外資に握られていると思って良いでしょう。

反対に、日本人の個人投資家は、株式を売りこしています。
つまり、長いこと保有していた塩漬けしていた株を処分するばかりで、新規に投資しようとしている人はあまりいないのです。

長い株安の時代が、日本人に株式への不信感を植え付けています。
米国人の多くは株を買っていますが、富豪以外の日本人は、殆ど株を所有していません。
その為、株価上昇が日本人に与える恩恵は、米国に比べて、極めて小さいのです。

②米国
実は、一番恩恵を受けているのは、アメリカそのものです。
「なぜ米国が?」
と思われるかもしれませんが、現在の市場は、それを示唆しています。

これまで米国は4回の量的緩和を行い、バランスシートを拡大させてきました。
当然永久に緩和を続けるわけにはいきませんので、いつかは縮小しなくてはいけません。
しかし、世界一の国家である米国が急激に緩和を縮小すれば、市場の流動性が激減して最悪危機に至ります。

危機を防ぎながら出口戦略を取るには、その受け皿として大規模緩和を行い、資金を供給する後釜が必要なわけです。
それが世界第三位の経済大国である、日本というわけでしょう。
日本が前例のない緩和に踏み切ったのは、日本側の事情だけによるものではなかったのだと思います。

③日本政府、というか財務省
日本政府が毎年発行する国債は膨大で、誰かが買い支えないと、
金利が暴騰して、あっという間に破綻します。
1000兆円の金利が10%になれば、年間の利息支払いだけで100兆円。
いくら増税しても、足りませんね。

今までは一般の銀行や国民が買い支えてきましたが、いつまでも続くものではありません。
量的緩和とは、間接的にではありますが、中央銀行が国債を購入する行為です。
金融緩和とは、膨れ上がる債務を支える為に、政府が取った行為であるとも取れます。

しかし、中央銀行がいくらお金を刷り続けられるとしても、借金は借金です。
いつかは返さなくてはいけません。
最後に残った借金の山を前に、どのような出口戦略を取る気やら。

④銀行
銀行の資金が潤沢になるので、当然銀行にメリットがあります。
貸出余力が増えるのはもちろん、たとえ貸し出さなくても利益が出ます。

民間銀行が日銀当座預金口座に止め置く超過準備預金には、0.1%の金利が支払われます。
超過準備が80兆円とすると、日銀は銀行界に年間800億円も補助していることになります。
ただ預金があるだけで、銀行は自動的に儲かる仕組みなのです。

日本政府がこのような大胆な金融緩和を行った理由は、
以上のどれか、あるいは複数だと思われます。

タイミング的に考えると、米国の緩和縮小の受け皿の役割が大きいのでしょうか。
どうやっても返せない膨大な国債を支え、目減りさせる目的もあるでしょう。

海外勢や資産家はもちろん、資産が増えます。
大量に外貨を獲得している輸出企業も、潤います。

政府にとってのスポンサーが儲かるから、金融緩和が実施されるのです。
国家もビジネスなんですね。
そういう意味では、自民党はよくやっていると言えるでしょう。

これはあくまで、推測で、政府が一部の国民や海外の為だけに行動している確証はありません。
まぁ、仮に自民党に問い正したところで真実を話すわけがありませんので、推測するしかないのですが。

損をする者
将来の日本人全て。

ペーパーマネーはいくらでも刷ることができますが、増やすほどに価値が下がります。
緩和すればするほど私達の財布の中身は薄くなり、給料も実質的に目減りします。

それだけならまだいいのですが、バブルはいつか弾けます。
というか、弾けるからバブルなのです。

緩和すればするほどエネルギーが貯まり、いつかは大きな危機を招くでしょう。
それがいつかは、誰にもわかりませんが。
そうなったとき、被害を防げるように、備えは欠かさないようにしたいものです。

少なくとも、この国の政府は、緩和後のことを何も語ろうとしていません。
この先の未来がどうなるかは、私達自身が考えなくてはなりません。

金融緩和に乗って、一攫千金を狙うのもいいでしょう。
バブルが弾けるのを狙って、仕掛けるのもいいでしょう。
景気回復を期待して、未来に希望を持つのも、悪くはありません。

しかし、その正体は、銀行のばら撒きであり、投資資金の供給に過ぎません。
いくら原資があっても、それを使う需要がなければ、投機に回るだけなのです。

経済とは本来、人の需要があって、動くもの。
何の為に、どれだけお金が必要なのか。
それを考えるのは、実際に活動する私達国民です。

国家の政策に頼るのではなく、自分で考えてお金を使いましょう。
資本主義の荒波に飲まれないように、正しい認識を持ちたいものです。

クララを突き落とす
生き残るには、自分の足で立たねばならない。
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こちらこそ、ありがとうございました。

2014-11-22 17:14 | from 名も無き天才投資家

こちらこそ、ありがとうございました。

>経済とは本来、人の需要があって、動くもの。
何の為に、どれだけお金が必要なのか。
それを考えるのは、実際に活動する私達国民です。
。。。幸福賢者さんなら解るであろうぉ~。。。何のためにぃ紙幣が有るのかなぁ~-???こちらこそ、ありがとうございました。、、、どぉりぃ~-むぅ~-。。。

2014-11-22 21:52 | from ばぁ~い辻~。 | Edit

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