FC2ブログ

米中貿易戦争の勝者は誰か? - 貴方を幸福にするFXブログ

米中貿易戦争の勝者は誰か?

鏡に映った豚を食べる
横暴は我が身に返る ( ノД`)

米国と中国の貿易戦争が、マーケットを賑わせています。
トランプ政権は中国の知的財産侵害を理由に産業ロボット、自動車などに対する制裁関税を発動。
中国もただちに反発し、米国産の大豆や牛肉など農作物を中心に追加関税を適用。

中国は世界貿易機関(WTO)に、米国の横暴を提訴。
世界トップ2の経済大国が互いの輸入品に関税をかけて、泥沼の争いを続けています。

これらが相場に与える影響としては、

・米ドル→上昇
・中国元→下落
・上海総合株価指数→下落
・日経平均株価→やや下落


といった感じ。

トランプ大統領の目的は、輸入超過の解消と自国産業の発展。
米国が貿易摩擦の解消によって貿易赤字を減らせれば、為替相場は自然とドルは強くなると考えられます。
よって貿易戦争が続くほど米ドルは上昇し、中国元は下落するでしょう。
FXで流れに乗るなら、USD/CNHのロングかEUR/USDのショートですかね。

日本は不平等な関税をかけられてもまともに抗議すらしないので、あまり影響は大きくなさそう。
米ドル高によって緩やかにUSD/JPYが上昇していくと思います。

アメリカ合衆国トランプ大統領

米国と中国の応酬は、最終的にどちらが勝つのでしょうか?
エセ賢者が思うに、どちらの国も勝者にはならないと思います。

経済的な打撃や為替レートの変動で考えるなら、米国の圧勝でしょう。
その気になれば自身の同盟国だけで経済を回すことができるからこそ、こんな勝手な真似ができるのだろうし。

しかし、これによって米国民全員が恩恵を受けるわけではありません。
米国にせよ中国にせよ、関税がかけられれば輸入物価が上昇し、国民は損害を被ります。
日々の食卓を輸入食品で賄っている庶民からすれば、こんなに迷惑なことはありません。

埼玉県輸入ブロッコリー

例えば日本はコメ(精米)を輸入する際に1キロ当たり341円、税率換算で280%の関税をかけています。
(以前は778%とされていたが、内外の価格差の縮小によって低下)

外国の米を無税で購入できれば費用は1/4程度ですみますが、極めて高い関税により日本国民はエンゲル係数を下げられずにいます。
食料自給率は維持できていますがその代償は大きく、競争から逃れたコメ農家の生産改善はなかなか進みません。

他にもバターやチーズなどは30%程度の関税がかかっており、度々品不足を起こしています。
行き過ぎた保護貿易はやはり問題ですね。

米国がロボットや自動車の産業に関税をかければ、特定の企業は間違いなく恩恵を受けます。
だって関税によって国外の競合他社の製品は価格が上昇し、自社製品は相対的に安くなるんですから。

中国製ではない

一方で輸出企業や一般国民は、関税の分だけダメージを受けます。

米国に車を売っても利益にならない。
価格競争が進まないから、高額な車を買わなくてはならない。
得をすることなんか、何もないでしょう。

このまま米国が保護貿易を推進すれば、それは悪い物価上昇となって世界中の国民を苦しめるでしょう。
トランプ政権を支持している米国民も、輸入インフレが進めば考えを改めるかもしれない。
もちろん、この日本も例外ではありません。

100年前は貿易戦争が本当の戦争に発展しましたが、武力衝突の少なくなった現代でもそのダメージは計り知れません。
いつの時代も儲かるのは一部の人々だけで、割を食うのは一般国民です。

農業政策を語るトランプ大統領
保護するならトウモロコシにしとけ。

⇒コアCPI インフレターゲットと現実の矛盾
関連記事
お読み頂き、ありがとうございました。
今日もあなたが幸せでありますように。
応援クリックで、もっと記事が増えます
にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村
コメント
非公開コメント

応援クリックで、もっと記事が増えます
にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村

トラックバック

http://valuablefx.blog.fc2.com/tb.php/1352-d1778a91