通貨安誘導 各国の口先介入はどこかがずれている - 貴方を幸福にするFXブログ

通貨安誘導 各国の口先介入はどこかがずれている

サラブレッド
これが優良血統というやつらしい。

【シドニー時事】ニュージーランドのキー首相は29日、記者団に対し、現行水準より大幅にNZドル安となる1NZドル=0.65米ドルが適正水準だとの認識を示した。(時事通信)

最近ニュージーランドとオーストラリアが競って口先介入を行い、自国通貨安に誘導しています。
日本やEUも量的緩和を行い、過激な発言で通貨安を目指しています。
政府が通貨高を嫌うのは、どこの国も同じなんですね。

ニュージーランドとオーストラリアのそれぞれの首相によると、

・NZD/USD=0.65
・AUD/USD=0.85


が適正レートだそうです。
今のうちにショートしておけば相当儲かりそうですね。
特にNZドルは。

しょせん口先介入とバカにする人もいますが、市場への効果はなかなかのものです。
豪ドルなんか1.03から0.87まで下落してますから、長期ショートを構えた人は相当な利益を得たことでしょう。

アベノミクスの円安だって、安倍と黒田の口先介入の影響が大きい。
賞味期限が切れつつある現在でも、日銀の発表には全世界のトレーダーが注目しています。
口先介入には、実際の為替介入に匹敵するほどの力があると見ていいでしょう。

黒田バズーカ

そんな強力な口先介入ですが、見ているとどうも何かがおかしい気がします。
なんか、やるべきタイミングがずれているような気がしてならない。

ニュージーランド、オーストラリア、日本のいずれにおいても、口先介入が行われたのは為替レートが極大になったときではありません。
為替が急変動して自国通貨高がピークになったときではなく、その後のある程度通貨安になった時点でお偉いさんの発言が起きることが多いような気がします。

ニュージーランドの場合、2014年の7月にNZD/USDは0.88の高値を付けました。
しかし、その状態ではたいした通貨高対策は打たれず、1000pips近く下落した今になって散々通貨高懸念を繰り返しています。
オーストラリア政府も全く同じ。
バカじゃないの、この人達。

なぜ各国の政府は一番の危機に対応を取らず、既に必要がなくなった後に無駄な発言を繰り返すのでしょうか?
その理由は以下だと考えられます。

☆口先介入が遅い理由
①お役所仕事だから
安倍首相もそうですが、国のトップというのは軽々しく発言する立場にありません。
官僚が原稿を作って、それを暗記して呼んでいるだけです。

官僚がデータを集めて議論した後に発言を決めているのだから、対応が遅れるのは当たり前です。
ようやくコメントする頃には、市場の動向はすっかり変わっているでしょう。
既に時代遅れでも、やすやすと発言を撤回できないのがお役所の悲しいところか。

そもそも彼等は投機家ではないので、当然為替レートなど知りません。
毎日レートを見ている私達と同じように考えるほうがおかしい。

②発言しても、市場に無視される
効果が出たのは最近ですが、オーストラリアとニュージーランドの政府はわりと昔から自国通貨高の懸念を表明しています。
発言が遅いのは確かですが、別に今始まったことでもないのです。

ただし、市場は無視してきました

相場にはトレンドがあり、トレンドに合わない材料はひたすら無視されます。
強気相場ではポジティブな材料ばかりが注目され、ネガティブな材料は無視されます。
弱気相場では、全く逆になります。

どんなに偉い人が発言しても、相場の流れに合わなければ意味がありません。
散々無視され続けた発言がトレンドが変わった途端に注目され、大暴落を引き起こすこともあります。
今回のNZドルのようにね。

人は自分の信じたいものを信じる生き物です。
人から生まれた相場も、興味のあることだけに反応するシステムです。
相場の不可解な動きに戸惑ったときは、そう考えてください。

口先介入は非常に強力な材料ですが、それが行われるタイミング、効果が発揮される時期にはしばしばズレが生じます。
相場の動きをよく観察して、上手く波に乗っていきましょう。

サーフィン
風は波を作り、波は重なってより大きな波を形作るだろう。
しかし、その波がいつ浜辺に届くのか、それがどの程度の大きさになるのかは、そのときになってみないとわからない。

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