弾性限度 チャートとバネの類似生 - 貴方を幸福にするFXブログ

弾性限度 チャートとバネの類似生

ストライクデッドボール
いや、デッドボールだから。

☆バネとチャートの類似性
株式やFXのチャートは通常の物理法則では説明できない不可解な動きをするものですが、物理的世界において敢えて似ているものを挙げるなら、バネがまず挙がるでしょう。

バネの力学はフックの法則で説明され、バネの伸びと荷重の大きさは比例します。
バネに力を加えれば加えるほど反発力も強くなり、元の形状に戻ってしまう。
誰でも経験のあることだと思います。

相場のチャートも同じで、売買(荷重に相当)を加えれば、その力の大きさに比例してチャートが上下に動きます。
しかし、荷重に応じて反発力(反対売買)も大きくなるため、少々の売買ではすぐにレートが戻ってしまう。

ドル円チャート10年

これが相場の8割を占めるレンジ相場の本質です。
マクロな動きに着目すると、バネと相場は非常によく似ています。
実際は相場のほうがずっと複雑なのですが。

レンジ相場のチャートをよく見ると、正弦波のグラフによく似ていますね。
レート変動も大きな目で見れば、物理現象の一種と言えるのかもしれません。

☆バネの弾性限界

チャートとバネの共通点は、それだけではありません。
むしろ、もう一つのほうがずっと重要。

フックの法則は荷重と伸びの正比例を記述する法則ですが、一つ難点があります。
それはフックの法則があくまで微小変位に限定した近似式であり、無限に成り立つものではないということ。

実際にバネに力を加えてみればすぐにわかりますが、バネの伸びには限度があります。
加える力が大きくなると、復元力の比例関係が崩れていき、ついには元に戻らなくなってしまいます。

物理的にフックの法則が成り立つ限界を比例限度、元に戻らなくなる値を弾性限度と呼びます。
それを超えてさらに力を加えていくと力が一定のままで伸びが継続するようになり、このときの値を降伏値と言います。

要するに小さな力であればバネはすぐに戻るが、一定の値を超えたら伸び放題になるということです。
当たり前のことですが、普段正常な範囲でバネ製品を使っていると忘れがちな事実でもあります。

もう既におわかりだと思いますが、株価やFXチャートでも同様な現象を見ることがあります。

平常時はちょっと大きな買いが入ってもすぐに反落し、レートが元に戻ってしまう。
しかし、何かのショックで大きな売りが入れば次第に抵抗力を失い、どんどん変動スピードが大きくなる。
最後には介入ラインも決壊し、とんでもない暴騰・暴落を引き起こす。

USD・BRLチャートIG

まさにチャートのトレンドそのものではないでしょうか。
相場もバネも、力を加えすぎれば壊れるものなのかもしれません。

ドル円が70円台のとき、為替レートの上値は極めて重いものでした。
日銀の介入をもってしても、3円程度円安にするのが精一杯。
介入で動かした分は、数日で戻ってしまいました。

それがアベノミクスと異次元緩和という強大な力を受け、レンジが決壊しました。
一度壊れた相場は大きく円安に動き、二度と戻らなくなってしまいました。

反発力がきちんと働く状態に慣れれば、人はそれに頼り切って、安易な取引を繰り返すようになります。
一定の法則が成り立つ状態ほど、取り組みやすい状態はありませんから。

しかし、加わる力が一定を超えれば、これまでの法則は完全に破棄され、過去に慣れきった人々は破滅に導かれることになります。
平時に富を積み上げた者が金融危機で破産するのは、それが原因なのでしょう。

バネにもチャートにも健康にも、人間関係にも弾性というものがあります。
少々の力を加えても壊れないし、大抵はすぐに戻ります。

しかし、それに甘えていては、いつか後悔する日が来るのも確か。
現在の安楽が、いつまでも続くと思っていてはいけないのです。

弾性破壊はいつ、どんなことに対しても起こり得るもの。
それを自覚して臨機応変な対応を心掛けましょう。

爆破
一度始まった流れは簡単には止まらず、連鎖的に破壊を導くもの。
それは悲劇をもたらしもするが、その恩恵を受けるもの人である。
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2014-12-27 01:00 | from -

Re: タイトルなし

> 銀行に預けずにタンス貯金にしようかと悩む今日この頃です。やっぱり、紙くずになってしまうのかな?

銀行でもタンス預金でも紙屑になるのは変わらない。
現物資産か外貨にするほうがまだマシ。
一番良いのは自分自身に投資することだと思いますよ。

2014-12-27 17:40 | from 幸福賢者

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