金融緩和戦争 どこまでも続く低金利の波 - 貴方を幸福にするFXブログ

金融緩和戦争 どこまでも続く低金利の波

定休日
たまには働けよ。

先日のカナダ、オーストラリア、トルコ、インドの相次いだ利下げは市場を驚かせました。
さらにECBは量的緩和に踏み切り、日本は出口のない異次元緩和を続けています。
一部の国だけではなく、世界中が金融緩和の波に飲み込まれていると考えていいでしょう。

☆各国中銀の緩和政策

・EU(ECB)
2014年6月5日、利下げ。
マイナス金利導入。
TLTRO発表

2014年9月4日、利下げ。
カバードボンド・資産担保証券(ABS)の買い入れ。

2015年1月22日、量的緩和。
月額600億ユーロの1兆1400億ユーロ。

・イスラエル
2014年8月利下げ、0.25%

・スウェーデン
2014年10月28、利下げ。
政策金利はゼロ

・日銀
2014年10月31日、追加緩和。
マネタリー・ベースの増加ペースを80兆円へ拡大。
長期国債の保有残高増加ペースを年間約50兆円から約80兆円へ拡大。
買い入れの平均残存期間を約7年から7-10年へ延長。
ETFの保有残高増加ペース3兆円。
J-REITの保有残高増加ペース約900億円。
GPIF運用指針・見直し。

・アイスランド
2014年11月5日、利下げ。
5.75%

・中国
2014年11月21日、利下げ。

・ノルウェー
2014年12月11日、利下げ。1.25%

・スイス
2014年12月18日、マイナス金利導入

1月15日、ユーロペッグ廃止、追加利下げ

・インド
1月15日、利下げ。7.75%

・デンマーク
1月19日、22日、29日に利下げ。マイナス0.5%

・トルコ
1月20日、利下げ。7.75%。

・カナダ
1月22日、利下げ。0.75%。

・ロシア
1月30日、利下げ。15%

・オーストラリア
2月3日、利下げ。2.25%


最近の金融緩和を並べただけなのですが、利下げだらけですね。
世界中、どこの国を見ても緩和策で溢れています。
例外はQEが終了したアメリカと、経済が不安定なブラジルぐらいなものです。

政策金利が下がればスワップポイントも下がるので、スワップ狙いの長期投資が不利になります。
中長期のショートにおけるスワップ負担も減るので、悪いことばかりではありませんが。

日本、EU、米国、オーストラリア、イギリスのいずれの先進国を見ても、政策金利は過去最低の水準にあります。
金貸しという職業がなかった遥か昔はともかく、ここ100年では最も低金利の時代と言えるでしょう。

☆なぜ金融緩和と低金利が進むのか?

中央銀行が利下げを行う理由はいくつかあります。

・デフレ対策
・企業の借り入れコスト低下
・通貨安誘導
・株高誘導
・他国からの資金流入の防止


現在各国で利下げが相次いでいる最も大きな理由は、原油価格下落に伴うインフレ率の低下です。
中銀は過度なインフレもデフレも嫌うので、政策金利を上下させることで物価をコントロールしようとしているわけです。
世界中に広がる過剰生産・需要低下がデフレを誘導し、利下げに繋がっていると言えるかもしれません。

ただし、現状を見る限り政策金利でインフレ率を制御できている国はまるでなく、これはただの理想論ではないかと思います。
現実にゼロ金利で日本の物価は上がっていないし、利上げした新興国はインフレに苦しんでいます。
経済は生き物なのでマクロ経済学の通りには動かないことが、頭の堅い官僚達には理解できないのでしょうね。

一方、金融緩和において最も実体経済に影響が大きいのは、借り入れコストの低下です。
金利が低いほど利息が下がり、借金がしやすくなるのは道理。

アベノミクスが始まって日本企業の倒産件数が減少しましたが、これは日本経済が回復したからではなく、単に借金がしやすくなったからです。
会社は赤字で倒産するわけではありません。
銀行からの借り入れができなくなったとき、倒産します。
金融緩和によって資金繰りが容易になり、業績の悪い企業でも延命(ゾンビ化)が可能になったのがアベノミクスの本当の効果なのです。

デフレ対策や倒産防止も大切ですが、現在最も重要視されているのが通貨安誘導でしょう。
特に日本やEU、オーストラリア、スイスが盛んに金融緩和を進めているのは、自国の通貨価値が低下するからに他なりません。

利上げが必ずしも通貨高に結びつくとは限りませんが、利下げはほぼ確実に通貨安に誘導されます。
高利回りを求めて流入していた資金が引き上げられるからでしょうか。

通貨安で経済が回復するわけではありませんが、少なくとも貨幣価値が下がれば自国通貨建ての輸出金額が増え、企業の業績も見かけ上は向上します。
表面上の株価も上がるし、いいことづくめです。
国民の財布はどんどん細くなっていきますが。

抜本的な経済政策を打つ資金もなく、かといって優れたアイデアもない官僚達には、政策金利を操作して好景気を演出するしかないのでしょう。
各国が積極的に金融緩和に取り組んでいるということは、世界経済が袋小路に突入している証拠なのかもしれません。

世界中で進行している緩和の波は一過性のものではなく、これからもあちこちで利下げが相次いでいくでしょう。
最終的には全ての国がゼロ金利ないしはマイナス金利になって、収束するのかもしれません。

募金待ってるぜ
需要が低迷する中、貸し手を求めて世界中をさまよう膨大な資金。
それならいっそ、本当に必要な人にくれてやればいいのに。

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No title

官僚達には、官僚なりのぉ~方向性も有りぃ~もはやぁ~-。。。それでぇ~行くしかぁ~無い時代なのかなぁ~???

2015-02-06 21:33 | from ばぁ~ぃ辻ぃ~。 | Edit

No title

幸福賢者さんあぁ~-~今ぁ~ドォ~んと儲けました。

2015-02-06 22:44 | from ばぁ~ぃ辻ぃ~。 | Edit

No title

>会社は赤字で倒産するわけではありません。
銀行からの借り入れができなくなったとき、倒産します。
金融緩和によって資金繰りが容易になり、業績の悪い企業でも延命(ゾンビ化)が可能になったのがアベノミクスの本当の効果なのです。
。。。それはぁ~-。。。アベノミクスの本当の効果で、持つ会社も有るが、もっと昔からのぉ~財閥会社も有るので、100%ともぉ~言えないのではぁ~???

2015-02-06 23:50 | from ばぁ~ぃ辻ぃ~。 | Edit

Re: No title

> 幸福賢者さんあぁ~-~今ぁ~ドォ~んと儲けました。

そりゃ良かった。
私にもツキを分けてください。

2015-02-07 08:57 | from 幸福賢者

No title

幸福賢者さぁ~ん。。。いちばん毎日儲けてるのにぃ~-いやぁ~私こそツキを分けて欲しいですょぉ~。。。

2015-02-07 12:40 | from ばぁ~ぃ辻ぃ~。 | Edit

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