株も国債も全部日銀に買わせればいいんじゃないかな - 貴方を幸福にするFXブログ

株も国債も全部日銀に買わせればいいんじゃないかな

頭にカップを載せる猫
この重さには耐えられない・・・

アベノミクスが始まって以来、日銀がものすごい勢いで国債と株式を買い上げています。

国債保有額:260兆円(毎年80兆円ずつ増額)
株式保有額:10兆円(GPIFは27兆円)


どちらもこの2年間で倍以上に増えました。
中小企業が何十社と買える金額が、毎日のように相場に投入されています。

どこにこんな金があるんでしょうね?
消費税は増額しておきながら、まったく不思議な話です。

麻生大臣消費税増税実施

日銀が買っているのは日本株に連動するETFで、毎年3兆円ずつ購入することになっています。
GPIFと合わせると、世界最大の株主と言ってもいい。

具体的な買い入れ方法は不明ですが、午前中に株価が下がったら午後に買い支えることが多いようです。
規模は400億円程度で、2015年に入って20回程度買ったらしい。

日銀の買いだけで下げ相場が反転するとは限りませんが、これだけの介入があるなら、下げにくくなるのは当然か。
ダウが落ちているわりに日経の下げが小さいのは、日銀が相場の下支え役となっているせいでしょうか。

日銀だけでなく、一般投資家の持つ株式も上昇傾向にある模様。
家計が保有する上場株の時価は、既に100兆円を超えています。

ろくに株持ってない猫賢者には関係ないけどな!

アベノミクス開始以降、株価はずいぶん上昇しましたが、それでもまだ政府の買い上げは続きそうです。
日銀、GPIF、公務員年金、ゆうちょ、JA共済・・・全てを使ってでも株価を上げるアベノミクスの成長戦略(というより株高政策)は、紛れもない本物です。
ただ、株価を上げるという一点においては。

正直、甘く見ていました。

黒田バズーカ

ちなみに日銀の利益の20%(本来5%)は日銀の懐に入り、残りは国庫に納付されるそうです。
国は本気で市場から金を吸い上げようと頑張っているんですね。

向かうところ敵なしの官製相場ですが、それでも絶対無敵ではありません。
エセ賢者は個人的に異次元緩和が嫌いなので、日銀が敗北するシナリオも考えていきたいと思います。

☆日銀が敗北するシナリオ

現在の相場は日銀・GPIFのドーピング効果によって非常に底堅い状態が続いています。
しかし、それでも絶対に暴落が起こらないわけではありません。

相場が下がったら日銀が400億円程度の買いを入れますが、売りがそれを上回るか、既に日銀の買い入れ上限を超えている場合は買い支えることができません。
一定期間に日銀が買える上限は決まっており、無限に買い入れられるわけではないのです。

株価が下がれば、誰もが損切りを行います。
「日銀は損切りしなくてもいいんじゃないか?」
と安易に考える人もいますが、株価が著しく下落した場合は損失を処理する取り決めがあります。

長期的にポジションを維持することはできるし、追加緩和によってさらに買い入れを増やすことも不可能ではない。
しかし、大きな価格変動が起これば、今までの膨大な買い入れを決済せざるを得なくなります。
もしも大暴落が起こって日銀の財務基盤が悪化すれば、日銀が売り手に回る可能性もあるのです。

先日スイスで行われたバーゼル銀行監督委員会では、国債を保有する金融機関に自己資本の積み増しを求める新規制の議論が行われました。

「従来安全資産とみなされてきた国債を、リスク資産に評価を変える」
という話を聞いた黒田総裁は率先して挙手し、日本の国債暴落リスクへの懸念を語ったそうです。
基本聞き手に徹する日本側が発言するということは、よほどの心配があるのでしょう。

日銀が保有する260兆円を含めて、国内では1000兆円を超える膨大な国債が発行されています。
それにも関わらず問題が表面化しないのは、国債がリスク資産として見なされていないからです。

国債をリスク資産と見なすことが決まれば、銀行の融資は縮小し、日銀も膨大な国債保有を続けられなくなる可能性が高い。
保有国債が大量に売却されれば、長期金利は急上昇して、債券も株式も大暴落することでしょう。

どちらかと言えば株式相場の変調より、国債発の世界金融危機のほうが可能性があるかもしれませんね。

アベノミクスの買い上げは強烈で、しばらくは底堅い相場が続くでしょう。
株屋にとっては、本当に都合の良い世の中になったものです。

しかし、日銀も絶対損切りしないわけではないし、日本国債という爆弾もあります。

おそらく、今は株高の流れに乗るのが正しい。
けれど、万が一の事態になれば、株も債券も紙屑になります。

アベノミクスに乗りながらも、そんなシナリオも頭の隅に置いておきましょう。

アベノミクスの理論
残念ながら、アベノミクスの恩恵が下に回ってくることはない。
欲しければ、自分から取りに行くしかない。
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