相対FX業者は賭博罪で違法? - 貴方を幸福にするFXブログ

相対FX業者は賭博罪で違法?

モラルが低すぎる放尿を止めなさい
モラルどころの話じゃないよ!

DMM.com証券の訴状を読むと、明らかな賭博行為が書いてあります。

<原告におけるFX取引の概要>
そもそもFX取引とは、金融商品取引業者に証拠金を差し入れ、その証拠金を担保として特定の通貨ペアについて特定の為替レート及び数量によって売買取引を行い、その差益及び差損の授受を行う取引である。
原告におけるFX取引は、金融商品市場における取引によらず顧客と原告との間で直接取引が行われる相対取引で、顧客に利益が生じる場合は利益相当額が原告の損失となり、顧客に損失が生じる場合は損失相当額が原告の利益となる


つまり、
・顧客が損をすると、DMM.com証券が儲かる。
・市場を通さないので、レートはDMMが好きに決めることができる。
・カバーしようがしまいが、DMMの勝手である。
・ロスカットできなくても、DMMの責任ではない。

ということか。
よくここまではっきり書いたものだと、感心さえします。

これってどう読んでも詐欺賭博なのですが、本当にそんな行為が認められているのでしょうか?
賭博罪と詐欺罪で訴えられたのも、当然なのかもしれません。

<賭博罪>
賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処せられる(刑法185条本文)。
ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは不処罰とされている(刑法185条但書)。

賭博罪が成立するためには、当事者双方が危険を負担すること、つまり、当事者双方が損をするリスクを負うものであることを要する。
従って、パーティーなどでよく行われる無料で行われるビンゴゲームのような、当事者の一方が景品を用意するだけで片方は負けても損をしない場合には賭博には当たらない。
判例・通説によれば、勝敗が一方当事者によって全面的に支配されている詐欺賭博は詐欺罪を構成し、賭博罪は成立しない(最判昭和26年5月8日刑集5巻6号1004頁)。


FXの呑み行為は証券会社と顧客が互いにリスクを負うため、賭博に該当します。
100%カバーできていれば利益相反にならないため賭博と見なされませんが、上記の相対取引は確実に賭博となります。

しかし、賭博であれば賭博罪が適応されてDMMが負けるかといえば、そうでもない。
日本の法律は、法令に基づいて行われる行為や社会通念上正当な業務を例外として規定しているからです。

<違法性阻却>
金融商品取引法(デリバティブ取引)
商品先物取引法(商品先物取引)
保険法(保険契約)
商法(海上保険契約)
無尽業法(無尽)
競馬法(競馬)
自転車競技法(競輪)
モーターボート競走法(競艇)
小型自動車競走法(オートレース)
当せん金付証票法(宝くじ)
スポーツ振興投票の実施等に関する法律(スポーツ振興くじ)
不当景品類及び不当表示防止法(懸賞金)
お年玉付郵便葉書等に関する法律(お年玉付郵便はがき、夏のおたより郵便葉書)
不当景品類及び不当表示防止法(懸賞・景品)
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(パチンコ・射的・輪投げ)
お年玉付郵便葉書等に関する法律(お年玉付郵便はがき、夏のおたより郵便葉書)


宝くじや競馬が法律で認められているように、金融商品取引法(デリバティブ取引)の範囲であるFXも認められているはず。
故に顧客と証券会社に利益相反があっても、それだけで違法になるとは考えづらい。

しかしながら、FX取引で賭博行為が認められたことがないかというと、そうでもありません。
以下は2007年の判例です。

「FX業者に賠償命令 「取引は賭博」と認定」

茨城県の主婦(66)が、違法な取引を勧誘されたとして、外国為替証拠金取引(FX)業者の「シー・エフ・ディ」(東京、破産)の元代表取締役や元従業員に約3200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、約2900万円の支払いを命じた。

FXは、業者に預けた証拠金を担保に外貨を売買し、為替相場の変動などで利益を狙う取引。リスクが大きい半面、多額の利益を得られることもあり個人投資家の人気は高い。

杉山順一裁判官は、同社は主婦相手に、市場を通さずに当事者間の相対取引をしていたと認定した上で
「同社の取引は『当事者間で予測できない事情で財産上の利益を争う行為』である賭博に該当し、公序良俗に反する」
と判断。
違法な取引に勧誘したなどとして元従業員らの賠償責任を認め、証拠金全額と弁護士費用の支払いを命じた。

判決によると、主婦は平成17年3~10月にFXの証拠金として約2700万円を支出。取引の結果、約1000万円の損失を出した。
シー・エフ・ディは債務超過になったことから17年11月、金融庁から半年間の業務停止処分を受け、後に破産した。


これはFX取引の結果でありながら賭博罪が認められ、証券会社に証拠金全額の賠償と弁護士費用の支払いが命じられています。
もしもスイスフランショックにおけるFX取引が、
『当事者間で予測できない事情で財産上の利益を争う行為』
であると認定されるなら、DMM.com証券にも賠償責任が生じることになります。

実際は刑事告訴して上で争わなくてはならないので、エセ賢者にそれができるかというと疑問ですが。

なお、金融庁の「外国為替証拠金取引業者に対する一斉調査」によると、国内のFX業者のカバー状況は、

・フルカバー73%
・一部カバー27%


となっています。
また、カバーの方法についても、

・個別取引ごとにカバー 71%
・一定時間又は一定額ごとにカバー 16%
・業者の判断でカバー 13%


となっており、全ての注文が適宜カバーされているとは言い難い。
金融庁がこれを問題にしていないことから、カバーしていないことを不法行為と断ずることはできないでしょう。

結局のところスイスフランショック被害者が勝つには、DD業者によって一方的に決められた約定レートが不当であることを証明することが必要になります。
きっと業者は何分レートを止めても、直前と1000pips剥離したレートを配信しても、それが正常な約定だと主張してくるでしょうけど。

端から見ればどんなに正当な主張も、裁判で認められるとは限らないのが難しいところ。
一方的に提示された約定レートが不当であると証明する方法があればいいのですが・・・

消費者と企業とのギャップ
どうして詐欺罪にならんのだろうか。
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コメント
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No title

>>一方的に提示された約定レートが不当であると証明する方法があればいいのですが・・・

難しいですね・・・。その時のレートがどのような経緯でレートが決まったのか、そもそもの流れとシステムを理解しないと素人では判断つきませんね。

その時、DMM内部で何が起きていたかを表に引っ張り出さないと裁判官も判断できないような気がします。


2015-06-14 15:12 | from 亀三

Re: No title

> 難しいですね・・・。その時のレートがどのような経緯でレートが決まったのか、そもそもの流れとシステムを理解しないと素人では判断つきませんね。
>
> その時、DMM内部で何が起きていたかを表に引っ張り出さないと裁判官も判断できないような気がします。

DMM内で何が起きたのかは、外部には全くわかりませんね。
FXにレート配信間隔の基準でもあれば、DMMの不正が明らかになるのですが。

2015-06-14 15:56 | from 幸福賢者

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2015-06-14 17:52 | from -

No title

この訴状をマスコミ各社にfaxされたらどうですか

2015-06-15 01:38 | from 名も無き天才投資家

Re: No title

> この訴状をマスコミ各社にfaxされたらどうですか

それって、何かの法律に触れそうな気がします。

2015-06-15 22:23 | from 幸福賢者

No title

訴状は公開できますよ
口頭弁論はもちろん公開です
なによりいま取引している人達にこの事実をつたえてあげましょう

2015-06-15 22:41 | from 名も無き天才投資家

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