FX業者のロスカット義務はどこまで認められるか - 貴方を幸福にするFXブログ

FX業者のロスカット義務はどこまで認められるか

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良い事はいいのかよっ!

スイスショックでは多くの証券会社においてロスカットが遅れ、顧客の多くは証拠金以上の損失を負いました。
中には何百万、何千万という損失を出し、業者と民事裁判を行っている方もいらっしゃいます。
・・・ええ、エセ賢者もその一人ですが。

ロスカットルールは、FXにおいて顧客の証拠金の一定割合が毀損されるような価格変動があったときに、自動的に反対売買を行い、損失の拡大を防ぐルールです。
何分間も取引が停止し、顧客の資産が大幅にマイナスになるようなことがあれば、それは証券会社のロスカット義務違反に他なりません。

金融先物取引業務取扱規則第25条の3に関する細則でも、
「顧客の損失が当該顧客が預託する証拠金の額を上回ることがないよう、会員が定めるべきロスカット取引の取扱いその他必要な事項を定め、投資者の保護、市場の公平性及び業務の適正化を図る」
と記載されています。
要するに、ロスカット未収金を発生させないように努める義務が、FX業者にはあるわけです。

しかしながら、どんな状況でも未収金が発生したら業者の責任となるかというと、必ずしもそうとは言い切れないところがあります。
確かにロスカットルールはリーマンショックやスイスショックのような急変動から顧客の資産を守る仕組みではありますが、それでも100%ロスカット水準で注文が約定するとは限りません。
FX取引にはスリッページが付き物ですから、多少の遅れやレートのずれはやむを得ない部分があるのでしょう。

FXのロスカットに関わる裁判は過去にいくつかありますが、ロスカットの判断基準を明確に示した裁判としては、以下の判例が有名です。

<FX取引で証券会社に賠償命令 18秒の約定遅延「債務不履行」 2013/10/16 18:54>

インターネットを通じた外国為替証拠金(FX)取引で、約定が遅れたことで損害を被ったとして、茨城県の男性が松井証券に約1400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は16日、約200万円の支払いを命じた。
問題となったのは、損失が無制限に拡大するのを防ぐため、あらかじめ設定した為替レートになった場合に強制決済される「ロスカット」と呼ばれる仕組み。原告側は設定レートに達してから実際のロスカット約定までに約18秒経過し、その間の相場変動で損失が生じたと主張していた。
戸田久裁判長は「ロスカットまでに一定のタイムラグが生じることは契約上想定されているが、10秒を超えれば合理的範囲内とはいえない」と指摘。タイムラグを抑えるシステムを整備する義務に違反したとして、証券会社側に債務不履行があったと結論付けた。


以上の判例では、設定レートに達してから10秒を超えたロスカットは認められないことになります。
逆に言えば、10秒までは問題ないと言えるのかもしれませんが、それはまた別の話。

今回のDMM FXの対応は、5分12秒のレート配信停止です。
時間で言えば10秒を軽々超えているため、明らかなロスカット遅延となります。

けれど、これでエセ賢者が簡単に勝てるかと言うと、必ずしもそうではありません。
DMM FXはこれがそのまま適用できないように、狡賢い手を使っているからです。

何が違うかと言うと、
「設定レートに達してからの時間が5分12秒ではない」
ということです。

DMM.com証券は5分間レートを止めていましたから、その間設定レートが存在しません。
その後突然出現した脈絡のないレートで即座に決済を行っているから、ロスカットにかかった時間はゼロ秒なのです。

「レート配信が止まったのは相場の急変のせいで、自分達は即座にロスカットを行っている」
というのが、悪徳証券会社の言い分なわけ。

ふざけてんじゃねぇ猫

もちろん、レートを止めたのは相対業者自身です。
レートが止まったら損切り自体ができないのだから、ロスカット遅延よりなおタチが悪い。
もしかしたら、約定遅延と見なされないために、あえてレート配信を停止したのかもしれません。

どう考えてもおかしな理屈になりますが、それをなんとかして通そうとするのが悪徳弁護士の手口です。
少なくとも判例と事情が違うため、同じ結論がすんなり出ることはないのでしょうね。

・直前のレートから○○pips離れたレートを配信したら合理的とは言えない
とか、
・レート配信を○○秒停止したら、合理的とは言えない
とか、
・異常レートが配信されたら、直前のレートで決済を認める
とかいった判例があればいいのですが、残念ながらありそうにない。

きっとこのスイスフランショック裁判でエセ賢者達が戦って、その判決を勝ち取るしかないのでしょう。
これからのトレーダーの為にも、誰一人負けるわけにはいきませんよ。

利益相反やカバー取引の有無を確認して取引自体の無効を訴える方法もありますが、最も判決が出易いのはこのロスカットルールの遵守となるでしょう。
エセ賢者も証券会社へ「市場価格と比較したレートの配信義務」「ロスカット義務」を追求していくつもりです。

「証券会社のロスカット義務違反で債務不履行が生じ、証拠金の返還が受けられなくなった」
とするのが、スマートでしょうか。

ロスカットルールは市場の急変時において顧客の損失を一定に抑える重要な役割を担っており、顧客もロスカットルールが適用させることを前提にして取引を行っています。

それを一方的に反故にして、
「証拠金以上の損失が出る場合もあります」
という約款の一文だけで何百万もの損失を正当化する行為は、明らかに間違っています。

今回の事件がこれからのFX取引の礎になるように、頑張って争っていきたいと思います。

デュエリストの戦い
いざ、尋常に勝負!

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⇒元手ゼロからリスクなしでFXを始める方法
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2015-06-15 21:37 | from -

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2015-06-15 21:50 | from -

Re: タイトルなし

> DMM暴力団に負けないで下さい!

これは、負けられませんね。
頑張ります。

2015-06-15 22:26 | from 幸福賢者

Re: タイトルなし

> しんどいと思いますが、がんばって下さい。では、失礼致します。

応援ありがとうございます。
またご教授ください。

2015-06-15 22:27 | from 幸福賢者

No title

ddを公言しているなら不法行為ですよ
幸福賢者さんはddをどんな取引か理解していらっしゃらないようだから詳しい方におききになったほうがいいですよ

2015-06-16 07:08 | from 名も無き天才投資家

Re: No title

> ddを公言しているなら不法行為ですよ
> 幸福賢者さんはddをどんな取引か理解していらっしゃらないようだから詳しい方におききになったほうがいいですよ

詳しい方ってどなたでしょうか?

2015-06-17 18:37 | from 幸福賢者

No title

実際にディーラーやられていた方とか
おそらくイメージされている取引とは相当乖離した取引をされていますよ

2015-06-17 18:47 | from 名も無き天才投資家

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