強硬なニュージーランドとTPP交渉の行方 - 貴方を幸福にするFXブログ

強硬なニュージーランドとTPP交渉の行方


猫札
これはどこの国の通貨だ?

今度こそ合意に至ると思われていた環太平洋経済連携協定(TPP)交渉ですが、残念ながらまた合意見送りになりました。
合意すれば明確な円安・株高効果があるため、非常に残念です。

交渉が決裂した原因は主に、
・知的財産
・乳製品の関税
・医薬品

の分野における意見の不一致です。
各国それぞれの事情があるので、ある程度仕方ないところでしょう。

特に気になるのは、ニュージーランドの強硬な要望です。
ニュージーランドは自国の主力産業である乳製品の関税を引き下げ、各国(特に日本)に輸入拡大を要求しています。
最近の利下げ・通貨安政策といい、NZは相当追い詰められているのかもしれませんね。

個人的には、ニュージーの要求を受け入れ、バターやチーズの関税を撤廃して欲しいところ。
価格が3倍以上に膨れ上がる日本のバター利権は、あまりにも酷過ぎるから。
米国のマーガリン優遇のためとはいえ、政府が作為的にバター不足を作るのはいかがなものだろうか。

世界的に見ればたいして大きい国でないニュージーランドがどうしてTPPで強い立場にあるかというと、ニュージーが『TPPの発足メンバー』だからです。

TPPは、もともと
・シンガポール
・チリ
・ブルネイ
・ニュージーランド

の4カ国で交渉が始まりました。

タンポポ
タンポポは関係ない。

後から参加したアメリカや日本が主導権を握り、最初の4ヶ国が望んだ関税撤廃を邪魔するのもおかしな話。
客観的に見れば、正当性はニュージーランドのほうにあるのです。

あくまで市場開放を求めるNZを甘利大臣は、
「ある国が、過大な要求を他国に求めている」
と批判しましたが、実際に批判されるべきは後から参加してTPP本来の目的を歪めている日米の側でしょう。

安倍とTPP
選挙前はTPP反対とか言ってなかったっけ?

本当にTPPに参加する気があるなら、過剰な零細農家保護・農業利権をはらむ関税を撤廃し、輸入を自由化すべきと思います。
無論、それには多くのデメリットも伴いますが。

宗主国である米国には絶対服従の植民地日本ですが、それ以外の国々が絡む交渉はなかなか進みませんね。
市場も有効な材料が出ずに、やきもきしているようです。

けれど日米・NZのどちらも交渉から降りる気はないようなので、近いうちに終結することは間違いないでしょう。
そして、その結果次第で、株式・通貨(特にNZD)に大きな変動が起きるのも間違いない。

締結までに要する時間は、あと1~2月といったところか。
その後を見越して、今からポジションを取っておくべきかもしれません。

TPP.jpg
さて、最後に笑うのはどこの国か?
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2015-08-04 19:51 | from -

Re: タイトルなし

> アメリカってマーガリンまだ作ってるんですか?!
> 昔の給食に食パンとマーガリンがよく出てきたのも、アメリカのためだったんですよね、きっと。

マーガリンの原料であるトウモロコシは、今も昔も米国の名産ですね。
バターを枯渇させてアリさえ食べないマーガリンを推奨する日本政府の真意は一体・・・

2015-08-04 21:49 | from 幸福賢者

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