俺、米国の利上げが終わったら、ドルを売却するんだ・・・
自作自演だったの!?
※ブルームバーグより転載
ドルは過去3回の引き締め局面前6~9カ月には平均で9%近く上昇したが、利上げ開始後6カ月は平均6%程度下落した。
米JPモルガン・チェースのJPモルガン・ファンズ部門の世界チーフストラテジスト、デービッド・ケリー氏は「米当局の引き締めに伴ってドルが上昇するという仮定は歴史から見て正しくない」と述べた。
「実際の利上げの時点までは上昇する傾向があるが、その後はうわさで買って事実で売るというのが良くあるパターンだ」と指摘。
米連邦公開市場委員会(FOMC)はほぼ10年ぶりの利上げに向けて準備している。
過去の利上げ局面で当局は1年目に平均で2.25ポイント政策金利を引き上げたが、今回について当局者らは年内にほぼゼロから引き上げ始めて2016年末に1.625%となるペースを念頭に置いている。
このペースは、中国の人民元切り下げの影響でさらに遅くなる可能性もある。
従って、今回の利上げ後のドル下落は1994、99、04年の積極的な利上げ局面時に比べ一段と顕著になる公算がある。
米国の利上げの影響については、意見が分かれています。
「利上げで資金が還流してドル高が進む」と言う人もいれば、「噂で買って事実で売るので、ドル安になる」と言う人もいます。
素人はもちろん、アナリストでも意見はバラバラです。
実際に過去の歴史を調べてみると、上記の記事のように若干の下落傾向が見られますが、利上げ直後にそこまではっきりした法則が見られるわけでもありません。
だいたい利上げしてすぐはどっちつかずで、1月以上してから下落に向かう傾向があるようです。
過去の事例にならえば、今回も似たような感じになるのでしょうか?
10年以上前の話が、今も通用するかはわかりませんが。
結局のところ、米国の利上げの影響を今すぐに知ることはできません。
利上げ後に円安・円高のどちらに触れるのかわからないのだから、ポジションを取ること自体ギャンブルに過ぎない。
そんなわけで、エセ賢者は利上げまでドル買いを続けて、政策金利が変動し次第決済しようと思います。
利上げ期待が膨らむほどドル高になり、その後はよくわからないのだから、それが一番無難な選択でしょう。
長い間放置し続けた米ドルロングとも、やっと縁が切れますね。
もっとも、猫賢者的には9月利上げはなく、年末近くまで延期されると予想していますが。
相場は期待によって成長し、事実によって裏切られるものです。
周囲が何に熱狂しようと、自身は平静に努めるようにしてください。
マイペース、マイペース。
ぬこ「エセ賢者さん、ずいぶん長いことドル持ってるそうだけど、いつから持ってるの?」
エセ「1ドル360円の頃だよ。だが、俺はこのクソポジが救われると信じている!」
ぬこ「そう、救われるといいね・・・」
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