ポケモンGOが日本で先行発売されていたら、人気は出なかっただろう

お前が言うか!? (゚д゚)
ポケモンGOがリリースされたことで任天堂の株価は暴騰し、ストップ高で一気に倍近くになりました。
7/7の株価14,935円⇒7/15の株価27,780円
人生の大半をモンスターボールの中で過ごしていた私も、これには驚きました。
私もいずれポケモントレーナーに捕獲されて、新しい旅に出る日が来るのでしょうか?

ポケモンだったのか!?
日経225銘柄でないにもかかわらず、任天堂株やイマジカ株の爆騰は株式相場を大いに賑わせています。
ポケモンは日本発祥のゲームですから、日本人としても鼻が高い。
しかし、そのポケモンGOですが、なぜか日本ではまだプレイできません。
米ナイアンティックはもうすぐ日本上陸と言っていますが、正確な日時すら不明。
もちろん日本の法規制が厳しいことやサーバーの問題、共同開発会社の都合もあるのでしょうが、ヨーロッパの大半の国が日本に先行するのはおかしい。
明らかに、何らかの思惑があります。
というか、日本を先にしたら失敗すると思っているんでしょうね。

日本人には、
・流行や前例に弱い
・長所より欠点に気付きやすい
・不適切な使用であっても、製造元に責任を追及する
というどうしようもない国民性があり、新しい製品やサービスが出てきても、簡単には浸透しません。
そのくせ他人がしていることや前例があることには弱く、他国で人気のものには注目が集まりやすい。
問題が発生した時に日本人がどう対応するかは、かつてのドローン事件を思い出してみればよくわかります。
ドローンがという便利な道具が注目を浴びた時、それを災害救助や物資搬送といった建設的な仕事に利用しようとした人が、どれだけいたでしょうか?
多くの日本人はドローンの危険性にばかり気を取られて、無人航空機における航空法の改正が真っ先に議題が上がったのではなかったでしょうか。

既にポケモンGOがリリースされた国ではいくつか問題が起きていますが、開発元に非難が殺到するような事態にはなっていません。
・ポケモン探しに夢中になったキャスターが天気予報に乱入した
・ポケモンを探していたら水死体を発見した。
・熱中していた男性2人が崖から転落した
・ポケモンを捕まえるために私有地に不法行為侵入した
日本でもポケモンGOがプレイ可能になれば、同じような問題が発生するのは間違いない。
熱中症になったり、ドブに落ちたり、職務質問を受ける人もいるでしょう。
なにせ、ポケモンを捕まえるためにはあの子のスカートの中でも探すのが、ポケモントレーナーの矜持ですから。

もしも最初に日本でポケモンGOがリリースされていたら、小さな事件を発端に規制の強化が始まっていたでしょう。
ごく一部の人の非常識な行動から任天堂にクレームが殺到して、プレイヤーの年齢制限や交通規制が行われ、最悪禁止に至ったかもしれません。
それを避けるために海外で実績を作って日本に逆輸入したとしても、なんら不思議ではないでしょう。
新しい物を始めるには、必ずリスクが伴います。
前例のないことをすれば、確実に問題が発生するでしょう。
けれど、それをしなければ、技術の発展はあり得ません。
他人に先にやらせて、後から安全な道を歩こうとするだけでは、最も大きな果実を手にすることはできないでしょう。
近年の日本の起業率は世界最低レベルに落ち込み、新しい事業にチャレンジする人は年々少なくなっています。
そんな時代だからこそ、私達日本人が自身の行いを反省し、次代のために行動を起こす必要があるのではないでしょうか?

やろうと思っているだけでは、現実は変わらない。
願いを叶えることができるのは、心のブレーキを超えて前に踏み出す勇気だけだ。
- 関連記事
- Genre:政治・経済
- Thread:このままで、いいのか日本