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通貨の強弱判定 金融スタンスによる為替の長期的予測 - 貴方を幸福にするFXブログ

通貨の強弱判定 金融スタンスによる為替の長期的予測

波平の散発
人の髪にも、強弱があります。

前回、各通貨の特徴を説明しましたが、正直あれは、
FXでは大して役に立ちません。

なぜかというと、FXは、通貨単体を取引するものではないからです。
取引するのは、為替レートです。
為替チャート_gif

ドル円やユーロ円を買っていると、外貨そのものを買っているような
錯覚に陥りますが、それは正しくありません。
正確には、円売り・ドル買いポジションを取っているのです。
売る通貨は、どれでもいい。

具体的には、
USD/JPY=97.00
EUR/USD=1.3000
AUD/NZD=1.2340

というように、通貨価値の比率をトレードしています。
FXとは、通貨の強弱を当てるゲームなのです。

株式であれば、売るものは円で固定されています。
買う銘柄をどれにするか、の選択肢しかありません。
債権も、投資信託も、全て同じです。

FXは、売る通貨と買う通貨を、好きに選べます。
ユーロ円を買った後、ギリシャの財政危機でユーロが暴落したとしても、
日本の金融緩和で円がそれ以上に下落していたら、利益が出ます。

同じユーロ買いでも、ユーロドルを買っていたら、
ドルが上昇して、大きな損失を被るでしょう。

つまり、売る通貨より、買う通貨のほうが高くなるように、
通貨ペアを選べばいいのです。

・ベストなペアを探す必要はない。
・弱くなりそうな通貨を売り、強くなりそうな通貨を買えばいい。
こう考えると、とても簡単に思えませんか?

というわけで、各通貨を個別に考えるのではなく、
項目毎に比較していきましょう。

FX通貨の比較と長期見通し

FXの主要通貨について、いくつかの項目で比較してみます。
下記は、2013年11月の状況です。
各データはエセ賢者の独断と偏見であり、正確な数字に基づいては
いません。

①金融緩和姿勢: JPY>>AUD>EUR>GBP>CAD、CHF>USD、NZD
日本がダントツトップです。
経済規模で考えると、アメリカの3倍の緩和をやって、いつまで経ってもゼロ金利。
そりゃ、円安になるわけだ。
最近はオーストラリアが連続して利下げを行い、暴落しました。
逆に、QE終了をほのめかしているアメリカは、通貨高に向かっている模様。

金融緩和とは、為替レートに絶大な影響を与えます。
緩和姿勢の止まらない円を売って、緩和縮小に進む米ドルを買うのが、
最も理に叶っています。
しかし、何か嫌な予感がするのは、エセ賢者だけだろうか・・・。

②通貨高を容認しない傾向: CHF>JPY>>AUD>NZD>EUR>GBP>CAD、USD
ユーロに対し無制限介入をしているフランと、円安崇拝の強い円が、
ツートップです。
最近は、オセアニアも自国通貨高を懸念しているようです。
国民にとっては国益ですが、為政者というのは経済を停滞させる(借金を割高にする)
通貨高をとことん嫌う模様。

ここでも、日本円を売って、ドルを買うほうが有利となります。
1.2以下のレートで、ユーロ/フランを売るのは、ただの自殺行為でしょう。

③金利 NZD,AUD>CAD>GBP>EUR>USD>JPY>CHF
オセアニア通貨の圧勝です。
南アフリカランドやトルコリラ等、もっと上は沢山ありますが、
通貨として安定性が問題。

金利が高い通貨が買われるのは必然。
割安になった高金利通貨は魅力的ですが、その分だけ利下げの反動が怖い。
日本円やスイスフランはマイナススワップが痛いので、やっぱり不人気。

重要なのは現在の金利ではなく、将来的な金利動向かも。
どの国にしろ、利上げ示唆があれば、急騰の可能性は高い。

④貿易収支 ドイツ>CHF>AUD>NZD>CAD>GBP>JPY>>USD
意外にも、米国がダントツのビリ。
経常収支でも、ダントツのビリ。
ユーロは国じゃないので、代わりにドイツを入れてみました。
ちなみに上位三国は、中国、ドイツ、サウジアラビア。

貿易黒字の国の為替は、必然的に強くなります。
貿易赤字の増えた日本が円安になるのも必然か。
ドル自体が輸出品目ともいえる米国は、やはり格が違うのか。

⑤債務状況 JPY>ギリシャ>イタリア>USD>GBP>CAD>CHF>NZD>AUD
欧州の債務危機組を差し置いて、日本がぶっちぎりの世界一。
先進国はどこも借金漬けですが、オセアニアは随分健全。

債務の大きさは、直接為替に影響しないが、
財政破綻時の通貨は確実に暴落します。
長期的な視野で見るなら、やはり日本はダメか?

☆総合評価
上の評価を総合すると、どう考えても、日本円が一番弱い。
アベノミクスの異常な円安も、当たり前といえば当たり前かも。
相場というのは、短期では不可思議な動きをしますが、
全体としては、やはり納得の動きをするものです。

逆に強いのは、金利が高く、緩和傾向の小さいニュージーランドとカナダ。
これから有望かもしれません。

緩和縮小傾向の米国も、当然強くなるでしょう。
貿易収支は真っ赤で、債務も膨大ですが、基軸国は別格。

ユーロは群体なので、正直この方法ではイマイチ判断が付きません。
破綻しそうな国もあれば、絶好調の国もあります。
通貨としては、要注意でしょう。

結論としては、
「円を売ってNZドル、カナダドル、米ドルを買え」
となります。

長年ミセスワタナベが虐殺される様を見てきた老害としては、
不本意なのですが、こういう結果になりました。

現在の円売りは少々行き過ぎのような気がしますが、
客観的な事実は、それに整合しています。
円に集中するより、いくらか外貨を持っていたほうが、
安心なのかもしれません。

通貨の強弱とは、すなわち国のスタンスの比較です。
短期的には予想の付かない相場ですが、長期的には意外と理に叶った動きをします。
取引をする際は各国の動向に目を光らせ、国同士の強弱を把握するようにしましょう。
大事なのは「何を買うか」ではなく、「力関係の変化に敏感である」ことなのです。


ひよこウサギ
遠くから見ると同じようだけど、よく見ると、みんな違う。

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