良い感情と悪い感情の見分け方

並べてみると違いが分かる。(*’U`*)
「頭にくる」という言葉はご存じですね。
怒りで興奮する、という意味です。
また、酔いや病毒が頭に回る、気が変になる、という意味もあるようです。
「頭にくる」とか「腹が立つ」とは言いますが、「手にくる」とか「脚が立つ」とは言いません。
何故でしょうか?
その理由はおそらく、怒りは頭部に集中する性質を持つからではないでしょうか?
エセ賢者の推論であってどこの学者のお墨付きがあるわけではないのですが、多分間違っていないと思います。
試しに何か嫌なことを思い出して、不満を感じてみてください。
悪口や失敗、屈辱的な出来事で頭をいっぱいにしてみましょう。
その感情はまず顔に影響を与えませんか?

大抵の場合、怒った人は顎に力を込めて、歯を食いしばります。
眉をひそめて、眼は吊り上がります。
「頭に血が上る」というはのただの慣用表現ではなく、本当に脳に血が流れます。
「腹が立つ」とストレスで胃に穴が開き、胃潰瘍になります。
不満を感じると顕著に動くのは、頭部やお腹、せいぜい腕くらいでしょうか?
逆に下半身や指の末端は、あまり影響を受けないようです。
どうも悪い感情は、上半身に溜まりやすいみたいですね。
一方、良い感情(喜び、感謝、愛、慈しみ、勇気、肯定)は頭やお腹に留まりません。
神経を通って全身を回り、身体の末端まで確実に届きます。
今度はさっきとは逆に、良いことを思い出して、思いっきり恍惚に浸ってみてください。
美味しい物を食べて、たくさんのお金を受け取って、周囲の人々に感謝してみましょう。
そうすると、自然と頬が緩み、顔から力が抜けます。
そして波動は全身に広がり、自然と手足の指に力が入ってガッツポーズを取ります。
エクスタシーには、全身に電流が流れるような感触があります。
頭からお腹へ、お腹から脚へ、脚からつま先まで、喜びは全身を貫くのです。

私達は常に色々な感情を抱いていますが、いつもその善し悪しを判断できるとは限りません。
他人にとっては迷惑でも、自分には必要なこともあります。
(本当は感情に善悪はないのですが、便宜的に高い波動を良い波動としています)
笑うは良いことだけれど、他人の不幸を笑うのは良くないのかもしれない。
熱中するのは良いことだけれど、執着しすぎるのも問題ではないか。
快いのは良いことだけれど、欲望のままに快楽を貪っていていいのだろうか?
そんな迷いを抱いた時は、自分自身の『つま先』を見つめてみるといいでしょう。
貴方の想いが身体の隅々にまで広がり、足の指まで到達しているのなら、それは貴方の魂が喜んでいる証拠です。
大まかにいって、高い波動には拡散する傾向があり、低い波動には停滞する傾向があるようです。
快い波動ほど容易に広がり、手足に力を与えてアクションを起こすきっかけになります。
全身を満たすほどに高まった波動は、行動を通じて肉体の外まで広がります。
貴方が親切な行いをすれば、それが周りの人にも伝わって、そこからまた別の人へ渡り、いずれ世界中に伝搬します。
本当に良い願いは、どこまでだって広がっていくんですよ。
どうか気持ちを胸の中に押し留めることのないように。
広げることを意識して日々を生きてください。

届け、世界の果てまで。
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