ソーシャルレンディングは株式配当やスワップ投資より有利か？

とんでもないことをしてしまった！　(´；ω；｀)

前の記事で【みんなのクレジット】に400万円投資しましたが、無事案件が成立して貸し出しが行われたようです。
実は金額不足で不成立になってサマーボーナスだけ付与されないかと密かに期待していましたが、そんなに上手くはいきませんでした。

投資した結果は、こんな感じです。
9月末から毎月4万円くらい利息が入って来るそうです。



貸出元本金額：500万円
投資申込中金額：100万円
合計：600万円

なんで200万円も増えてるんだよっ！



羽目を外しすぎました。
ごめんなさい。

いやー、投資申し込みするだけでお金がもらえるサマーカーニバルキャンペーンが悪いんですよ。
もらった2万円がもったいなかったので、お金を追加して100万円投資。
そしたらまたキャンペーンボーナスが入ったので、またお金を追加して投資。
最後のサマーカーニバル第9弾まで参加してたら、600万円まで膨れ上がっちゃいました！

業者がくれるキャッシュバックは追加投資を煽るための餌なので、皆さん注意しましょう。
口座資金がもったいないからといって、ポンポン入金してはいけません。
（どの口が言うか）



正直やりすぎた感はあるのですが、そこまで割りに合わないことをしたわけでもないと思っています。
猫が怒っていますが、FXのアービトラージ分を移したとでも言ってごまかしておきます。

みんなのクレジットで成立した案件の利回りは、だいたい7%～9%。
これと同じ利回りを他の投資で出そうとすると、結構大変です。

銀行の普通預金が0.001%。
定期預金がせいぜい0.2％。
個人向け国債が0.05%。
これらは元本保障ですが、利息はほとんどゼロですね。

株式配当の場合、一部上場している全企業の平均が2%くらいだそうです。
7%くらいなら探せば見つかると思いますが、安定した大手企業では厳しいかな。

FXや外貨預金は政策金利次第。
オーストラリアが1.5%。
ニュージーランドが2.0%。

南アフリカが7.0%。
トルコが7.5%。
ブラジルが14.25%。

なんだ、ブラジルレアルを買えば10%くらい楽勝じゃないか！



南アフリカやブラジルといった新興国は政策金利以上に激しくインフレしてくれるので、長期保有は極めてリスキーですね。
日本がブラジル以上にインフレしてくれるなら問題ないけど、期待はできません。

豪ドルやNZドルにレバレッジをかければ、それなりの利息は得られます。
レバ5倍で運用すれば、理論上1.5×5=7.5%になるので、一応つり合いは取れます。

しかしながら、為替損は避けられないし、レバレッジに比例して為替差益も増えてしまう。
FXのスワップ投資が上手くいかないのは、だいたいそれが原因です。

両建て(スワップアージトラージ)なら為替損はなくなるが、資金が二倍必要なので資金効率は半分になります。
もちろんスワップ変動や海外業者のリスクも被る。

⇒スワップアービトラージとは

「株価変動も為替変動も嫌だけど、安定した高利回りが欲しい」
という贅沢な願いを叶えたかったら、ソーシャルレンディングという選択肢が出てきます。

もちろん、ソーシャルレンディングにも欠点はあります。

今まで貸し倒れがなかったからといって、今後も大丈夫とは限らない。
税金も雑所得で課税され、分離課税なんかない。
そして何より、金銭の拘束時間が極めて長い。

案件にもよりますが、最低でも半年は資金を拘束され、原則的に途中解約が効きません。
FXや株式ならいつでも決済できるのを考えると、そのデメリットはかなり大きい。

ひたすらチャンスを待って暴落時に仕込む気ことを考えるなら、ソーシャルレンディングは使えません。
いつでも引き出せる預金やFXで回すべきでしょう。

もちろん、年利10%以上で安定運用できる熟練投資家にも必要ありません。
株価や為替の値動きを確実に取れるなら、他人に貸し出すより自分で運用したほうが儲かるのだから。
ソーシャルレンディングを使うのは、エセ賢者のようなヘタッピか、運用する暇のないサラリーマンくらいでしょう。

長期間使う予定がない資金があるけど、自力で利益を出す自信がない。
それでも毎月収入が欲しい。

そんなダメ人間にだけお勧めします。
まっとうな投資家は、自分で目利きして株でも買ってください。

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⇒みんなのクレジットに400万円投資してみた