証券会社勧誘員のレベルの低さには呆れるばかり

怪しい番組にしか見えないよ! (*`・з・´)
先日、〇fx.com証券から勧誘の電話がかかってきました。
新しいサービスの紹介とのことでしたが、あまりにも稚拙な説明に腹が立ったので、暴露してやろうと思います。
勧誘員「くりっく365ラージという新しいサービスを開始しましたので、ご利用されませんか?」
エセ賢者「どんなサービスですか?」
勧誘員「10万通貨単位の長期取引になります」
エセ賢者「通貨単位が上がったら、不便なだけだと思いますが」
勧誘員「これまでよりスプレッドが若干タイトになります。米ドル取引がお勧めですよ」
エセ賢者「米ドルなんかどこでも扱ってるでしょ。何故お勧めするの?」
勧誘員「年末から来年かけて円安になると考えられていますので、今がチャンスです」
エセ賢者「円安になるとか、誰がそんなこと言ったんですか?」
勧誘員「藤巻健史氏など、たくさんの著名なアナリストがそう言っておられます」
エセ賢者「藤巻氏なんか当てになるわけないでしょ。バカにしてるの?」
勧誘員「しかし、予想をしないと利益を上げられませんよね。お客様はどのように予想をされていらっしゃるのですか?」

毎度のことですが、本当に素人丸出しでしたね。
多分自分ではFXを触ったこともないようなビギナーが、営業成績のために付け焼き刃のセールストークを身に付けているだけでしょう。
ミジンコ以下のダメトレーダーとはいえ、私も舐められたものです。
自社の商品の優位性を説明するならともかく、アナリストの予想に頼るのが実に情けない。
それでは「うちのサービスには何の魅力もありません」と言っているようなものでしょう。
猫賢者は紹介を受けるときには必ず他社と差別化できる点を尋ねることにしていますが、まともに答えられたセールスマンは全くいません。
みんな口を揃えて、
「突出した点はありませんが、狭いスプレッドや安定した約定力が魅力です」
と全く価値のない優等生的な回答をしてくれます。
競争社会において差別化できないサービスはただのゴミだってことを知らないんでしょうか?
5通貨ペアしかない上に10万通貨単位でしか取引できないくりっく365ラージは、悪い意味で尖っているのかもしれませんけどね。
それにしても、証券会社が長期円安傾向を理由にして顧客を勧誘しているのは感心しません。
今の為替相場は、どう見ても円安トレンドではないでしょう。
現在はレンジ相場だし、1年スパンで見れば明らかに下落傾向です。
藤巻氏が盛んに述べる超円安は、国家財政の破産に対する警告に過ぎません。
日本国債がデフォルトするか国債の直接引き受けをしてハイパーインフレが起こらないと、全く無意味な話です。
エセ賢者も日本政府が信用できなくてFXを始めたクチなので、万一の時に備えていくらかの外貨や現物を持っておくのは必要だと思います。
徹底的にコントロールされた相場ほど、崩れる時は急激に動きますからね。
異様に低水準で安定している国債金利だからこそ、上がる時は一瞬でしょう。
しかし、長期的にジワジワ円安株高が進むような楽観的なイメージは持っていないし、10万通貨(1000万円相当)の米ドルを持つのは明らかに過剰です。
勧誘員は先行きを誤認している上に、サービスの内容ともかみ合っていません。
結局のところ、証券会社はアベノミクスや財政危機を利用して自社商品を売り込みたいだけ。
まったくバカバカしい。
そんな努力をするくらいなら、サービスの魅力を高めることに労力を注いだらどうでしょうか?

そんな幼稚なトークじゃ、老人一人騙せんぞ。
- 関連記事
- Genre:株式・投資・マネー
- Thread:FX(外国為替証拠金取引)