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ビックマック指数 為替の適正レートとは - 貴方を幸福にするFXブログ

ビックマック指数 為替の適正レートとは

子顔猫
バランス悪すぎ!

今が円安なのか、それとも円高なのか?
トレーダーなら誰もが気になることです。

どこぞの大臣はこの円安でも、
「過度な円高の是正であり、円安ではない」
などと寝言をほざいていますが、それは本当に正しいのでしょうか?

為替の適正レートがあるとしたら、いくらなのでしょうか?
その問いの答えの一つとして、ビックマック指数があります。

ビッグマック指数
ビックマックの値段で導き出された、仮想的な通貨レート。
マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較することで得られる。


要するに、各国で販売されるビックマックの値段で適正な為替レートを算出する方法です。
ビッグマックは全世界でほぼ同一製品が販売される為、「どの通貨でも価値は同じようなものだろう」という乱暴な理論です。

「なんて無茶な為替予想だ!」
と思うでしょうが、意外と有名で広く使われています。

例)
日本円で320円、米ドルで4.56ドルの場合、320円と4.56ドルが等価ということになります。
つまり、ドル円=320/4.56=70.18円

ドル円は、70円が適正レートになりました。
現在のレートが100円だとすると、理論値より30円程度円安です。

「今の円安は行き過ぎであり、これから円高が進むだろう」
ということになります。

せっかくなので、ビックマックの値段から、クロス円とドルストレートの適正レートを計算してみました。
当然ですが、マクドナルドが存在しない国の指数はわかりません。

カーネルドナルド

※データは2013年7月時
※上の国の通貨ほど、過大評価です。

ビックマック数から見た適正レート

国     適正レート[円] 適正レート[ドル]
スイス      49.23     0.70
カナダ      57.87     0.82
ユーロ圏     88.40     1.26
オーストラリア  63.49     0.90
アメリカ      70.18    1.00
ニュージーランド 58.18     0.83
イギリス     118.96     1.70
日本       1.00      0.01
中国       20.00     0.29
南アフリカ    17.46     0.25
インド      3.56       0.05

「うわ、凄い円安!」

ちょっと、驚きました。
ユーロもポンドも豪ドルも、適正レートのほうが低い。
スイスフランなんか、実際のレートの半分以下です。

つまり、円は相当過小評価されていることになります。
どんだけ売られてるんだよ・・・。

元々割安と言われている人民元は、やっぱり割安です。
南アフリカランドの適正レートは17円!
ZARロンガー大歓喜ですね。
ここだけ見れば・・・。

インドルピーはさらに過小評価ですね。
倍になってもおかしくない。

これではっきりわかりましたね。
ビックマック指数で導き出したレートに従ってFXをすればいいのです。

売るべき通貨:スイスフラン、カナダドル、ユーロ、豪ドル
買うべき通貨:日本円、中国元、南アフリカランド、インドルピー

特にフランは2倍以上の過大評価、ルピーは1/2以下の過小評価なので、CHF/INRを売れば4倍以上の値段になります!
(そんな通貨ペアはないが)

そうでなくても、円やランドを買って他の通貨を売れば大儲け間違いなしです。

・・・なんて上手くいくわけがない。

ビックマック指数はあまりあてになりません。
それが正しいなら、こんなに実際のレートと剥離があるわけない。

話としては簡単で面白いのですが、所詮一つの製品の値段だけで適正なレートを導くのは無理です。

ビックマック指数が役に立たない理由

①商品の質の違い
同じ製品といっても、重量、栄養価、サイズが違います。
原価も人件費も違うので、一概に比べることに無理がある。

②国民性の違い
国によってマクドナルドの人気や立ち位置も違います。
そもそも牛を神聖な生き物として見るインド人が、マックを食うのか?

③国の産業の違い
ビックマックの原材料を輸入する国は、当然高くなります。

というわけで、ビックマック指数は参考程度にしかならないのです。
あまり信じすぎないように。

ちなみにiPodの値段を基準にした、iPod指数というのもあります。
そちらで計算すると、ドルは110円くらいになります。
日本のiPodが高すぎるだけのような気もしますが。

数千品目の商品やサービスにより導いた購買力平価というのもあります。
国際機関が出しているので、そちらはもう少し信用のおける値でしょうか。
国際通貨研究所によると、2013年11月の企業物価は、

ドル円:97.73
ユロドル:1.228
ユーロ円:95.06


ドルはわりと妥当、ユーロは昔からかなり過大評価です。
気になる人は調べてみましょう。

為替レートというのは、複雑な経済事象が絡み合って作られるものです。
マックだろうと、iPodだろうと、一商品の比較だけで算出できるものではありません。
購買力単価であっても、将来の為替動向を予想できるものではありません。

トレードの根拠にするのではなく、
「こういう考え方もあるんだな」
くらいのつもりで、見てみましょう。

マクドナルド札


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No title

このネコの画像、パーツが小さいのにインパクトありすぎです。
ビックマックの適正レート、見ると面白いです。
理由を拝見すると、確かにあてにならないかもしれませんね。

ドラえもんの『あんぱん』なんでしょうか(笑)
笑いを、ありがとうございます(*^^)v

2013-11-13 17:59 | from 投資マニア

Re: No title

投資マニア様

いつもコメントをありがとうございます。
来客が多いのはいいのことですが、
だんだんFXブログとして認知されなくなっているような・・・。

2013-11-13 18:47 | from 幸福賢者

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