閑散に売りなし クリぼっちトレーダーが年末に考えること
2016-12-25|FXのカラクリ(初心者向け)

邪教の祭典は中止せよ!(*`皿´*)ノ
※当ブログの管理人はクリスマスにカップルを見るとテンションがおかしくなりますので、ご注意ください
毎年のようにクリぼっちで予定のないエセ賢者は黙々と相場に向かっていますが、チャートはろくに動きません。
どうやら市場参加者の多くは私のように暇ではなく、きちんと予定があって休暇に入っている様子です。
ボッチなのは私だけなのか!?

相場は人間(とアルゴリズム)が動かすものなので、参加者が少なければ大きく動くことはありません。
今年振るわなかったファンドが一発逆転を狙って薄商いに仕掛ければ別ですが、そうでなければだいたい平穏に終わります。
値動きが少ない上にスプレッドも拡大しがちなので、年末に相場に張り付くのは止めましょう。
いくら寂しくても、相場は恋人にはならないんだよ!

大きな値動きを繰り返した後に売買量が下がり、相場が無風状態になることを「閑散に売りなし」と言います。
この閑古鳥の鳴くような状態ではトレーダーも手の出しようがなく、その状態が長く続けば嫌気がさして、買いを控えるようになります。
そのため市場に弱気が広がって、相場が少しずつ下げていくことが多い。
そのまま下げ続けることもあれば、反騰して上げるための下げになることもあるので、どうなるとは一概に言い難いのですが。
ここ数年の傾向を見ると、どうも12月に天井を付けることが多い。
2015年も2016年も、年末に高値を付けた後、年が変わった途端上がりすぎた日経やドル円がどんどん下がっていきました。
そう考えると、今年もまた同じ道を辿るのでしょうか?
だとすると、ロングポジションの持ち越さないほうがいいのかもしれません。
確定申告の関係でポジションを継続することもありますが、アホールドは厳禁です。
思えば、2016年は激動の年でした。
年明けから中国と原油安でリスクオフに進み、その後ゆっくり回復。
イギリスのEU離脱投票はまさかの離脱決定で、サプライズで大暴落。
米大統領選は下馬評を覆してドナルド・トランプ氏が勝利し、一瞬下がった後にまさかの大暴騰。
他にもドイツ銀行やテロ、熊本地震なんかも相場に影響を与えましたね。
いったい一年にどれだけのイベントを詰め込んだのやら。

下がっては上がり、上がっては下がる。
その繰り返しが相場です。
今現在は1年前より円安株高の水準にはありますが、決して一方通行でここまで来たわけではありません。
おそらくこの先もこれまでの上昇を帳消しにするほどの下落が来て、また力強く切り返す日が来るでしょう。
トランプ氏はまだ就任していないし、イギリスもEUを離脱していない。
ドイツ銀行もギリシャ問題も、結局何一つ解決してない。
むしろ本番はこれからかもしれません。
山が高いほど、谷も深くなります。
トランプバブルの上げが大きかっただけに、その反動も大きくなるのが必然。
2017年は、まずはそれに備えておくべきでしょうか。
結果が満足だろうと後悔だろうと、時間は必ず流れて新しい年が来ます。
今年のことは今ここで決着を付けて、次の波に乗るための準備をしましょう。

良いお年を。
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