みんなのクレジット社長交代と今後の展望

見た目に騙されないように!
現在業務停止中のみんなのクレジットですが、4月分は全て満額で償還されました。
<償還された案件>
《第29号案件》 不動産ローンファンド
《第36号案件》 不動産ローンファンド
《第38号案件》 不動産ローンファンド
《第40号案件》 不動産ローンファンド
《第46号案件》 不動産ローンファンド
《第53号案件》 不動産ローンファンド
《第55号案件》 不動産ローンファンド
今月で運用が完了した人は、おめでとうございます。
エセ賢者の貸付金も1700万円まで減りましたが、焼け石に水です。
4月の償還分は3月に比べると多額でしたが、今後も今月と同等の償還が控えています。
<今後の償還予定>
累計分配金 当月分配金 配当金 投資元本
2017/3/28 *,*48,597,988 *48,597,988 24,057,988 *24,540,000 ← 完了
2017/4/28 *,365,277,938 316,679,950 23,919,950 292,760,000 ← 完了
2017/5/28 *,532,263,976 166,986,038 22,126,038 144,860,000
2017/6/28 *,781,844,643 249,580,668 21,190,668 228,390,000
2017/7/28 1,086,013,912 304,169,268 19,799,268 284,370,000
2017/8/28 1,358,809,828 272,795,917 18,115,917 254,680,000
2017/9/28 1,577,868,124 219,058,296 16,528,296 202,530,000
201710/28 1,856,179,378 278,311,253 15,401,253 262,910,000
201711/28 2,062,935,647 206,756,269 13,896,269 192,860,000
201712/28 2,324,209,438 261,273,791 12,653,791 248,620,000
3月も4月も問題なく償還されたのだから来月以降も大丈夫だと信じたいところですが、猫賢者はまだまだ楽観視できないと考えています。

安全じゃない?
私が心配で心配で、ご飯も3杯しか喉を通らず、夜も12時間しか熟睡できずにいる理由の一つに、本日付けでみんクレの社長が交代したことがあります。
<代表取締役>
白石伸生→阿藤豊
白石元社長は様々な事業を手掛けてきた優秀な実業家ではありますが、その事業を売却・倒産させるのと同時期に代表取締役を退任しています。
<白石伸生氏の経歴>
1994年9月 早稲田大学在学中に「株式会社シーマ」設立。
事業内容:ブライダルジュエリー、ウエディングプロデュース
※2000年3月JASDAQに上場(コード7638)
1995年3月 早稲田大学政治経済学部 卒業
1999年3月 「株式会社シーマ」売却と同時に代表取締役辞任
1999年4月 「プリモ・ジャパン株式会社」(旧:(株)スピードグループ)を設立
事業内容:ブライダルリング(婚約・結婚指輪)専門店運営
2004年3月 「プリモ・ジャパン株式会社」をVCファンドの意向により上場企業への売却と同時に代表を辞任
(ゴールドマン・サックスから外資系投資ファンドへ譲渡)2014年ロングリーチキャピタルが220億で買収
2004年5月 「アイペット損害保険株式会社(旧:(株)スロー・グループ)」設立
事業内容:犬や猫のペット向け「共済運営業務」(現在はペットの医療費用保険)
株主:ゴールドマン・サックスから国内系投資ファンドへ譲渡
2006年5月 「株式会社スピード・ファイナンシャル・パートナーズ」設立
2007年6月 「アイペット損害保険株式会社 」をゴールドマンサックスグループに売却と同時に代表を退任
2007年9月 「株式会社レッドウォールジャパン」活動開始
事業内容:事業再生事業、ITモバイル事業
2008年3月 少額短期保険業免許を取得
2009年2月 「株式会社らいずほーむ」設立
2010年9月 「株式会社ビューティパートナーズ」設立
2012年11月 「株式会社ブルーウォールジャパン」設立
2012年3月 損害保険業免許を取得
2014年5月 「株式会社らいずほーむ」倒産
2016年4月 「みんなのクレジット」サービス開始
2017年3月 「みんなのクレジット」行政処分
2017年4月 代表を辞任して新体制に移行
新社長の阿藤豊氏は、2014年に倒産した「株式会社らいずほーむ」の社長だった方です。
当時と同じように代表者の交代が行われるなら、また同じ結果になるのではないかと心配になります。
白石元社長は「貸出元と貸出先が重複する事態を解消する」と述べていましたが、この状況で辞任されると本当に事業が継続されるのか怪しく思えてしまいますね。
本当に責任を取るつもりなら、自身が先頭に立って改革を進めるべきではないでしょうか?
業務停止期間は一ヶ月なので5月からは営業が可能になりますが、すんなりと営業再開が行われるかは不明です。
現在は消されていますが、4/28のホームページには
「内部管理態勢の再構築が完了するまで自主的に弊社の金融商品取引業を休止する」
という旨の記載がありました。
クラウドバンクの時も、3ヶ月の処分明けにそのまま再開とはいきませんでした。
今回もまだ時間がかかる可能性が高いと思います。
果たしてみんなのクレジットは新社長の下で生まれ変わるのか?
それとも、過去の事業と同様の末路を辿ってしまうのか?
最悪の事態まで考えて、監視を続けるしかなさそうです。

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⇒みんなのクレジット行政処分に対するクラウドクレジットの対応が神ってる
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