分裂後にタダで配られたビットコインキャッシュに将来性はあるのか?

どこへ行ったらいいんだよ・・・
8/1のビットコイン騒動は思ったほどインパクトはなく、ハードフォークによる相場影響は限定的でした。
暴落したらそれに乗ろうと思っていたエセ賢者としては、少々肩透かしを食らった感じです。
しかしながら、何も起こらなかったわけではありません。
従来のビットコインとは別にビットコインキャッシュ(BCH)が誕生し、別々の仮想通貨として流通することになりました。
現金ではないのにキャッシュとはこれいかに。
このBCHですが、もちろん猫賢者のbitFlyer口座にも振り込まれました。
なぜかというと、従来のビットコイン所有者全員に同額のBCHが無償で配られたからです。
ただしビットコインキャッシュへの対応は取引所によってまちまちで、BCHを認めていない取引所には配られませんでした。
それに対して、エセ賢者が利用しているbitFlyerはいち早くBCHを配るだけでなく、bitFlyer LightningでBCH/BTCの取り扱いまで始めました。
国内最大手のbitFlyerは、BCHの導入に随分と熱心なようです。

それにしても、申請もしてないのに無償で同額コインを配るとは太っ腹ですね。
新しい仮想通貨の宣伝の意味もあるのでしょうが、得をした人は多いと思います。
エセ賢者も、
タダでBCHを貰って資産が2倍に!

・・・とはならず、実際は1割も増えませんでした。
というのも、コインとしての額面は同じでも、価格は全然違うからです。
8/7時点の価格は、
ビットコイン(BTC):362,912
ビットコインキャッシュ(BCH):29,102
で、本家の方が10倍以上の値段が付いています。
これは信用力の差なんでしょうかね?
世間では「ビットコインは分裂した」と騒がれていますが、実際には分裂ではなく、「中国が模倣品を作った」と言った方が正しいようです。
キャッシュの登場によってビットコインが目減りしたわけでも、同じぐらい支持されているわけでもなく、同額を配って回っただけなんですから。
本格的な分裂は11月で、今度は本当にビットコイン自体が分かれる可能性があるようです。
大相場は、それまでお預けですかね。
BCHの取引自体は始まったものの、その評価は総じて低めです。
ブロックサイズは大きくなったものの、マイニング(採掘)は殆ど行われておらず、きちんと送金ができるかも不明です。
今後BCHが有力な決済手段として普及するかと言えば、その可能性はゼロに近い。
本物のビットコインが存在するのに、マイニングさえされていない模造品を採用する必要がないからです。
しかし、それがBCHが取引されない理由にはなりません。
相場が存在する以上、世の中で有り余っている投機資金が、BCHのレートを吊り上げる可能性はあります。
取引開始直後に高騰した後下落が続いたのは、無償でBCHをもらった層が売り抜けたからでしょう。
イーサリアムから分化したイーサリアムクラシック同様、本家の1割弱のレベルを基準にして推移するのではないでしょうか?
BCHの取引としてパッと思いつくのは、
・取引所間の価格差が大きいため、アービトラージを行う
・本家との信用差を考えて、BCH/BTCが上がった所でショート
・安値で現物を仕込んでおいて、通貨危機などで上がるのを待つ
といったところ。
単純に円やドルで仮想通貨のではなく、仮想通貨の相関を考えて取引するのもいいかもしれませんね。
とりあえず、猫賢者が今回貰ったコインについてはそのまま保管しておこうと思います。
パチモノとはいえビットコインと同じシステムを持っているなら、いつか日の当たる時が来るかもしれませんので。
⇒ビットコイン暴落の予兆を感じたのでbitFlyerでBTC-FXを始めてみた
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