日本人を絶滅させる最も簡単な方法

帰る道は既に無い。
最近飼い始めた兎をやぶ蚊から守るために12個の蚊取りんを庭に設置したところ、一月も経たずに何百というボウフラが沸きました。
この雌が全て猫や兎の血を吸いに来ていたとすると、本当に恐ろしくなります。
蚊取りんはわざと卵を生ませて内部で捕獲する装置なので、中から蚊が出て来ることは99%ありません。
上層で孵ったボウフラが下層に沈み、そこでサナギ(オニボウフラ)になります。
内部で羽化して成虫にはなれますが、外に出る方法がないためゆっくり餓死していくのみです。
(ごく稀に小さなボウフラ状態で上層に上がって羽化する個体はいるらしい)
蚊取りんに、屋外で飛んでいる虫を殺す機能はありません。
あくまで雨水で幼体を捕らえて、次代の繁殖を妨害するだけです。
蚊の寿命は、雄で2週間程度。
越冬する雌でも1年程度です。
全く子孫を残せないのであれば、2年も経たないうちに絶滅することでしょう。
おや、今回のタイトルは「日本人を絶滅させる方法」でしたが、やぶ蚊退治の話をするだけでページがなくなってしまいました。
仕方がないのでここで打ち切って、後のことは読者の想像にお任せすることにします。
御精読ありがとうございました。

さて、兎に餌をやらんと。
さて、ここからは蛇足。
本筋とは何の関係ないので、読み飛ばしてもらって結構です。
日本政府は社会保障という名目で国民に重税(社会保険料含む)を課し、一般国民から既得権益層への所得移転を行っています。
特に薄給な若者の負担を大きくすることで、徹底的な少子化を推し進めています。
未婚率は年々上昇し、出生率は際限なく下がり続けています。
日本人を絶滅させようと思ったら、高齢者に危害を加える必要はありません。
彼等はいずれ寿命で天に召されるのだから、老人ホームに入れて年金で厚遇してやればいいのです。
根絶やしにしなければいけないのは、1億2千万のうちのたった4千万人。
適齢期の若者と、今後成長していく子供だけです。
子供を産み育てられない環境を作りさえすれば、いずれこの国からは誰もいなくなります。

移民党・・・じゃなかった、自民党がこのような政策を取るのは、移民を入れて安い労働力を確保するためでしょう。
スポンサーを儲けさせるのは政治屋の仕事なので、彼等を責めても意味がありません。
それよりも最近顕著なのは、日本国民全体による生殖活動の妨害です。
明治維新後の日本人はいささか潔癖な民族ではありましたが、近年は少々度が過ぎている気がします。
AKBのアイドルが結婚を宣言して、ファンに叩かれるのは何故でしょうか?
芸能人が不倫して、無関係な人々に中傷されるのは何故でしょうか?
有名人だからといって、自由に恋愛するのはそんなに悪いことですかね?

生物の目的が繁殖することであるのなら、より子孫を残せる可能性が高い相手に向かうのは当然ではないでしょうか?
不倫疑惑を受けた宮迫博之氏が「ホテルに2人で入ったけど何もない」なんて意味不明な釈明をしなくてはいけない時点で、この社会はどこかおかしいと思います。
そう書くと不潔とか不義とかあちこちから怒られるでしょうけど、元々野生動物の猫賢者に人間の道徳はわからないので許してください。
多くの人々は他人の肉体関係に怒りを覚えますが、その原因は本当に不道徳だからなのでしょうか?
ワイルドキャット賢者の獣の視点から見ると、もっと別の、根源的な理由があるように思えてなりません。
それは、動物には元々自分以外の繁殖を嫌う本能があるということ。
その情動は、山猫でも人間でもたいして変わらないのだと思います。
クリスマスにいちゃついているカップルがいたら、視界から外したくなりませんか?
近所の猫が庭で交尾をしていたら、なんとなく水でもかけて追い払ってみたくなりませんか?
全ての動物には、血縁関係にない相手の性行為を妨害する傾向があります。
自分や一族が住むテリトリーを確保する際には、他者の子孫が邪魔になるためです。

めっちゃ邪魔したい。
フェミストは道徳や女性保護を槍玉にあげて規制を進めますが、その根底には「自分の血族以外に繁栄してほしくない」という当たり前の本能が隠れているような気がします。
女性の婚姻可能年齢を引き上げようとしている人々は、本当にそれが女子のためになると思っているのでしょうか?
結婚できる年齢と幸せな結婚生活を送れるかは、全く別の問題だと思いますが。
「猫のため」と言って野良猫の去勢を進める人々は、本当に猫のためになると思ってやっているのでしょうか?
本当に猫のためを思うなら、子猫の餌場が確保できるように自然環境の保護でもした方が遥かに良いと思うのですが。
今子孫を残さないことと、将来子供が幸せに暮らせる環境を用意できないことは無関係です。
責められるべきは無計画に子供を産む親ではなく、経済的にも環境的にも育児を妨害している社会の方ではありませんか?

人間が本来持っている「他人の繁殖を嫌う本能」は思った以上に強烈で、深層心理に根付いているが故に気付きにくいものです。
放っておけば不道徳の名の元にどこまでも広がって、意味不明なモザイク規制を作ったり、何の利害関係もない人々が自由恋愛を攻撃する事態に陥ります。
エセ賢者も蚊とりんでやぶ蚊の繁殖を妨害することにより、兎や猫が子供を産める環境を作りました。
命に優先順位を付けるなと聖人は言いますが、自分の子供のために何かを犠牲にするのは避けられないことです。
しかし、人間が人間の誕生を阻害して未来を閉ざすのは、やはり間違っていると思います。
既に役目を終えた先代を保護するために次代をないがしろにするのは、自分で自分の首を絞めるようなものです。
今の政策を続ければ、遅かれ早かれこの国は衰退するでしょう。
誰も殺さない(が誰も生まれない)優しい介護保険制度が、広大な空地を作るでしょう。
間違いに気付いた日本人が、絶滅を避ける道を選んでくれることを願っています。

⇒若者が1人当たり10人の老人を殺せば今日にでも高齢化問題は解決する