アベノミクスバブルがまだまだ終わらない理由
2017-11-12|負ける理由(真実を知りたい貴方へ)

あると思ったらなくなってるもんだよ! (;д;)
衆議院選挙の自公完勝によりアベノミクス継続が決定的になったことで、日経平均株価は大きな値上がりを見せています。
一時はバブル後の最高値を超え、23000円まで上昇しました。
まさか26年ぶりの高値に到達するとは思いませんでした。
流石に上がりすぎたことで反落する、あるいはバブルが弾けて暴落する可能性が指摘されていますが、エセ賢者としては多少調整ばあったとしても、しばらく大きな下落はないだろうと思っています。
むしろここからさらに上昇して、バブルが膨らむ可能性の方が高いと考えます。
なぜかというと、個人があまり買っていないからです。
現在の株式市場は確かに堅調ではありますが、過去のバブル期ほど楽観的なムードが漂っているわけではありません。
むしろ個人投資家の多くは上昇トレンドに懐疑的で、割高すぎる株に対して手を出せずにいます。
(もちろんヘタレ賢者もトレンドに乗れていません)
売買比率を見ても、あまり買い玉が増えているとは言えません。
では誰が株を買い上げているかというと、日銀と海外の投資ファンドです。
日銀は10月にETF買いを抑えていましたが、再び継続的な買いを始めています。
それに自民党の大勝を聞きつけた海外の投機筋が加わって、16日もの連騰が発生しました。

ここから大きく下落するとしたら買い手が株を手放すということになりますが、日銀がいきなりテーパリングを始めたり、GPIFが運用資金を引き揚げるとは思えません。
海外のファンドにしても、まだ上昇が見込める段階で早々に利確する可能性は低いでしょう。
どこかで世界的な事件が起こって、リスクオフムードになれば別ですが。
株でもFXでも、利益を出すためには自分の後に誰かに買ってもらわなければなりません。
散々株価が上昇して我慢できなくなった個人投資家が飛びついた時、あるいはわずかな押し目に買いが殺到した時、彼等は底値で仕込んだ株を売り抜けます。
その時に株価も天井を打つので、素人が買い遅れていることから、当分は上昇トレンドが続きそうな気がします。
日経225もビットコインも数ヶ月前からすれば随分と高値にあるのでショートを入れたくなる方もいるかもれませんが、エセ賢者は怖くてとても手が出せません。
巷で言う日経3万円には何の根拠もありませんが、バブルが続く以上は何が起きても不思議ではないと思っておきましょう。
暴騰する銘柄に売りで向かうのは無謀ですらなく、ただの自殺です。
株式投資の世界には、「靴磨きの少年が株式投資の話をするようになったら終わり」という話が伝わっています。
1929年のニューヨーク株式市場の暴落前には、貧しい靴磨きの少年さえも投機に加わっていたという実話です。
本来株式投資とは無縁な少年が株について雄弁に語るのを見て、ジョセフ・ケネディーは持ち株を全て売却したと言います。
日本のバブルが終焉を迎えるとしたら、同じようにド素人が投資に熱中し始めた時ではないでしょうか?

トレンドがいつまで続くか気になったら、こっそり隣人を確認してみましょう。
貴方の会社の同僚はどうでしょうか?
隣の家の奥さんは、なぜか羽振りが良くなっていないでしょうか?
「投資なんて危険」と言っていた親兄弟が、銀行員に勧められた銘柄を購入していないでしょうか?
そういう状況になったら、このアベバブルも終わりかもしれませんね。
きっとその頃には猫賢者も大手企業の株を高値掴みして、ブログで嬉々として報告しているでしょう。
その時はぜひ頬を引っぱたいて、目を覚まさせてやってください。
誰もが熱狂してそれに乗った時、相場は転換点を迎えます。
逆に言えば、貴方や私が疑いを抱いているうちは、まだ終わりではないのかもしれません。

⇒トレンドの反転サインを見極める方法
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