やりたいからやるんじゃない、やりたくないからやるんだよ

時代遅れとかいう次元じゃない! ( ノД`)
興味を持った分野には手あたり次第に手を出しているように見えるエセ賢者ですが、決してチャレンジ精神が旺盛なわけでも、毎回すんなり始められているわけでもありません。
むしろ生来めんどくさがりで、心の底ではいつも「やりたくない!」と思っています。
特にブログを書くのが面倒で、更新するぐらいなら死んだ方がマシだと常々思っています。
ずっと辞めたいと思っていたサラリーマンも、実際に退職するのには八年かかりました。
住み慣れた九州を出て遠方に移住するのには、二年かかりました。
ブロガーになったのも、FXを始めたのも、Youtuberになったのも、興味を持ってから数年後のことです。
庭のウサギを撮影して動画をアップする簡単な作業でも、実行に移すまでには相当な時間を費やしました。
「グダグダ言ってないで、さっさと始めればいいじゃん」
と思うでしょうが、実行に移そうとすると心に大きな抵抗が生じます。
どうせ成功しない。
手間がかかりすぎる。
それは危ないよ。
もっと先にやるべきことがあるんじゃないのか?
頭のどこかにそんな言葉が浮かんできて、いつの間にかやるべきことを忘れて、身の回りの片づけをしていたりします。
いつもはろくに掃除もしない人が、大事な試験の前に限って清掃の喜びに目覚めてしまうアレです。

なぜ私達の潜在意識は、こうも強固に妨害するのでしょうか?
たとえ利益が見込める行為であっても、なんとなく気が進まないのはなぜでしょうか?
リスクがあるからとか、優先順位が低いという理由もあるでしょう。
しかし、もっとも大きな理由は他にあります。
我々の脳は、変化することを最も恐れるんですよ。
プラスとかマイナスかは、それほど問題じゃない。
現状から遠く離れようとするほど、それに対する反発は大きくなります。
猫賢者の脱サラや引っ越しに長い時間がかかったのは、それによって自身や環境が著しく変化するからです。
これまで生きてきたという事実は、そこが安全であった証拠。
安楽な環境から抜け出るということに対して、強烈な危機感が生まれるのは当然です。

もしも貴方が何かを「やりたくない」と思ったら、それは一つのチャンスなのかもしれません。
本能が嫌がるということは、それが貴方に対して重大な変化をもたらす証拠だからです。
貴方にとって何が一番大切なのか?
それは貴方自身の恐怖や不安が知っているんですね。
現状を打破したいと思うなら、やりたいこと(今を維持すること)を選ぶのは止めましょう。
やりたくないこと(変わること)を、敢えて選んでいきましょう。

⇒やる気を出すために必要なこと
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