行政処分を受けたラッキーバンクとみんなのクレジットの共通点

止めてくれぇ! ( ノД`)
みんなのクレジットと同じソーシャルレンディング会社のラッキーバンクが、行政処分を受けるそうです。
ブルータス、お前もか!
<証券取引委員会 ラッキーバンク・インベストメント株式会社に対する検査結果に基づく勧告について>
http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2018/2018/20180220-1.htm
1.勧告の内容
関東財務局長がラッキーバンク・インベストメント株式会社(東京都中央区、法人番号3010001160426、代表取締役 田中 翔平(たなか しょうへい)、資本金2億円、常勤役職員6名、第二種金融商品取引業、以下「当社」という。)を検査した結果、下記のとおり、当該金融商品取引業者に係る問題が認められたので、本日、証券取引等監視委員会は、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項の規定に基づき、行政処分を行うよう勧告した。
2.事実関係
当社は、当社ウェブサイト及びウェブサイト内の会員ページにおいて、法人向けローンを出資対象事業とする匿名組合の出資持分の取得勧誘を行い、その出資金により貸付事業を行っている。
貸付先のほとんどは、田中 翔平 代表取締役の親族が経営する不動産事業を営むX株式会社となっており、田中社長を含む取締役全員がX社における不動産事業の会議に参加し各事業の進捗状況等の報告を受けているほか、平成28年4月から同29年2月までの間においては、内部管理責任者である取締役をX社の不動産事業部に兼務させるなど、当社とX社は密接な関係の中業務を行っている。
(平成29年8月末現在、償還期限が到来していないファンドは、185本、出資金約62億円)
当社を検査した結果、ファンド出資持分の取得勧誘に関して下記の問題が認められた。
○ 金融商品取引契約の締結又はその勧誘に関して、重要な事項につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
(1)貸付先の審査につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
(2)担保物件の評価につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
内容を確認すると、みんなのクレジットとの類似点が多くてビックリです。
流石のエセ賢者も二度は騙されませんが、同じ手口なんですかね?

・貸付先の殆どは田中翔平代表取締役の親族が経営する会社
みんクレの貸付先も、殆どが白石元社長の関係企業でした。
身内の企業を支援するために、事業を立ち上げたのでしょうか?
どちらもソーシャルレンディングの匿名性を悪用しています。
こういった事例が続くようなら、貸し手と借り手が結託することがないように法整備が必要だと思います。
・純利益や純資産が水増しされているにもかかわらず、これを看過していた
・借入金の返済が困難な状況となっているのに、ファンドの募集を継続した
業績を実態より良く見せかけ、返済の見込みがないのに募集していたそうです。
出資した側からすれば、とんでもないことです。
みんクレは完全に返済が滞り、利息も支払われていません。
この分だと、ラッキーバンクも償還遅延や貸し倒れが発生する可能性があります。
・正式な不動産鑑定評価ではなく、対外的に公表できない不動産価格を掲載した
みんクレの担保は完全にデタラメで、貸付額の2割もありませんでした。
しかも会員に無断で大半が売却され、殆ど残っていませんでした。
ラッキーバンクも、額面通りの担保を保有してはいないと思われます。
うん、見れば見るほど似ていますね。
今後の進展次第では、ソーシャルレンディング業界を揺るがす第二の事件になるかもしれません。
それにしても、最近金融業者の不祥事が増えているような気がします。
コインチェックやシェアハウス、ラッキーバンクなど、あちこちの業者でトラブルが多発しています。
また、みんなのクレジットの創業者の親族(白石幸生・白石幸栄)が仮想通貨のICO会社を立ち上げています。
ホワイトストーンコイン(白石コイン)って、何がやりたいんでしょうか?
WHITESTONE COIN
https://whs-coin.com/ja
大金を預かる業者で問題が多発すれば、投資家は安心して出資することができません。
金融庁にはFXの規制強化より、ソーシャルレンディングや仮想通貨といった新興事業に対する監視に注力してほしいと思います。

現在は借り手と経過が明示されている【クラウドクレジット】にて投資中

⇒みんなのクレジットとクラウドクレジットの違い
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