投資信託30兆円誤計上と、絶対買ってはいけない毎月分配型投資信託
2018-07-29|負ける理由(真実を知りたい貴方へ)

どうしたら間違えるんだよ!
日銀のミスにより投資信託の家計保有額が30兆円以上も過大計上されていたことが判明しました。
誤)109兆円→正)76兆円
間違いの原因は、ゆうちょ銀行の保有分を個人保有として計上したこと。
アベノミクスにより貯蓄から投資が進んで個人の投信も増え続けてきたと思われていましたが、実際に買っていたのは準公的機関。
個人投資家の投資額はむしろ減っていたようです。
第二次安倍政権になってから株価も大きく上がりましたが、それも日銀と年金機構が株式を買い、海外の投機筋が便乗しただけのこと。
さらに投信もゆうちょが買っていただけだとしたら、何がアベノミクスの成果なんでしょうかね?

「投資信託は株式投資やFXより安全に資産を増やせる」
というイメージがなぜかありますが、現実にはそんなことはないようです。
銀行や郵便局に勧められて投資信託を購入した人の過半数は、損失を抱えています。
営業マンの言う通りに金融商品を購入しても、高額な手数料を払わされるだけかもしれませんね。
もちろん全ての投資信託がダメなわけではありません。
海外投信ならその国によるし、インデックス型やバランス型なら安定した成績を出せるでしょう。
しかし、個人的に一つだけ勧められない投信があります。
それは毎月分配型投資信託。
これだけはぶっちゃけ詐欺みたいなものだと思います。

毎月分配型は投資内容ではなく、収益の分配スタイルによる分類です。
海外REIT型投資信託などに多く、毎月分配金が支払われるため人気があります。
しかし、この分配金に落とし穴がありまます。
その落とし穴とは、分配金には元本が使われることがあるということ。
毎月お金が入って喜んでいたら次第に運用金が減り、最後には全くなくなってしまう可能性すらあるのです。
株式投資でもFXでも、毎月や毎日の利回りが元金を減らすことはありません。
・株式投資:毎年配当が出るが、持ち株はそのまま
・FX:毎日スワップポイントが加算されるが、外貨保有量はそのまま
・ソーシャルレンディング:毎月利息が払われるが、(焦げ付かなければ)貸付金は満額償還される
どんな投資でも、基本的に元本と配当は無関係。
利益が出た分が定期的に懐に入るのが普通。
しかし、毎月分配型投信は利益が出なければ元本を分配にあてて、分配金を減らしてしまいます。
他の投資と同じように考えると、後で痛い目を見る場合があるわけです。
実際にこの事実を知らず、分配金が全て利益だと思っている投資家も珍しくないようです。
スワップポイント目当てに高金利通貨を買うのもいい。
毎年の配当金や優待目当てに株式投資をするのもいい。
(あまりお勧めはしないが)
けれど、自身の投資金を分配してしまう毎月分配型投資信託だけは、とても買えないと思います。
どんな投資にもリスクはつきものですが、投資信託には株やFXとは違うルールがあるのでご注意ください。

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