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強制ロスカットをロスカットと呼ばない - 貴方を幸福にするFXブログ

強制ロスカットをロスカットと呼ばない

半額処分で売られる猫
捨て値で処分されるの!? ( ノД`)

トルコリラショックによる暴落とその後の反発で、久しぶりに為替相場が騒がしくなっています。
中には新興国通貨で全財産を失い、「ロスカットされた!」と騒いでいる人も少なくありません。







トレードである以上、負けるのは仕方のないことです。
エセ賢者もスケベロングの南アフリカランドをこないだ損切りしたばかりですし。

しかし、個人的に気になる点が一つだけあります。

それは、「ロスカットされた」という表現。
なんでロスカットが受動態なんですか?
自分の意志でFXをしたのなら、そこは能動態にするべきじゃないですかね?

金欠になる運命を受け入れた願い

実際エセ賢者もよく使う表現なので他人のことをとやかく言えた立場ではないのですが、この「ロスカットされた」という言葉は少しずれていると思うんですよ。
ロスカットには違いないけど、普通に損切りしたのとは少しニュアンスが違うというか。
少なくとも日々の利益のために任意で損切りした場合とは、明らかに違う印象を受けます。

FXで一口にロスカットと言っても、その内容は結構バラバラです。
大きく分けると、だいたい以下の三種類でしょうか。

①想定が外れたので、手動で損切りする
②あらかじめストップを入れ、そのレートを割り込んだら自動的に損切りになる

③含み損が膨らみ、証拠金維持率が不足して強制ロスカットが発動する


①と②は日常的に行うロスカットです。
手動と自動の違いはありますが、思惑が外れた場合にポジションを決済するのは変わりません。
当然損失の分だけ資産は減りますが、そこは必要経費と割り切るしかありません。

③はいわゆる強制ロスカット
賭けた方向に対して相場が過度に逆行して、維持率が業者の設定した規定値を割り込んだ際に損切りが行われます。
たいていストップを入れずに塩漬けしたか、証拠金に対して過大なポジションを取った後に発生します。

①と②は自分で行う、あるいは自分で設定した決済注文なので、素直に考えると「私はロスカットした」という表現になりそうです。
しかし「ロスカットされた」という表現であるのなら、ストップ狩りに狙われたか、強制ロスカットが自動的に発動した可能性が高いように感じられます。

もしかしたら自分の意志で損切りしたのかもしれませんが、それでも相場に対して受け身になっている感が拭えません。
特に「退場」や「口座が吹っ飛んだ」のような言葉が含まれている人は、含み損が膨らみ過ぎて逃げられなくなり、あえなく強制ロスカットになったのではないかと思います。

逃げることなど不可能な状況

「自分の意志であろうとそうでなかろうと、ロスカットはロスカットだろ?」
と思うかもしれませんが、そこには大きな差があります。

怪我や病気で病院に行くことに例えると、こんな感じになります。

①手動で損切り → 体調が悪いので病院に行く
②ストップで自動的に損切りになる → 予約を取って来院し、かかりつけの医師に診察を受ける

③強制ロスカット → 救急車で緊急搬送される

体調に気を付けている人はこまめに通院するでしょうし、自分の健康に自信がある人でも体調を崩した際は自力で病院に行くでしょう。
体調管理もできず、いざという時に行動もできない人は救急車で運ばれますが、その時はだいたいもう手遅れです。
そんな患者でも医者は命だけは助かるように最善を尽くしてくれますが、しばらく会社を休まなければならないぐらいのダメージは残るでしょう。

ちなみにエセ賢者も強制ロスカットになったことはありますが、救急車に乗ったことはありません。
どんなに重篤な状況になっても、なぜか誰も呼んでくれないんですよね。

救急車を呼んではいけない

余談はさておき、「自家用車で病院に行く」のと「救急車で緊急搬送される」のとでは、受けるダメージもその前の心構えも全然違います。

前者が望ましいというより、後者はもはやあってはならないレベルと言うべきでしょう。
いざという時に救急隊員や医師に迷惑にならないように、普段から気をつけないといけません。

同様にロスカットも任意の損切りが当然で、強制ロスカットは完全に異常事態です。
流動性が枯渇して取引ができない状態ならともかく、普通の状態で業者に助けを求めるのはかなりクレージーです。

助けて欲しいウルトラマン

しかしながら、にわかFXトレーダーの中にはロスカット=強制ロスカットと捉える人が少なからずにいます。
強制ロスカットは異常で深刻なレアケースなのに、強制ロスカットを基準に考えて「ロスカットまで〇pipisの余裕がある」なんて考える人までいるのです。
まぁ、全部エセトレーダーの昔の話なんですけどね。

強制ロスカット機能はあくまで最後の手段であり、貴方が生き残るための保険です。
自動車でいえば強制保険のようなもので、任意保険なしに運転できるというものではありません。

本当に最後の最後の予防線なので、それがあるから安心と考えてはいけません。
ましてや強制ロスカットになった後に「勝手にロスカットされて損をした!」なんて考えるのはもっての他です。

・アービトラージやヘッジ取引で長期的にポジションを持つ
・海外口座のハイレバ888倍でゼロカットする


といったような特殊な場合は除きますが、通常ストップ注文は入れておきましょう。
値幅以外の条件でロスカットタイミングが明確にできない時は、自分で損切りできるように注視しておきましょう。

強制ロスカットは、ロスカットであってロスカットではありません。
それに依存した時点で、もう完全に手遅れなのです。

決定的に壊れている

⇒強制ロスカットにも実は色んな種類がある

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No title

上手い人ほど損切りが早い。
下手な人は、損切りが出来ないので、遅かれ早かれ消える運命。
利益のコントロールは出来ないが、損失のコントロールは十分可能。
ストップロスさえ入れておけば、トルコリラを買っても問題ない。 

2018-08-25 07:02 | from 自分で賢者と名乗る奴は賢者ではないと思う者 | Edit

Re: No title

> 上手い人ほど損切りが早い。
> 下手な人は、損切りが出来ないので、遅かれ早かれ消える運命。
> 利益のコントロールは出来ないが、損失のコントロールは十分可能。
> ストップロスさえ入れておけば、トルコリラを買っても問題ない。 

間違えることが問題なのではない。
間違いを繰り返すことが問題なのである。
ってことですね。

誤ったポジションを持っても、すぐに認めて方向転換すれば大丈夫です。
それをせずにレバレッジや大統領の発言に責任を転嫁するのは無益なことです。

2018-08-25 08:23 | from 幸福賢者

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