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「魔法少女まどかマギカ」エントロピー論と宇宙を滅ぼす生命の役割 - 貴方を幸福にするFXブログ

「魔法少女まどかマギカ」エントロピー論と宇宙を滅ぼす生命の役割

宇宙人を逮捕
ついに宇宙人が捕まったのか! ((((;゚Д゚))))))

※今回は何をトチ狂ったのかアニメと物理学の話です。
わけのわからない話なので、『魔法少女まどかマギカ』を視聴して「わけがわからないよ」と言ってからお読みください。


アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』で一躍有名になったエントロピー増大の法則
物理の教科書にも載っている基本原理の一つですが、「乱雑さ」という不可解な数値を扱うため正確な意味を理解している人は少ないと思います。
本当は宇宙の真理に接近する、最も大事な法則なんですけどね。

また、アニメの説明も不十分で、むしろ意図的に勘違いさせているような部分もあります。

エントロピー増大則とは何であるのか?
生物はいったい何のために存在するのか?

アニメに足りない点を捕捉してみたいと思います。
(そんなことをして何の意味があるのかは謎)

わけがわからないよ

この宇宙に存在する全ての事象には、乱雑、均一になる方向に進む性質があります。

熱湯風呂は蓋を開けておけば勝手に冷めて、外気と同じぐらいの温度になります。
鉄器は表面から錆びて崩れます。
木材や紙はボロボロになって土に還ります。

科学的に大気の酸素と窒素を分離したところで、それを隔てるものがなければ自然に混合されて均一になってしまいます。
コーヒーにミルクを入れたら、マドラーを使わなくても数分後には混ざって灰色のミルクコーヒーが出来上がります。

形ある物はいつか崩れて、混ぜ合わさって混沌に還る。
仏教でいう諸行無常みたいな話ですね。

我々の住む宇宙はどんどんエントロピーが増大していく、つまり均一に近づいています。
宇宙がもしも閉じた系であるのなら、最後には全部が一緒になって終わってしまうことになります。

そこで、魔法少女のマスコットっぽい宇宙人は一計を講じました。

「このままでは宇宙が熱的な死を迎えてしまうから、魔法少女を燃料にして解決しよう」

これがキュウベェの目的です。
宇宙の意志はエントロピー増大による終焉だが、インキュベーターはそれを良しとしない。
まさに魔法少女を利用した反逆の物語なわけです。

キュウべえは宇宙人だった

ここまではアニメの説明ですが、貴方はこれに納得するでしょうか?
論理的に正しそうな気はするけれど、やっぱりどこか引っかかる所があると思うんですよ。

「形あるものは崩れる」

確かに岩石とか金属、プラスチックとかには当てはまります。
けれど、なぜかそうならないものがありますよね。

例えば人間とか。

貴方が腕をすりむけばボロボロになって流血しますが、そのまま崩壊していくわけではありませんよね。
血小板が凝固して傷口を塞ぎ、細胞分裂から皮膚が再生して元通りになります。

ボロボロな状態→エントロピーが高い
綺麗に治った状態→エントロピーが低い

どういうわけか、エントロピーが減少しています。
エントロピー増大の法則に従えば、こんなことはあり得ないはずです。

もしも死体であれば、身体は朽ちて土に還ります。
しかし、生物は自動的に肉体を修復して、エントロピーを一定に保ちます。

生体内ではエントロピーは増大しないのです。
私達がエントロピー増大の法則を理解しづらいのは、人体に恒常性があるからかもしれません。

埼玉県民の病気が治る

実を言うと、エントロピーが自然増加しないのは生物だけではありません。
管理された家屋も、定期メンテナンスを受けた機械設備も、放置された状態よりもかなり長持ちします。
為替相場なんか不規則に上下するばかりで、全然均一なレートになってくれません(泣)

なぜ崩壊しないかというと、外部からエネルギーを加えているからです。
水は水素と酸素が化合して一つになっていますが、電気エネルギーを加えると分解して水素・酸素に分解します。
自然状態では乱雑になってしまうものも、エネルギーの注入によって状態を揃えることができるのです。

生物は食事によってエネルギーを吸収し、人工物は人間からエネルギーを受け取って調整されます。
だから生物が関わるものは、エントロピーを保つことができるんですね。

キュウベェは『魔法少女→魔女』の変換エネルギーを使って宇宙を維持しようとしていましたが、これは人体や機械装置で行われる化学反応に酷似しています。

人間が体内で炭水化物を燃焼させているように、魔法少女も何らかの反応によって熱量を得ているのではないか?
だとすると、本質的には人間もインキュベーターもたいして変わらないのかもしれません。

魔法少女きゅうべえ

ただこの話は、大きな誤解を生む可能性があります。
「生物はエントロピー増大則に逆らう存在である」という誤解を。

だから、ここで明確にしておきたい。

生物は、エントロピー増加法則に逆らってはいません。
むしろ「生物はエントロピーの増加を加速させている」といった方が正しいかもしれません。

貴方が動植物を食べてエネルギーを得たら、肉体のエントロピーを保つことができます。
しかし、食べられた側はどうなるでしょうか?

食用のために豚を殺せば、その体はバラバラになって分解されます。
牧場を作るために山を切り開いて、農地にしなければなりません。
肉を輸送するために化石燃料を燃やし、様々な添加物や調味料を混ぜて調理する必要があります。

豚の共食い

貴方は食肉のエネルギーでエントロピーを保ちますが、他の場所ではそれ以上にエントロピーが増加します。
つまり、自然界のエントロピーの総量は必ず増加するのです。

地球温暖化で猛暑になれば貴方は自室をクーラーで冷やし、健康的な生活を保とうとしますよね。
しかし、冷えるのは室内だけで、外は廃熱によってさらに加熱されてしまいます。

生物の恒常性も同じこと。
地球上の生命がエネルギーを奪い合うほど宇宙は振動し、乱雑化の流れは加速します。

もしかしたら、生物とは宇宙の終わりを導くための装置なのかもしれません。
バクテリア以下であった生命が長大に進化したのも、人類が自然環境を変えるほどの科学文明を築いたのも、ただ世界を効率よくかき回す道具が欲しかったからなのかもしれません。

町を破壊する猫

実際キュウベェが額面通り宇宙を延命させようとしているか、あるいは寿命を縮めようとしているのかはわかりません。
魔法少女の魔女化が化学反応や核反応と同じようなものであるのなら、母星の存続のために他の星から燃料を奪っていることになるのでしょう。
逆に本当にエントロピーを凌駕する発明であるのなら、宇宙の熱的死を遅らせていることになります。

もちろん、ファンタジーの話なので真意はどうでもいいのですが。

現実に存在するのは謎の宇宙生物ではなく、今地球上で青春を謳歌している私達です。
何も知らぬままに産まれ、何も知らぬまま食い合い、何も知らぬまま自己の繁栄と宇宙の混沌化に突き進む私達です。

エントロピーの増加が良いことなのか悪いことなのかは、神ならぬ人間にはわかりません。
宇宙が本当に終焉を迎えるのか、あるいは外宇宙とのエネルギーの授受によって存続するのかも不明です。

けれど、科学的な事実として宇宙には意志(方向性)があり、ただ怠惰な日々を送っているはずの私達ですら何らかの役割を果たし続けているのは確かなようです。

それが君の願いかい



⇒エントロピー増大則 元気は必ずやってくる
⇒為替少女まどか☆マギカ 祈りは呪いへと変わるのか
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No title

まどマギが我々永遠の少年の琴線に触れるのは、ニュートン好きヲタ心をくすぐるからなんですよねぇ。

自然淘汰のくだりとか。( ̄ー ̄)

生きてるだけで、過去と現在の膨大な低エントロピー源を贅沢に浪費しまくってると思うと、日々ニート生活を送ってる自分でも王侯貴族のようなとてもリッチな生活を送ってる気分になれて、多幸感が湧いてきました。\(^o^)/

2018-10-04 18:27 | from 山中 一人

Re: No title

> まどマギが我々永遠の少年の琴線に触れるのは、ニュートン好きヲタ心をくすぐるからなんですよねぇ。
>
> 自然淘汰のくだりとか。( ̄ー ̄)
>
> 生きてるだけで、過去と現在の膨大な低エントロピー源を贅沢に浪費しまくってると思うと、日々ニート生活を送ってる自分でも王侯貴族のようなとてもリッチな生活を送ってる気分になれて、多幸感が湧いてきました。\(^o^)/

少女は魔女になることで大人になりますが、男というのは何歳になってもどうしようもない子供のままです。
だから科学とか投機とか、手に届きそうで届かないものに憧れてしまうんでしょう。

2018-10-04 20:05 | from 幸福賢者

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