どんなに優れたファンドマネージャーも大阪のおばちゃんには敵わない
2018-10-17|FXのカラクリ(初心者向け)

これはお買い得・・・・・・じゃない?
「もし1000円の商品を値切って900円で買ったとしたら、あなたは10%もの利回りを上げた計算になる。
買うまでに1ヶ月を要したとすれば、年率の利回りは120%。
こんなパフォーマンスをあげられるファンドマネージャーはいない。
しかし、節約であれば確実にそれができる」
これは『投資戦略の発想法』(木村剛著)で述べられていた「節約は確実な財テクである」という話です。
当然エセ賢者はこれを聞いた時、
「詭弁だ!主婦の買い物と資産運用は違う!」
と思い、憤慨しました。
主婦がバーゲン品を買うのは、ただの節約。
預金で株や外貨を買うわけではないし、たった一度出費が減るだけじゃないか。
命がけの資産運用と一緒にしないでほしい。
複数の店を回って価格を比較するのは、時間の無駄。
せいぜい10円の価格差がなんだというのか。
そうエセトレーダーは思ったわけです。

ただ最近楽天ポイントで投資信託を買ったことで、考え方を改めるべきかと思いました。
だって、猫賢者のやってることがそのまま『節約の財テク』を証明していますからね。
⇒金がないので楽天ポイントだけで投資信託を買ってみた
近所のスーパーで買い物をする際にクレジットカードで支払い(リボなど手数料がかかるものは除く)をすれば、支払い金額はそのままで一定割合のポイントが付与されます。
実質的に商品の代金がポイント分値引きされていることになります。
エセ賢者は、日々の買い物で得た楽天ポイントを投資信託に回しました。
これは利益を複利運用に回しているのと同じですよね。
確かに格安品を買って満足しただけなら、それだけで終わってしまう話。
値引き分お金が浮いても、それを使ってしまえば何も残りません。
しかし、節約した分を利用して新しい資産を作り出すことができるのであれば、それは財テクと言って差し支えないのではないでしょうか?

日々の節約なんて資産全体からすればほんの数%に過ぎないかもしれませんが、今の日本ではその数%を稼ぐのも難しい。
日銀のゼロ金利政策により銀行預金の金利は過去最低。
定期預金にしても、1%にすら遠く及びません。
何らかの方法で収入を得たとしても、それには所得税がかかるため、額面通りのお金を得ることはできません。
しかし、節約に税金はかからないので、その分は確実に懐に残ります。
そう考えると、
「節約こそ最高の資産運用!」
という考えも、あながち間違いではないのかもしれません。
もしも貴方が投資をしたいけれど余裕資金がないと思うのであれば、まずは身近なところから始めましょう。
食品や衣服、光熱費や通信費など、あらゆる場所を精査して、生活に支障がない範囲で減らせる箇所を見つけましょう。
『ベン・トー』とかいうラノベ世界では半額弁当を得るために殴り合いが必要らしいですが、幸いこの国では決闘は必要ないので、自分の高すぎるプライドを少々削るだけで済みます。
アウトレット品でも道端の野草でもいいから、お金をかけずに使えるものはどんどん使いましょう。
資産運用は、ネット証券やFX業者の画面だけで完結するものではありません。
貴方に工夫する知恵さえあれば、いつでもどこからでも利益は出せるのです。

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