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IPOで大暴落したソフトバンク株を買うべきではない四つの理由 - 貴方を幸福にするFXブログ

IPOで大暴落したソフトバンク株を買うべきではない四つの理由

株式暴落で有り金を溶かして破産する黒田総裁
やっちまった・・・

過去最大規模のIPOとして注目されていたソフトバンクが、上場したその日に大暴落しました。
直前に通信障害、PayPayのクレジットカード不正使用、ファーウェイショックなどの事件があったとはいえ、ひどい有様です。

ソフトバンク上場株価
公開価格 1500円
初値 1463円
終値 1282円
公開価格14.5%下回る


東京帝国にお住いの桃乃瀬ゆかりさんから「SoftBank株は買いか否か?」という質問がありましたので、エセ賢者の見解を述べたいと思います。

まだるっこしいのは嫌いなので結論から言うと、絶対に買わない!
※あくまで個人の主観です

上場ゴール銘柄に手を出すなんて、自殺行為もいいところ。
非常に分が悪いギャンブルなので、静観するのが吉だと思います。

理由はいくつかあるので、以下で細かく説明します。

①公開価格が高すぎる

ソフトバンクの適正株価

株式というのは企業の経営権を切り売りしたものなので、投機的にはともかく一般的には企業価値に準じた株価が付けられます。
しかし、1500円というやたらキリのいい公開価格がそのまま企業の価値を反映しているとは思えません。

通常のブックビルディング方式では仮条件価格に幅を持たせて需給動向に合わせて株価が決定されますが、ソフトバンクは完全に一本値。
どうやら「年間配当利回り5%」というセールストークを用いるために、1500円という価格を設定したようです。

需給を無視した株価が適正なわけがない。

各証券会社は独自の分析から妥当価格を算出していますが、1300円より下のようです。
したがって、今の株価で買いを入れるのはお得ではないでしょう。

②親子上場は価値分散

ソフトバンクの親会社であるソフトバンクグループ[9984]は元々東証一部に上場しており、日経平均を構成する225銘柄の中でも寄与度が高い。
今回子会社は公開価格を下回りましたが、親会社も値を下げています。

本来子会社は親会社の一部なので、市場からの評価は親会社の株価に含まれているはず。
親会社が保有株式の37%を市場に流したところで、経営権がソフトバンクグループから離れることはないでしょう。
となれば、IPOで調達した分だけグループの資産価値が分割され、株価に反映されると考えるのが自然。

なお、親子会社で上場した事例といえば2015年の日本郵政グループ(日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命)が思い浮かびますが、そちらも三社そろって上場ゴールしました。
一体であるはずのグループ企業を個別に上場させたところで、総体が持つ価値は増えないと思います。

⇒本当に上場ゴールになってしまった郵政三社

日本郵政の株価チャート

③通信事業の将来性が怪しい

事業が成長すれば配当や株価の上昇で株主に収益が還元されますが、日本の通信事業がこれからどんどん拡大していく見通しはありません。
現在日本の携帯電話市場はNTT・KDDI・ソフトバンクの寡占状態にあり、殆どの日本人がスマホかガラケーを所有しています。

少子高齢化で人口が減少していくこの国で、これ以上通信機器の販売台数が増えるでしょうか?
グループのヤフースプリント、投資先のアリババはこの先も業績を伸ばしていくかもしれませんが、寡占市場でぬくぬく育った会社が海外に進出してシェアを拡大していくビジョンが見えません。

④含み損を抱えた投資家が多すぎる

これが一番大事。

12月6日に発生した大規模な通信障害の影響もあり、ソフトバンクの株価は上場後すぐに下落しました。
しかもIPOの個人割り当てが大きく、中には1億円以上株を買った個人もいます。

ソフトバンクのIPOに当選して、含み益になっている投資家はいません。
つまりソフトバンクの株主は全て含み損の個人投資家

日産やマクドナルドも不祥事で株価が下落したことがありますが、それほど大きな下げにならず回復しました。
それは長期保有の株主が多く、売りが売りを呼ぶ展開にならなかったからです。
(おかげでエセ賢者は損切りする羽目になりました)

しかし、ソフトバンクの株主は今買ったばかりで、この会社に愛着もなければ長期的展望もありません。
中には「儲かりそうだから買って、上がったらさっさと利確しよう」と考えていた投資家も少なくないはず。
利回り5%だからといって、ガチホールドする人がどれだけいるでしょうか?

もしもエセトレーダーが含み損のソフバン株を持っていたら、すぐにでも手放したくてしょうがないと思います。
「買値まで上がったら撤退・・・いや半値でもいいから上がったら逃げよう」
そう考えるに違いありません。

売注文は株価に下圧力をかけるので、含み損を抱えた銘柄の上値はかなり重くなります。
もちろんそれ以上の買注文が入れば上昇しますが、ソフトバンクが調達したのは2兆6千億円
そして株主が抱えている含み損は3500億円

そんな規模のロングをして個人投資家の含み損を解消してくれるファンドがそうそういるとも思えません。
頼みの綱の日銀砲も、既に玉数が残り少ないようだし。

反発するとしても、元値を超えていくのはかなり難しいのではないかと思います。

黒田バズーカ

以上の4つの理由から、猫賢者はソフトバンク株を推奨しません
仮に配当のために買うとしても、株価が割安になってからですね。

特に個人投資家がロスカットせずに株を塩漬けしそうなのが大きい。
FXの高金利通貨ロングもそうですが、アホールドしている個人がいる状態でトレンド反転は起きにくいと思います。

買う買わないは個人の自由ですが、エセ賢者は含み損に塗れた株を買う趣味はありません。
空売りができないのなら、買いポジが一掃されるまで静観するのみです。

自分さえ儲かれば会社や顧客はどうでもいい

⇒上場ゴール IPO銘柄に潜む罠
⇒大人気の日本郵政株に潜む影
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No title

確かにライブドアと似たようなかほりがする。
ただ将来的に海外でも通信事業をやるとなれば、買いでしょう。

2018-12-20 03:04 | from 名無しちゃん

Re: No title

> 確かにライブドアと似たようなかほりがする。
> ただ将来的に海外でも通信事業をやるとなれば、買いでしょう。

投資家から集めた2兆円を何に使うかが鍵ですね。
事業を拡大するには経済縮小する日本から出ていくしかないのですが、
寡占市場のゆるま湯にどっぷり浸かった日本企業が海外の苛烈な競争に勝てるのどうか?

2018-12-20 09:20 | from 幸福賢者

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