パイオニア上場廃止 ボロ株を買って大損した話

行き先は地獄か! (つД`)ノ
※ほぼ実話です
なぜ口調がエセ関西弁なのかは謎です
「アベノミクスで株高すぎやろ。もっと手頃な銘柄はないんか?」
「お、パイオニア株100円切っとるやん。元が400円ならお買い得やな」
「カーナビの会社?よくわからんけど買い入れたろ。
業績めっちゃ悪いけど、昔CM流してた会社やし数年待てば戻るやろw」
一月後
「さらに下がっとる!もう70円台!?そんなに経営ヤバいんか?
それかてアップルショックもあったし、仕方ないな。
売り上げ4000億円の企業やし、落ち着けば少しは回復するやろ」
さらに一月後
「臨時株主総会のお知らせ?アジア系ファンドの子会社になるん?
シャープみたいなって、株価が持ち直してくれたらええな」
さらに半月後
パイオニア「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの傘下に入り、上場廃止します」
「なんやてっ!?」

「まぁ、上場廃止ゆうても株は残るやろ。会社が倒産するわけでもなし」
パイオニア「お持ちの株は全て66.1円で買い取らせて頂きます。
株を持ち続けることはできません」
「最短で3月ならまだ期間あるやろ?
それまでにもうちっとでもマシな値段で売り抜けんと・・・」
株価チャート「完全に心停止」

「あかん、66.1円の株を高値で買うやつなんておらん」
「完全にオワタ」

Ω\ζ°)チーン

以上が猫賢者が落ちるナイフを掴んで無事死亡したあらましです。
いくら安値でも垂直降下中の株を買えばそりゃそうなりますよね。
いくら現物株とはいえ、永遠に持ち続けられるわけではありません。
倒産や上場廃止で取引中止になればそれまでです。
たとえ企業が儲かっていても、会社の方針で上場を取り止めることもあります。
低位株は株価が低い分リスクが低そうに見えますが、そんなことはありません。
人気がないということは悪材料を抱えている可能性も高いので、倒産などのリスクは普通の会社より高くなります。
FXなら国家規模の危機でもない限り取引停止になりませんが、株が取引できなくなるのは珍しいことではありません。
最悪ストップ安で張り付いて、何日も動けなくなることもあります。
栄枯盛衰は世の常で、どんなに繁栄していた企業もいつか衰退します。
エセ賢者ほど考えなしに買う人もいないと思いますが、安易にバーゲン品に飛びつくとこうなるんだということは知っておいてください。

⇒諸行無常の株式投資 会社は潰れる大前提