稼ぐ力育成講座⑥ 本当に稼げる仕事はたった一つしかない!

億トレーダーってそんなにいるの!? (;゜0゜)
前の記事⇒稼ぐ力育成講座⑤ 需要はどこにあるのか?
この大人気シリーズ(?)もはや6回目。
ずいぶん長くなりましたが、ようやく核心に踏み込めそうです。
会社にはたくさんの職種があります。
様々な業務が合わさって、一つのビジネスが成り立っています。
・取締役
・企画
・総務
・製造
・営業
・事務
・経理
・人事
・教育
・物流
・受付
どれも企業を運営するためには欠かせないお仕事ですが、敢えて一番大事な仕事を選ぶとしたらどれでしょうか?
会社の顔である社長?
商品を作る製造?
社員を採用する人事?
どれも違います。
答えは営業です。
企業の目的は利益を上げること。
利益とは、物やサービスを対価に代金を受け取った時に発生します。
だから「売る仕事」である営業より大切な役割は存在しません。
世界一優秀な営業マン↓

もちろん、会社をきちんと管理して商品をお客様に届けるためには他の職種の協力が必要不可欠です。
しかし、製造がどんなに素晴らしい製品を作っても、物流が素早く届けても、肝心の営業が売らなければお金にはなりません。
何十回と断られても、次の客にアタックするしかありません。
少しでも売れる見込みがあるなら、販売サイトに出品する手間を惜しんではいけません。
バーゲンでも訪問販売でもヤフオクでもメルカリでも、手段は何でも構わない。
ただ販売してお金を残すことだけが、事業を存続させます。
他の仕事がどんなに目立っても、会社のメインプレイヤーは営業なのです。

しかしながら、そんな事業の生命線である営業職は就活性に相当に嫌われています。
多くの若者はプライドの傷付きやすい営業職を避けて、事務や製造の裏方を希望します。
一般の人は押し売りしてくる営業マンを嫌っています。
けれど、それが仕事です。
99%に要らないと言われても、1%の必要としている人に届ける。
そして利益を出し、社員を食わせていく。
これ以上立派な仕事はありません。
売ることだけが利益になる。
これはFXトレーダーにとっても同じこと。
むしろトレーダーは製造や運搬を行わないのだから、取引の重要性は何よりも高くなります。
どんなに頑張ってマーケットの情報を集めても、何十年分のチャートを分析しても、実際に売買をしない限り損益は発生しません。
一応株の配当やFXのスワップポイントもありますが、先物の差益に比べれば微々たるものです。
株や外貨を買った時よりも高い値段で売る。
高値で売れないとしたら、ロスカットしてでも素早く売り抜ける。
トレーダーの仕事の半分も、やはり営業なのです。
ただの引きこもりじゃないんですよ。

大抵の人は「エントリー(注文)」と「エグジット(決済)」を同等に捉えていますが、それは大きな間違いです。
実際には玉を建てるより解消する方が遥かに難しい。
だって買った時はまだプラスもマイナスもないけれど、決済する時には損益が決まってしまうのだから。
ビジネスで考えてみるとわかりやすい。
高度に情報化した資本主義社会においては誰もが自分の持っている物をアピールしているので、仕入れ先を見つけるのはさほど難しくはありません。
極端に安値で買うとなると大変ですが、そこそこの良品を手頃な価格で手に入れるなら容易い。
しかし、それを買った以上の値段で売るのは至難の業。
途中の経費や売買にかかる消費税を含めても利益を残そうと思ったら、相当な苦労が伴うでしょう。
上手く売れなければ特売も考えなければいけないし、最悪売れ残って全損になるリスクも伴います。

トレーダーだって同じこと。
株や外貨を仕入れたとして、「いついくらで売ればいいのか」は簡単にはわかりません。
少し上がっただけで待ちきれずに売ってしまえば、その後の上昇の利益を失ってしまう。
かといって持ち続ければ相場が反転し、含み益がなくなってしまうかもしれない。
含み損も損切りしなければ、いつかプラスに戻る可能性はある。
その一方で塩漬けしたらどんどん腐って、取り返しの付かないことになるかもしれない。
決済というのは本当に難しい。
会社の業績が営業マンによって決まるように、トレーダーの成績も利益確定・ロスカットで決まります。
それ以外の作業も決して不要ではないけれど、出口ほど重要ではありません。
稼ぎたいのであれば、何よりもまず売ることを考えなくてはいけません。
最も高い値段で売れる場所を探し、在庫が残るのであれば速やかに処理することを考えなくてはいけません。
そういう意味では、優れたトレーダーになるとは良い営業マンになることなのかもしれません。

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