稼ぐ力育成講座⑦ 利益を伸ばす3つの方法
2019-03-24|FXのカラクリ(初心者向け)

これは売れそう!
前記事⇒稼ぐ力育成講座⑥ 本当に大切な仕事はたった一つしかない
仕入れ値よりも高い値段で売却すれば利益なりますが、1回取引したらそれで終わりということはありません。
需要がある限り何度も取引を繰り返して、利益を積み上げることになります。
その場合の総利益額は、
利益=利幅(価格差)×取引回数
となります。
厳密には損失や諸経費を引かなければなりませんが、話を簡単にするためにここでは省略します。
大きく儲けたければ原価より売値が高い商品を売ればいい。
あるいは沢山仕入れて、多くの人に売ればいい。
これは感覚的にも納得できる話ですね。

注意したいのは、ここでいう取引回数は「取引が成功した回数」だということです。
当たり前のことですが、商品を店頭に並べたとしても買ってもらえるとは限りません。
FXで注文を出したとしても、約定するとは限りません。
なので、取引を試みた回数と成約率を加えると、
取引回数=取引機会×成約率
利益=利幅×取引機会×成約率
となります。
よって、利益を最大化するためには、
①価格差を大きくする
②取引機会を多くする
③成約率を上げる
の三つを実行すればいことになります。
あまり良い例ではありませんが、保険の営業やキャッチセールスをイメージするとわかりやすい。
最近は銀行の営業マンが高齢の高額預金者を狙って、手数料の大きい金融商品の勧誘を行っています。
エセ賢者は綺麗なねーちゃんによく引っかかって、霊験あらたかな壺を買わされています。

商品の値段や手数料を高くして、利幅アップ。
より多くの客を集めて、取引機会アップ。
言葉巧みに誘導して、成約率アップ。
詐欺の手口みたいですが、まともな商売でも株やFXのトレードでも本質は同じです。
三つの要素を確実に抑えることが、より大きな利益に繋がります。
トレードにおいては、利幅(獲得pips)・回数・勝率がそれらに該当します。
負けトレーダーが成績を改善したかったら、
①1回のトレードで取れる利幅を上げる(あるいは損失幅を下げる)
②トレード回数を増やす
③勝率を上げる
のうちどれかを行うことになります。
ただ闇雲に勉強したり、メンタルを鍛えたり、情報を集めたりしたところで、何が改善するのかわからないのでは無駄。
三つの中で自分に足りないのはどれかを考えて、それを集中して鍛えなければいけません。
実力、運、、経験、努力といった曖昧な言葉を言い訳にするのは止めてください。
必要なのは、価格差と取引機会と成約率。
上手く行かないということは、それらのどれかが欠けているということです。
自身の長所と短所を正確に把握して、それぞれ確実に伸ばしていきましょう。

来週のサザエさん・・・じゃなかった、次回からは三つの要素をピックアップして、伸ばす方法を考えていきます。
つまりあと3回は続くはず?
⇒稼ぐ力育成講座⑧ 価格差を極大化する四つの手段
⇒維新流トレード術サンプルマニュアル