頭の良い日本人ほど洗脳されている
2019-06-19|誰でもできる♪幸せになるコツ

間違っていたっていいんだよ (^∇^)
実は日本の学校教育には大きな欠陥があり、それがイノベーションと経済発展を妨げる元凶になっています。
それは間違いを徹底的に避けること。
例えば、学校の期末テスト。
国語、英語、理科、社会、数学・・・
どの教科にせよ、目標とするところは明確です。
一問も間違えることなく、満点を取ること。
評価は百点からの減点方式なので、生徒はとにかくケアレスミスを避けなければなりません。
授業で教えていないことを尋ねられることはないので、「一問でも不正解を減らす」ことが学校の評価を決定します。
優秀な成績で卒業するためには、この習慣を身に付けなければなりません。

試験中以外でも、常に間違いを避ける姿勢が要求されます。
教師に質問されたら、正確に答えなくてはいけない。
体操は、フォームを崩してはならない。
縄跳びは、縄に引っかかってはならない。
ルールを破ってはならない。
ミスをしてはいけない。
ミスをしてはいけない。
ミスをしてはいけない。
それを何万回も言い聞かされて、私達は「失敗しないこと」を目標とするように刷り込まれてきました。
それが日本人が抱える最低最悪の洗脳です。
この教育方針は、優秀な社畜を作る上では非常に役立ちました。
会社の指示に従って的確に行動してくれるロボットは、高度経済成長期の発展を支えてくれました。

しかし、その後の多様性と柔軟性が求められる社会になって、状況は一変しました。
ただ言われたことを確実にこなすだけの機械には、革新的な商品やサービスを生み出す能力がなかったからです。
仮に、同じゴールにたどり着くための100通りの方法があるとしましょう。
この中で一番良い方法を見つけるにはどうしたらいいでしょうか?
論理的に答えが出せる簡単な問題でなければ、全て試してみるしかありません。
100回全てやってみて、一番結果が良かったものを採用すればいい。
手間はかかるけれど、そんなに難しい話ではありませんね。
しかし、意外と日本人はそれが苦手です。
特に学生時代に好成績だった人ほど、全てを試すことに抵抗を覚えます。
なぜなら、100回試すということは99回失敗するということだからです。
最高の方法を見つけるためには、100回やるしかない。
しかし、それは学校で刷り込まれたことに反します。
間違えれば、減点されてしまう。
少しでも瑕疵があれば教師や親、周囲の人々叱責され、無能者の烙印を押されてしまう。
それが頭の中にこびりついているから、よほど確信がない限り行動できない。
行動しないから、答えが出せない。
ひたすらノウハウばかりを追い求めるけれど、完璧なものなんかどこにもない。
だから官僚や政治家、大学教授などの頭の良い人達は何も改革できないのですよ。
たとえ教育の呪縛を打ち破って新しいことを始めたとしても、世間から袋叩きにされます。
一度でも間違えれば切腹を要求される社会では、失敗から学ぶことすらできません。

間違えてはいけない。
間違えてはいけない。
間違えてはいけない。
きっと、貴方の脳にも義務教育で刷り込まれたこの言葉が焼き付いているはず。
ロボットから脱却して新しい答えを見つけるためには、まずこの洗脳を解かなければなりません。
失敗した自分を責めるのではなく、他人に責任転嫁するのでもなく、最初から正しくない答えも受け入れた上で行動しなければなりません。
不正解を避けることは、正解を選ぶことではありません。
「間違えてはいけない」のではなく、「間違えても許す」のでもなく、正解を見つけるためにはどちらも試す必要があるのです。
間違いに対して罪の意識を持つのは止めてください。
より多くを学ぶために、一つでも沢山の失敗(チャレンジ)を積み重ねていきましょう。

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