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れいわ新選組の公約の重大な欠点 - 貴方を幸福にするFXブログ

れいわ新選組の公約の重大な欠点

山本太郎消費税廃止減税

2019年参議院選挙で、エセ賢者は一応れいわ新選組を応援しています。
理由は消費税廃止を公約に掲げているから。
NHK放送のスクランブル化を掲げる「NHKから国民を守る党」も気になりますが、受信料より消費税が優先です。

消費税は産業の血液である取引にブレーキをかけ、20年間日本をデフレ不況にしてきた元凶。
低所得者の負担が最も大きく、還付金を受け取る輸出企業と免税のある外国人だけが潤う最低最悪の税制。

韓国も消費税10%ですが、生活必需品(未加工の食品など)には課税していません。
10月に増税が行われれば日本は世界一の重税国家になり、経済は一層衰退するに間違いない。

この国を救うためには消費税を廃止し、見せかけでない景気回復を実現させなければなりません。
マレーシアにできたことが日本にできないはずはない。

しかし、今回の選挙でれいわ新選組が勝って公約が実現するかというと、正直厳しいと思います。
というか、客観的に見てまず無理でしょう。



<れいわ新選組の公約>
※朝日新聞より引用

○消費税は廃止

○安い家賃の公的住宅を拡充

○奨学金チャラ

○全国一律最低賃金1500円

○公務員を増やす

○1次産業への戸別所得補償

○防災庁を創設

○公共投資は防災対策、水道、鉄道などに積極的に支出

○1人あたり月3万円のデフレ脱却給付金を給付

○新規国債の発行、大胆な財政出動、法人税に累進制導入

○日米地位協定の改定、辺野古基地建設は中止

○TPP協定、カジノ法、秘密保護法、派遣法、安保法など「トンデモ法」の一括見直し・廃止

○原発即時禁止、東電原発事故被災者への支援継続・拡充


この要約を見てまず思ったのは、見事に反安倍の政策を並べたものだ、ということ。
このまま自民党政権が続けば起こるであろう、

・消費税10%に増税
・奨学金破産続出
・ワーキングプア
・公務員削減
・TPPで農家壊滅
・水道民営化など公共料金値上げ
・法人税減税
・米軍基地移設問題
・カジノ建設
・原発再稼働

といった諸問題に対して、全てノーを突き付けています。

嘘つかないTPP反対山本太郎

要するに、ターゲットは現在の安倍政権に不満を持つ人全て。
マーケティング的には、体制側と反対の主張をして反自民の受け皿になるという戦略は極めて正しい。

しかし、

・それぞれの判断は正しいか
・将来に対する明確なビジョンはあるか
・本当に実現可能か
・大衆に向けて十分にアピールできているか


という点で考えると、完璧な作戦ではないと思います。
むしろツッコミどころが多すぎる。

まずアベノミクスは確かに非正規を増やして貧富の差を拡大し、増税によって個人消費を大幅に減らしてしまった。
けれど、超低金利によって膨大な日本国債を買い支え、資金調達に悩むゾンビ企業を延命させた実績もあります。
大半の人には害であっても、利を得た人も決して少なくない。

猫賢者は自民信者ではありませんが、全ての政策を否定することはできません。
特に原発やTPP、憲法改正は一長一短なので、何もかも反対すればいいとは思いません。

戦争変態反対

そもそもこれらの政策は、全体としてかみ合っているのでしょうか?
消費税や秘密保護法の廃止は自由主義向けですが、公務員の増員や最低賃金の増加は共産主義的です。

小さな政府を目指すのか、大きな政府を目指すのか、これではよくわかりません。
国民に自由を保障するのか、国家が介入してコントロールするのかは、はっきりさせてほしいところです。

次にこれは全ての政党に言えることですが、抜本的な改革をしようとするなら明確なビジョンが必要です。
トランプ大統領がそうしているように、リーダーは個々の政策より先に「どんな国にしたいのか」を示さなければなりません。

米国のような自由主義の国にするのか?
北欧のように高負担高福祉の国にするのか?
成長産業に投資して経済でリードするのか?
GDPなどの指標を目標にするのか?
他国と対立しても自国の優位性を示すのか?

アメリカ合衆国トランプ大統領

単にれいわの公約を並べても、日本の理想像は見えてきません。
これは自民・立憲・公明などほとんどの政党に言えることですが、日本の政治家は目標を示すのがあまりにも苦手。
多分それがはっきりしている政党は、昔から共産主義の実現を掲げている日本共産党ぐらいでしょう。

公約の内容については、「民衆から支持を得るために最も効果的なものを選んだ」ということで良いとしても、問題はまだ残ります。

それは公約の実現性。
そして何より、周知力の不足です。

ニート賢者は、れいわの公約がどう受け止められているか調べるために年配の方に尋ねてみました。
しかし、返答は

「れいわ新選組?知らないねぇ」

疑問を持った猫

高齢者の大半は、ネット環境を持っていない。
スマホがあってもたいして見ていない。
情報源はほぼテレビだけ。

れいわ新選組はマスコミに嫌われているので、ほとんどテレビに映っていません
党首討論にも呼ばれていないので、高齢者には認知されていません。
山本太郎の名前を出しても、「小沢さんの党の人だっけ?」ぐらいの認識です。

人間の好感度は接触回数に比例するので、最もニュースに出る自民党が圧倒的有利。
一方でマスメディアに嫌われたれいわは認識されていないため、比較対象にすらなりません。
主権者の最大派閥に覚えてもらえない以上、いくらSNSやYoutubeで拡散しても勝てる見込みは低いでしょう。

かつて民主党が政権を取った際は、マスコミや大企業が味方についていました。
テレビ番組が盛んに取り上げなければ、あの政権交代もなかったでしょう。
れいわはネットや路上でアピールする前に、まずマスメディアを一つでも味方に付ける努力をするべきだったと思います。

重度障害者2人を「特定枠」として出馬させたのも、一種のギャンブルですね。
確かに体の不自由な方々の支持は受けるでしょうが、彼等は社会において大きな割合を占めるわけではありません。
3枠以上得られなければ党首自身が失職してしまう行為は、ハイリスクハイリターンの博打です。

危ないかもね交通

ここまで公約に対してこれでもかと批判してきましたが、エセ賢者はれいわ新選組を応援します。
なぜなら、消費税がある限り日本経済は縮小し続けるからです。

人類の最大の長所は分業によって作業を効率化し、交換によって価値を創造できる点にあります。
なんら付加価値を生まずに一方的に利益だけを奪っていく制度は、それらを根本から破壊してしまいます。

日本のためを思うなら、消費税だけは絶対に廃止しなければならない。
れいわが選挙で勝てなくても、少しても票数を増やしてその意思を表明しなければなりません。

おそらく日本の政党は大きな求心力のあるビジョンを持っていないし、今回の選挙で野党が大勝することもないでしょう。
(まずありえないが)れいわの候補者10名が全て当選したとしても、ただちに政権が取れるわけでもない。

しかし、投票によって私達の譲れない意思を示すことはできます。
一人でも国民の声を聞いてくれる人を送り込んで、未来の足掛かりにすることはできます。

大切な貴方の一票を、どうか有効に使ってください。



⇒選挙には投票しない権利もある
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テレビよりネット派ですが今まで山本太郎のことはN国党と似たようなおふざけの色物枠だと思っておりました。
しかしながら今回ねこ様の記事を見て初めて政見放送を観ましたが想像以上に真面目な方で驚きました。
言ってる事はねこ様の仰ってる通り、理想論が多く仮に政権を取ったところで実現するには厳しいものばかりです。
ですが公約の内容ではなく山本氏の姿勢に「この国を変えたい」という思いを感じられました。

政治家全てに不信しかないこの状況で会社からの推薦候補すら入れる気が起きなくやり場の無い思いがありましたがねこ様のおかげで自分の意思で変える為に選挙に行こうと思わされました。

いつも良記事ありがとうございます。
稼ぐシリーズも楽しみにしておりますので頑張ってください。

2019-07-15 21:20 | from 短足ぬこ可愛い

Re: タイトルなし

> テレビよりネット派ですが今まで山本太郎のことはN国党と似たようなおふざけの色物枠だと思っておりました。
> しかしながら今回ねこ様の記事を見て初めて政見放送を観ましたが想像以上に真面目な方で驚きました。
> 言ってる事はねこ様の仰ってる通り、理想論が多く仮に政権を取ったところで実現するには厳しいものばかりです。
> ですが公約の内容ではなく山本氏の姿勢に「この国を変えたい」という思いを感じられました。
>
> 政治家全てに不信しかないこの状況で会社からの推薦候補すら入れる気が起きなくやり場の無い思いがありましたがねこ様のおかげで自分の意思で変える為に選挙に行こうと思わされました。
>
> いつも良記事ありがとうございます。
> 稼ぐシリーズも楽しみにしておりますので頑張ってください。

いつも応援ありがとうございます。
今回は良い点、悪い点を含めて中立的な話をするように努めさせて頂きました。

有権者は決して全ての情報を得た上で選挙に臨んでいるわけではなく、
特にれいわ新選組のようにテレビから干されている党については正しい判断がしづらい状況にあります。
本当の民主主義を実現するためには、まずこの情報格差を是正する必要があるのではないかと思います。

2019-07-15 23:11 | from 幸福賢者

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