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人類は劣等感の奴隷 - 貴方を幸福にするFXブログ

人類は劣等感の奴隷


草食動物ですらマウンティングの誘惑には逆らえない!

人間であるとは劣等感を持つことである
   by心理学者 アルフレッド・アドラー


最近京アニが放火されたり、闇営業を行った吉本興業がバッシングを受けたり、国会議員に当選した障碍者が差別を受けたりしていますが、それらの根っこにあるものはたった一つなのだと思います。

おそらく世の中で起こる事件の大半は、同一の原因によって起こっているのでしょう。
それぞれ内容の異なる事象も、元を辿れば同じ所から来ているのだと思います。

・嫌いな相手を殴る
・上司の悪口を言う
・嫌いな人を無視する
・SNSで言い争う
・ツイッターでブロックする
・ブログに中傷コメントを書き込む
・アニメ事務所に放火する
・著名人の不倫を叩く
・闇営業した芸人を首にする
・政治家を批判する
・日本を誉める
・韓国を貶める


・自慢する
・ライバルに勝とうと努力する
・良い学校に入る
・東証一部の大企業に入る
・競争に勝って出世する
・コンクールで優勝する
・「私と仕事のどっちが大事なの?」と旦那に迫る


夫婦喧嘩のため臨時休業

どれも一見バラバラで共通点のない行動に見えますが、その動機はだいたい同じ。
それは人間なら誰しも持つ劣等感

世界で最も劣等感の強い劣等賢者には、それが痛いほどわかる。

劣等感、優越感、自尊心(プライド)・・・
競争心、承認欲求、自己顕示欲・・・

それが表れる形によって呼び名は異なりますが、その起源は共通しています。

「他人と自分を比較して、自分が下であることが許せない」
という本能です。

「他者に対して相対的に下位にある」というのは、生存や生殖において非常に大きなデメリット。
立場の低い動物は餌の取り分が少なくなり、異性に対してもカップリングが難しくなります。

特にオスは交配に地位が求められる傾向が強いため、進化の過程で必然的にプライドが高くなりました。
「上位でありたい!」という欲求は食欲・性欲・睡眠欲と同等か、それ以上に強く遺伝子に刻まれています。

亀田と喧嘩する猫

上で挙げた行動はネガティブなものもポジティブなものもありますが、いずれも相手と自分の上下関係を改善する働きがあります。
いわゆるマウンティングですね。
上下関係はあくまで相対的なものなので、必ずしも絶対的な地位を向上させる必要はありません。

・相手を攻撃する行為→相手の立場を下げる
・自分を持ち上げる行為→自分の立場を上げる
・距離を取る行為→立場をフラットにする


劣等感は感情の一部というよりも、潜在意識に刻まれたより上位の命令に近い。
自分のポジションが相対的に低いと認識された時に、強い不快感を生じさせます。

不快感は「嫉妬、怒り、悔しさ、競争心、恨み、悲しみ」といった形で思考を占拠し、劣等感を払拭させるアクションを促します。
いわゆる負の感情の多くは、プライドに起因するわけです。

ニート賢者の半生も、劣等感とマウンティングに突き動かされてきました。

勉学に励んで大学院に進学したのも、同級生に対して身体的に劣るが故。
カップルを見つけると「リア充爆発しろ」とつぶやいたのも、異性にモテない嫉妬。
東証一部の大企業に就職したのも、脱サラして専業投資家になったも、自分を認めない社会への意趣返しでしかない。

何もかもが劣等感の裏返し。
山月記のごとく肥大した自尊心に振り回されてさえいなければ、また違う人生もあったかもしれません。

劣等感を解消する手段は、大きく分けて4種類あります。

善悪を抜きにすれば、一番効果的なのは相手を殺すこと。
比較対象がいなくなってしまえば、何も比較する必要がなくなります。

女に暴力を振るう男は殺してしまえ

殺人や放火は、目的を果たす最も短絡的な方法です。
芸能人のスキャンダルが出た時などは社会的に抹殺しつつ罪に問われないチャンスなので、皆がこぞって群がります。

事件が起きた時にSNSが大きく炎上するのは、日本人の劣等感が溜まっている証拠です。
吉本芸人が闇営業したことよりも、他人を攻撃しないことには底辺を抜け出せない日本人が多いことの方がずっと問題だと思います。

一方で、建設的な形で劣等感を解消したい人は自己を高める方法を選びます。

努力してスキルを伸ばし、競争に勝つ。
業績を上げて出世し、資産や名誉を獲得する。

鍛錬や工夫によって社会的地位を確立した人々は、成功者と呼ばれます。
ただし、それは70億人が切磋琢磨して常に比較される現代社会においては、そう簡単なことではありません。

一番簡単で効果が高いのは、距離を取って逃げること
接触することも目に映ることもなければ、上下関係に煩わされることもなくなります。
そういう意味では逃走や無視、ブロック、引っ越し、転職は有効な方法ではあります。

逃げた女房

しかし、それはマウンティングしたい相手を逆上させるし、離れたところでまた別の相手と争うことになるかもしれません。
猫から逃げる兎のようにずっと逃げ続ける生存戦略もありますが、それはそれで大変です。

攻撃してもダメ、逃げてもダメ。
頂点を目指すほど頑張れない。

そんな人は、いったいどうすればいいのでしょうか?
それを解決してくれるのが、心理学者アドラーの唱えた共同体感覚
劣等コンプレックスを払拭する第四の方法にして、究極の答えです。

ということで、次回はこの共同体感覚についてお話します。

⇒劣等感を解消する最良の方法 「共同体感覚」とは

なお、劣等感の話はアドラー心理学の中核であり、人生における最大の課題とされています。
今回はアドラーをある程度学んだ人がさらに理解を深められるように内容を設定していますので、人生の意味を知りたい人は勉強してみることをお勧めします。



アドラー心理学の本

⇒課題の分離ができない限り一生悩みはなくならない
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上とか下とか本当にどうでもいい…という今の心境です。自分が生きるためのことができていれば、本当はそんなに困らない筈なんですよね?劣等感は他者と比べる限りなくなりませんが、他者の上に立ったからといって、なくなるものでもありません。
なくそうとしたってなくならないものに囚われるよりも、庭の草を取ったり、誰かのために料理をしたり目の前のことをやっていた方がいいと感じました。

2019-08-02 16:29 | from もも

Re: タイトルなし

> 上とか下とか本当にどうでもいい…という今の心境です。自分が生きるためのことができていれば、本当はそんなに困らない筈なんですよね?劣等感は他者と比べる限りなくなりませんが、他者の上に立ったからといって、なくなるものでもありません。
> なくそうとしたってなくならないものに囚われるよりも、庭の草を取ったり、誰かのために料理をしたり目の前のことをやっていた方がいいと感じました。

劣等感は人生を動かす強力な原動力ですが、そればかりに囚われていると他のものに気付かなくなる諸刃の剣でもあります。
劣等感の強い人は、物事に勝ち負け以外の動機を見出しにくい状態にあります。
既に劣等感を克服して楽しさや喜び、他者への貢献を動機に行動できているなら、それが一番良いと思いますよ。

2019-08-02 18:05 | from 幸福賢者

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