国営ねずみ講 公的年金が既に破綻している理由

もう止めて! (ノ_<)
「年金は持続可能なのか? 無理ならいつ破綻するのか?」
日本人なら誰もが持っている疑問ですが、この答えは既に出ています。
公的年金はとっくの昔に破綻しています。
あなたも知っているように、年金や健康保険といった保険商品の仕組みはねずみ講や宝クジと同じです。
沢山の人からお金を集めて、条件を満たした人にそのお金を渡すシステムです。
年金の場合、若い加入者から保険料を徴収して、高齢者や障碍者に給付します。
集めた保険料は株式などで運用されてはいますが、運用益では到底給付金を賄えない。
現在私達が納めている保険料は直接給付に使われているので、実質的にポンジスキームと大差ない。
ポンジはピラミッドの下位から上位にお金を回すので、新規加入者が増え続けている間しか持続できません。
日本は急速な少子化で若者の数がどんどん減り、その一方で平均寿命が延びて受給者は増えています。
こんな状態ではピラミッドが転倒するのは当たり前。
年金支給額>年金徴収額
になった時点で年金は破綻しています。

でも、年金制度は廃止されていませんよね?
明らかに徴収額より給付額の方が大きいのになぜ?
その理由は税金投入という禁じ手を使っているからです。
普通なら保険料が減ればその分支給額を減らして、バランスを取らなければいけません。
けれど、この国は税金をつぎ込んで足りない分を補うという暴挙に出ました。
2004年以前は1/3を税金で補填し、2004年以降は1/2を税金で補っています。
民間の保険であれば、保険料が支給額を上回った時点で清算。
しかし、公的年金や国民健康保険は血税を湯水のように投入して無理矢理維持しています。
これはもう終わっていると言うしかないでしょう。
全然保険じゃないし、税金で賄うならGPIFでやる意味もない。
制度を分けて無駄なコストを増やすぐらいなら廃止して、生活保護と統合した方がいい。

年金や健康保険の財源に充てられているのは、ご存じの通り消費税。
増え続ける社会保障費のために、消費税が段階的に引き上げられています。
社会保障と税の一体改革?
意味がわからない。
なんで社会保障のために消費に罰を与える必要があるのか?
徴収した消費税を高齢者に給付してまた消費税で回収しても、無駄なコストが増えるだけ。
経済は縮小し、総合的な税収は減ります。
完全に狂っています。
保険料と支給額のバランスが崩れたなら、速やかに制度を清算させるのが当たり前。
それをせずに国庫と保険を連結させてしまえば、本来保険だけで済む問題が財政全体にまで波及してしまう。
支給開始年齢がどこまで延長され、いつまでこのゾンビ状態が続くのかは日本政府次第。
どこまでも延命を続けるのなら、年金が終わるのと同時に日本の財政も破綻するでしょう。
アベノミクスで始まった積極的な株式運用はギャンブル。
上手く行けば延命するし、リーマンショック級の暴落が来れば寿命が縮む。
どちらにせよ人口比が変わらない以上、既に詰んでいるのは変わりませんが。

日本の物価スライド式給付制度は欧州の高福祉国を参考にしていますが、その欧州各国は既に定額支給をやめて積み立て方式に移行しています。
当人が払った以上の金額を支給する保険なんて、成り立つわけがないからです。
支給額の半分が税金なら、利回り100%保証の金融商品と同じ。
そんなのあり得ないでしょ?
いくら騙されやすいエセ賢者だって、これには騙されませんよ。
この無茶苦茶な詐欺保険のおかげで現役世代の賃金の1/3が奪われ、婚姻率と出生率は右肩下がりです。
38年連続で子供の数は減り、2019年の出生数は90万人を割れました。
現役世代の収入は配偶者や子供を養うためのものなのだから、高齢者がそれを奪えば子供が減ってしまうのは当然。
年金と健康保険は廃止し、本当に必要な人だけ生活保護で救済を。
消費税と社会保険料を若者に返し、子供を育てられる家庭を取り戻そう。
年金は福祉の皮を被った最悪のポンジスキーム。
狂った社会主義は即刻終わらせなければなりません。

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