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株式投資に潜むアンカリング効果の罠 - 貴方を幸福にするFXブログ

株式投資に潜むアンカリング効果の罠

日経平均株価暴落
大バーゲン?

前の話⇒係留規則 インフレ目標2%をたやすく達成する驚異の裏技!

以前に係留規則(アンカリング)の話をしましたが、コロスケ暴落相場においてエセ賢者はアンカリングに振り回されていると強く感じます。
株価や為替レートが下がって「あら安い!」と思ってしまった投資家は要注意です。

試しに2020年初頭の暴落と、個人投資家の動向について考えてみましょう。

日経は高値24000円から22000円に下落。
「安い」と思って、多くの投資家が飛びつきました。

しかしコロナ騒動が本格化して下落が加速し、20000円割れまで下落。
「安い」ので今が買い場と思ってナンピンしました。

2万円でも下落が止まらず、16000円台まで急降下。
多くの投資家がロスカットする阿鼻叫喚の地獄。

暴落時のナンピン買いで破産

沢山の犠牲を払って相場は反転。
日銀の介入で18000円まで上昇しましたが、「これは高い」と言って買う人がいません。

19500円まで上昇しても、やっぱり買う人はいません。
「高い」から。

・24000円→高値
・22000円→安い
・20000円→安い
・17000円→安値
・18000円→高い
・19500円→高い


まとめてみると、何がおかしい気がしますよね。
「20000円が安い」と感じていたはずなのに、なぜ「18000円が高い」と感じてしまうのか?

それは私達が直近の株価を基準に高低を判断しているからです。

24000円から下がればバーゲンだから、ついつい買ってしまう。
しかし、17000円から値上げされれば、とても買えなくなる。
スーパーやデパートで大安売りの後に商品が売れなくなるのと同じですね。

値段が高くなるラーメン

ボラティリティの高い相場においては、誰もがこのアンカリングに振り回されています。
正しく価格を判断しているつもりで、値動きに売買を決められてしまっています。

どの値にアンカリングされるかは、その人が見てきた数字に依存します。

短期足、1分足や1時間足のチャートをよく見ている短期トレーダーは、数時間や数日前の価格が基準。
年単位で見る長期投資家は、数年前の価格が基準。

1ドル360円の時代を生きてきたお爺ちゃんは、最近は円高だと感じます。
1ドル1円の時代を生きてきた猫賢者は、最近は円安だと感じます。

最近トレードした投資家は、エントリーとエグジットに対してアンカリングされます。

例えばエセ賢者はダウを28000ドルで買って25000ドルで損切りしたので、以下のようになります。

・エントリー 28000 → これ以下なら安いから、ナンピンしよう
・エグジット 25000 → これ以上は高いから、買い直すならもっと下にしよう

ニューヨークダウ暴落株価チャート

自分の買った価格より下なら買ってしまう。
自分の売った価格より上では買うことができない。
過去のトレードに、現在の判断が操作されています。

当然、この判断は正しくありません。

前に買ったのがいくらであれ、市場には関係のないこと。
エセ賢者のアンカリングを無視して、チャートは上にも下にも動きます。

まだ上がるなら買うべきだし、まだ下がるなら売るべき。
エセ賢者が買い直せないうちに、レートはどんどん上に行ってしまうかもしれません。

客観的なトレードをしたければ、自身がアンカリングされていることを知らなければなりません。
その上で10年単位のチャート見て、今が本当に高値・安値というレベルなのか確認してみましょう。
あるいは会社の業績や国力から総合的に判断して、買う価値があるか考えてみましょう。

「高すぎて買えない」

「安すぎて売れない」


主観的な判断はたいてい間違いです。
係留規則が見せる幻に惑わされずに、冷静に相場を分析しましょう。

損切りしても慌てない冷静な猫投資家

前の話⇒係留規則 インフレ目標2%をたやすく達成する驚異の裏技!
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