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なぜ?高金利なトルコリラがマイナススワップになった理由 - 貴方を幸福にするFXブログ

なぜ?高金利なトルコリラがマイナススワップになった理由

入れ替わったガチャピン逆
入れ替わってる~!?

エセ賢者は1.6付近でTRY/JPYをショート中。
普通ならトルコの方が金利が高いのでショート側がスワップを支払うはずですが、現在はトントンか逆に受け取りになっています。

トルコの政策金利は8.25%。
日本や米国はゼロ金利。

普通ならトルコリラ買いで金利を受け取れるはず。
実際に長期金利はプラス。

なのに短期金利、FXのスワップポイントはマイナス。
どうして逆転しているのでしょうか?

逆さになった猫

その原因はトルコ中銀の為替介入にあります。
中央銀行が熱心にドル売り・リラ買いを繰り返してUSD/TRYの上昇を食い止めているため、市場の金利が歪んでしまっています。

もちろん、普通の為替介入であれば金利が大きく動くことはありません。
日銀がドル買い・円売り介入を行った時も、ドル円のスワップは変動しませんでした。

ではトルコの介入はなぜ金利を変動させるのか?
それは通常のスポット取引ではなく、フォワード取引(スワップ取引)を併用しているからだと思われます。

⇒参考:大和証券 フォワード取引とは

①スポット取引

直接取引。
1~2営業日で決済。


②フォワード取引

先渡取引。
3日以上先の、特定期日に決済。

受渡日までの期間の金利を考慮してレートを決める。
相対取引で証拠金が不要。


簡単に言うと、FXトレーダーがいつも売買しているのがスポット取引。
決済期日をもっと先(一週間とか一ヶ月とか)に設定して、両替の約束をするのがフォワード取引。

日本のように米国債保有が潤沢であれば、わざわざ複雑なフォワード取引を行う必要はありません。
しかし、トルコは外貨準備に余裕がないため、スポット取引(ドル買い・リラ売り)とフォワード取引(ドル売り・リラ買い)を組み合わせて、見かけ上の外貨準備額の減少を抑えたまま介入しているようです。

正直一時しのぎにしかならないような気もしますが、慢性的な経常赤字国だと他に手がないのでしょう。

逃げることなど不可能な猫

この場合短期に市場のドルが減ってリラが増えるので、ドルの調達コストが上がってリラの調達コストが下がります。
8%もの金利差が逆転したということは、市場を歪ませるほど大規模な為替介入が行われているということでしょう。

ごちゃごちゃ難しい話をしてきましたが、シンプルにまとめるとこうなります。

・エルドアンはリラ安に対抗するために大規模な為替介入をしている
・介入によって短期金利が変わるので、スワップは安定しない
・トルコの外貨準備には余裕がない


現在の政情不安や高インフレからトルコリラは強烈に売り込まれています。
公定歩合も引き下げたので、高金利が大好きなミセスワタナベも昔ほど買ってくれません。

早急に大国とスワップ協定を結んで外貨を確保しなければ、いずれ防衛ラインは突破されてしまうはず。
トルコ戦士の前途は多難です。

絶望的な料理

⇒トルコ破綻!? スワップポイント逆転でトルコリラ売ってみた
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