2021年相場予想 ドル安バブルの時代を生き抜くには

回避できないの!? ( ノД`)
2020年もそろそろ終わりに近づいてきたので、次の年に向けてエセ賢者の相場見通しを話したいと思います。
一言で表すなら、ドル安の年。
正確に言えば米ドルだけでなく、日本円やユーロ、ポンドも。
先進国通貨の価値が大きく下がり、金融商品が大きく値上がりする年になるでしょう。
いわゆるバブルですね。
<値下がりする銘柄>
・米ドル
・ユーロ
・日本円
・ポンド
<値上がりする銘柄>
・仮想通貨全般(特にビットコイン)
・株式
・貴金属(プラチナ、ゴールド、シルバーなど)
・その他コモディティ(原油や食料など)
既に2020年の年末にこの兆候が出ています。
米ドルは各通貨に対して軟調で、商品に対してはさらに弱い。
ダウは3万ドル超え、日経は27000円超え。
ビットコインは過去最高値を超えて230万円に到達。
原油などのコモディティ全般も堅調です。
おそらくこのドル安トレンドは来年も続くでしょう。
その理由はもはや言うまでもないと思いますが、コロナ対策の財政出動です。
各国の政府・中央銀行が気が狂ったように金をバラまいているのだから、通貨の価値が下がるのは当たり前でしょう。

米政府は現在9000億ドル規模の追加景気対策を検討中。
国民1人当たり約700ドルの支給や失業給付拡充などを計画しています。
日本も既に2020年の国債発行は100兆円超え。
プライマリーバランスの黒字化はどこへ行ったのやら。
この放漫財政下において「緊縮財政」とかほざいている三橋貴明・藤井聡は、病院に行って頭の検査を受けるべきだと思います。

純真な国民は「政府は私達を助けるためにお金を出してくれる」と信じているかもしれませんが、実際は投機に餌を与えているだけです。
資産インフレで富裕層が恩恵を享受する一方で、一般庶民は貯蓄を失って貧しくなります。
三橋ら財政リフレ派は格差の拡大を助長しているだけですね。
追加支援の決定が遅れたり規模が期待にそぐわなかったりすれば、一時的に相場が下落することもあるかもしれません。
しかしマネーサプライは増え続けるので、数ヶ月のスパンでは資産の値上がりが続くでしょう。
米ドルは特に下落するので、長期のUSDロングは避けましょう。
2020年中にUSD/JPYは100を割る可能性が高い。
かといって、日本円を持っていてもダメ。
この異次元緩和・異次元財政出動が続けば、米ドルにほどではないにせよ円も減価していきます。
米ドル安で新興国通貨は相対的に強含むでしょうが、それでもインフレ傾向は変わりません。
デフォルト懸念のあるトルコリラは殊更に危険。
オーストラリアも量的緩和を始めたので、買うなら豪ドルよりも豪株指数の方が賢明。
資金の逃避先はやはりインフレ懸念のない仮想通貨やコモディティ、株式ですね。
既にビットコインやゴールドは割高な感もありますが、一時的な急落はあっても長期的には高値を更新していくと思います。

おそらく2月~3月頃にはコロナワクチンが配布されてパンデミックも終息するでしょうが、財政出動という巨大なダンプカーは簡単にはブレーキを踏めません。
多分1~2年、どんなに短くても半年はバラマキとバブルが続くと思います。
その後引き締めが行われればバブルが弾けて第二のリーマンショックが来ることになりますが、それはまた別の話。
逆張り好きな猫賢者はともかく、トレンドに乗れる投資家にとって有利な状況が続くでしょう。
