日本円に集中投資してない?

みんな高収入なんだなぁ・・・
日本人に最も人気の金融商品と言えば何でしょうか?
株式?
投資信託?
FX?
金、銀、プラチナ?
ビットコイン?
猫?
どれも違います。
答えは日本円です。

日銀の調査によると、家計の金融資産残高は1903兆円。
うち現預金は1008兆円だそうです。
つまり金融資産の半分以上は日本円。
大半の日本人は円に集中投資しているわけです。
「現金で持つのは投資じゃないでしょ?」
と思うかもしれませんが、それもまた投資の一種。
なぜなら日本円は日本銀行券という、れっきとした金融商品だからです。
相場で取引される全ての商品は対等であり、需給の偏りによってレートが変動します。
FXをしたり、海外旅行でドルと円を両替した経験があればわかりますよね。

私達は自分の財産を任意の形で持つことができます。
日本円で持ってもいい。
米ドルで持ってもいい。
株式で持ってもいい。
債券で持ってもいい。
純金で持ってもいい。
プラチナで持ってもいい。
ビットコインやリップルで持ってもいい。
それらの商品を島に例えるなら、「たくさんの島の中から上がりそうな島を選ぶ」のが投資です。
その島が原資産(円の島)より浮かび上がれば利益が出るし、沈んでしまえば損失が出ます。
どの島が上がる下がるか、事前に知ることはできません。
ハイパーインフレで紙幣が紙屑になるかもしれないし、SEC規制でリップルが無価値になるかもしれません。
自分の頭でしっかり考えて、良さそうな島を選ぶしかありません。
先ほど述べたように、日本人の大半は現預金で資産の大半を持っています。
それは円の島を選んでいるということになります。

「円の島は危険だから選んではいけない」
と言っているわけではありません。
「円の島を選んでいる自覚を持たなければいけない」
ということです。
360円から75円まで円高が進んだように、円の島が他より高くなるのであればそれが正解です。
逆にアベノミクスで120円まで円安が進んだように、円の島が引くくなってしまえば不正解です。
何が正しかったのかを教えてくれるのは、結果だけです。

多くのサラリーマンがしているように銀行に貯金し続けていれば、投資をしないで済むような気がします。
しかし、それは錯覚です。
預金も金融商品であり、日本円で持つということは「円の島に賭けている」ということだからです。
何に賭けるのかは、100%あなたの自由です。
エセ賢者は何も強制しません。
「タンス預金ばかり貯め込むから景気が悪くなるんだ」
なんていう共産主義者の被害妄想に付き合う必要もありません。
老後の生活費2000万円を信じて、日本円に賭け続けてもいい。
ビットコインのような浮き沈みの激しい島で冒険してもいい。
様々な島に分散して、リスクヘッジをかけてもいい。
ただし、何を選んだのかは自覚しなければいけません。
自分で考えて最も有望な分野に投資し、その結果を受け取めなければいけません。
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