【個人投資家の逆襲】 ゲームストップ株暴騰の次は銀とリップル?
2021-02-01|FXのカラクリ(初心者向け)

まさに仕手株・・・
米国のビデオゲーム小売チェーン「ゲームストップ」の株価が大暴騰した事件が話題になっています。
数週間で株価は2.57ドルから483ドルまで急上昇し、その後半額以下まで急降下しました。
仕手株自体は別に珍しいものではありませんが、注目されたのはアマチュアがそれを扇動したこと。
普段はストップ狩りで泣かされている素人が逆に価格を高騰させ、ヘッジファンドの空売りを狩ったようです。
使用したのは手数料無料の投資アプリ「ロビンフッド」。
SNSで集まった個人投資家がスイミーのように結束して一斉にゲームストップ株を買い上げ、ファンドがロスカットになるまでひたすら価格を上げたようです。
しかしロビンフット側は投機筋に配慮したのか売買を停止し、価格は再び下がってしまいました。
はっきり言ってしまえば、株価操作。
いつも機関投資家がやっていることを、個人投資家がやり返しただけ。
SNSを通じて多くの人が繋がる現代においては、個人が結託して価格を操作することも可能になったということですね。

これだけならエセ賢者がわざわざ記事を書くこともないのですが、問題は同じような事件が今後も続く可能性があるということ。
標的になった銘柄は暴騰(あるいは暴落)するだろうし、実際に標的にならなくても噂が流れただけで影響を受けるでしょう。
ゲームストップ株の高騰でメルビン・キャピタルはショートカバーを余儀なくされ、大きな損害を被ったそうです。
特に空売り比率の高い銘柄は、同様に操作の対象となる可能性があります。
為替市場は流動性が極めて高いため、標的にはならないでしょう。
かつて2chの有志が集まってニュージーランドドルの為替介入を試みたことがありますが、その時は殆どレートが動きませんでした。
取引高の大きい通貨や大型株は、影響を気にしなくていいと思います。
問題は、仮想通貨とコモディティ。
暗号資産は少額でも価格の変動が激しく、しかも法規制が殆どない。
株なら逮捕されるインサイダーでも、やりたい放題です。
2/1現在は銀とリップル(XRP)が謎の急騰を見せています。
ロビンフットのようなサイトで仕手の対象になるという噂が流れたためです。
SECの提訴で取引停止が相次ぎ25円程度まで下がっていたのが、なんと1日で50円以上に。
ゲームストップのように持続的な買い上げが続くとは限りませんが、今後に要注意です。
このような話を聞くとあなたも「仕手に便乗したい」と思うかもしれません。
エセ賢者もこの祭りに参加したくて仕方ありません。
しかし、それはギャンブルであることを忘れてはいけません。
仕手で上がった価格は、後で必ず下がります。
高値で売り抜けられればテンバガーも夢ではありませんが、当然高値掴みのリスクも伴います。
仮想通貨ならまだしも、株価を操作したら法的に罰せられる危険があります。
便乗するのは自由ですが、最後にババを引かされることがないように。
気になる結果はこちら⇒【リップルPUMPの悲劇】 仕手に便乗したロビンフッターの末路
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