【長期投資とは】 短期投資と何が違うのよ!?
2021-02-07|FXのカラクリ(初心者向け)

これが究極の長期投資?
「長期投資と短期投資は違う」
高橋ダンなど多くの投資家が口を酸っぱくして伝えていますが、これを正しく理解している人は意外と少ないと思います。
長期というのは、どれだけの期間なのでしょうか?
一年持っていたら長期?
ドルコスト平均法で毎月積み立てていたら長期?
死ぬまで持っていないといけない?
よくよく考えるとわからなくなりますよね。
結論から言うと、
短期投資:一時的な値動きを取りにいくこと
長期投資:継続的な値上がりを取りに行くこと
であり、具体的な期間が定められているわけではありません。
「一時的な変動を無視して継続的な値上がりを取るためには、長期的な保有が必要になる」
ということです。
長期保有は手段であって、目的ではありません。
例えば、長期投資の代表例として米株のインデックス投資があります。
ダウやS&P500、ナスダックは10年単位で右肩上がり。
なので長期的に保有すれば、ずっと資産が増え続けることになります。

しかし、その指数も一直線に上がっているわけではありません。
日々上下に動いているし、リーマンショックやコロナショックのような危機が起これば何割も急減することもあります。
長期的に右肩上がりだからといってハイレバで買えば、暴落で全財産を失うかもしれません。
逆にタイミングが良くて、長期の期待値より大きな利益が得られるかもしれませんが。

経済成長やインフレによる長期的な上昇を取ろうと思っても、数週間や数ヶ月や需給変動が大きすぎて不可能です。
そのため10年、少なくとも1年以上保有を続けて投機的な変動を平均化しなければなりません。
短期投資と長期投資では狙う獲物が違うので、取り換えることはできません。
「短期で豪ドル買ったけど、含み損になったから塩漬けして長期投資にしよう」
「長期でゴールド買ったけど、すぐに上がったから短期ということにして利確しよう」
このような思考はあり得ません。
完全に投資戦略が破綻しています。
一度長期投資と決めたからには、取ったポジションはガチホ必須。
口座をすら見ないで、忘れてしまうぐらいでちょうどいい。
だからこそ、長期投資は短期より厳しい銘柄選定が必要になります。
トルコリラや南アフリカランドのように、長期的に減価する銘柄は使えません。
原油やダブルインバースのようにコンタンゴで減価する銘柄もダメです。

・数年単位で上昇基調であること
・各種ロールオーバーコスト(スワップポイントや信託報酬)の負担が極めて小さいこと
この二つは必須条件です。
例えば、以下のような銘柄が該当しますね。
・S&P500連動型投資信託
・全世界株インデックスETF
・ゴールドETF
・GAFAMの株
・ビットコイン
もちろんこれらも絶対安全ではありません。
けれど長期的な値上がりが期待できるから、数年かけてでも取りに行く価値があります。
同じゴールドやビットコイン、大手株でも、CFDなど信用取引で長期保有することはできません。
ロールオーバーコストが高くなって、長期投資の利益を食ってしまうからです。

せっかくの長さが・・・
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