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政府支出は経済成長を妨害する - 貴方を幸福にするFXブログ

政府支出は経済成長を妨害する

国債発行と経済成長率
借金増えるほど成長率下がっとるやん・・・

<今回の話の要約>

・政府支出がGDPを上げるとは限らない
・GDPは労働者の数と生産性に依存する
・高齢化社会において官需は民需を圧迫する



<経済成長と歳出の関係>

・生産年齢人口増加→経済成長→税収増加→歳出増加 (正しい)

・財政出動→歳出増加→経済成長 (因果関係を逆転させたデタラメ)



経済成長を測る指標であるGDPは、以下のような計算式で表されます。

GDP=消費+投資+政府支出+輸出入

三橋貴明ら経世済民・反緊縮(財政リフレ派)はこの式を使って

「政府支出が増えると経済成長する」

という社会主義思想を振りまいていますが、デタラメもいいところです。

「無駄飯食らいが増えると社会が豊かになる」
が間違いなのは小学生でもわかると思いますが、中途半端にマクロ経済学を学ぶとそんな戯言を信じてしまう人もいるようです。

これは放漫財政を正当化して利益誘導を図る詐欺なので、絶対に騙されてはいけません。

ヘリコプターマネーでお金を撒く

計算式を見るとあたかも政府支出に比例してGDPが増えるように思えますが、これは恒等式を利用したトリックです。
現実は複数のパラメータ(個人消費や投資)が相互作用するので、他を固定しながら政府支出とGDPだけを増やすことはできません。

そもそも政府支出とGDPが比例するなら、無限に借金すれば無限に経済成長できてしまいます。
ジンバブエだって米国以上の経済大国になれてしまうので、おかしいのは明らかでしょう。

<なぜGDPが増えないのか>

まず理解しなければいけないのは、

GDP=消費+投資+政府支出+輸出入

消費の観点から見た式だということです。

本来GDPは国内総生産なので、生産の観点から見なければいけません。
飯を食うのは数分で終わりますが、飯を作るのは多大な時間と労力を必要とするのだから。

国内総生産とは、「国内で生産された付加価値の総量」なので、労働者一人一人の生産の合計になります。

GDP=1人あたりGDP×労働者数

国民の経済力GDP推移

付加価値というと難しく感じますが、国民が作った製品やサービスの合計です。
肉も魚も、テレビもスマホも、介護も医療も、日本人が働いて社会に貢献した分を合算したのがGDPになります。

仮に日本人全員が米農家だとしたら、1年に作った米の価値がGDPになります。

GDP=米生産=1人あたりの米生産×労働者数

米俵を担ぐ力自慢の女性

この式からわかる通り、GDPを増やす方法は以下の二つです。

・労働者の数を増やす
・1人あたりの生産量を増やす


なので、日本が経済成長したければ出生率を上げるか移民を入れるかして、労働者を増やさないといけません。
あるいは企業が競争を通じてより価値の高い製品を作るか、効率を上げる必要があります。

中国や東南アジア諸国の成長率が高いのは人口がどんどん増えるとともに、市場原理が働いているからです。

では、一度消費の式に戻ってみましょう。

GDP=消費+投資+政府支出+輸出入

これを米農家に直すとこうなります。

GDP=米の生産=国民が食う米+役人が食う米+輸出する米

左のGDPが生産力によって決まるとすれば、右の項目によって変動することはありません。
生産の結果米が1000tなら、その1000tを国民・役人・輸出の三者で分け合うことになります。

米1000t=国民が食う米+役人が食う米+輸出する米

ここで、
「役人が食う米を増やせばGDPが増えて経済成長する」
と言う人はいませんよね?

いくら無駄飯食らいが増えても、米の量は増えません。
どれだけ米が収穫できるかは農家の努力や気候条件、土地の面積などに依存するからです。

だから、三橋信者の言う
「政府支出が増えると経済成長する」
デタラメなのです。

暴力で逮捕される経済評論家

<官需は民需を圧迫する>

国民の豊かさは個人消費なので、それを測るために式を変形させてみましょう。

GDP=消費+投資+政府支出+輸出入



GDP-政府支出=消費+投資+輸出入



消費+投資+輸出入=GDP-政府支出


あれあれ、変ですね。
消費・投資と政府支出が対立しています。

「政府支出が増えるほど民間の消費・投資が減る」

という結論が出てしまいました。
政府が公共事業をすると、国民の飯が減るんですかね?

世界から米を消し去る

これも恒等式を利用したトリックなのですが、こちらの方がよほど実体経済に近いと思います。

江戸時代以前の日本では、殿様が農民から年貢を取り立てていました。
役人が年貢を増やせば、農民の食料が減ってしまいます。

つまり、上記の
「政府支出(年貢)が増えるほど、民間の消費(農民の飯)が減る」
が成り立っていたわけです。

太平洋戦争の日本はもっと深刻で、戦費のために多大な財政支出を行っていました。
戦争のために資源が費やされた結果、日用品や食料の生産は大きく減少。
「欲しがりません。勝つまでは」という標語のもと、国民に困窮を強いました。

ヒトラー

海外でも毛沢東やスターリンは大規模な公共事業に人員を割き、何千万という餓死者を出しました。
「政府支出が国民の消費を低下させる」というのは明らかな事実です。

もちろん、反論もあるでしょう。

「今は江戸時代や戦時とは違う。
十分な資源と人員があるのだから政府支出に合わせてGDPを増やせるはずだ」


と反緊縮なら言うかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか?

確かに失業者が大量に発生していた大恐慌時代であれば、余剰人員はいくらでもいたでしょう
ニューディール政策のように公共事業を行えば失業者が労働者になり、GDPは伸びたかもしれません。
(需給バランスの調整であって経済成長ではないけれど)

けれど、日本の失業率は世界最低。

世界の失業率

高齢化率は世界最高。
有効求人倍率はバブル期に迫っています。

有効求人倍率

データからわかるように、日本は最も人手不足

とても公共事業や自衛隊にさける余剰人員はいません。
(ニートや高齢者はたくさんいますが、戦力外)

少ない人員で経済を回さなければいけないのに、政府は予算の大半を社会保障費に回しています。

社会保障給付費

社会保障費の大半は高齢者の介護と医療
これを公共事業と捉えるなら、日本政府は120兆円規模の公共事業に日本の人的資源をつぎ込んでいます。

高齢化社会で若い労働力は非常に貴重。
その大半を高齢者の面倒を看ることに費やして、国内の産業が発展するでしょうか?
どんどん人口が増えていく発展途上国に対して、グローバル競争を勝ち抜けるのでしょうか?

エセ賢者にはそうは思えません。

少子高齢化社会の老害

社会保障以外にも、日本政府は様々な出費を行っています。

・日銀の株買い
・Gotoキャンペーン
・クールジャパン
・オリンピック
・電子決済のポイント還元
・レジ袋有料化
・アベノマスク
・東電、JALの救済


反緊縮は緊縮財政という妄想に憑りつかれていますが、実態は借金塗れ。
放漫財政にもほどがあります。

ワニの口

政府支出は、国民に働かせること。
支出を増やすのは増税と同じです。
当然国内の人的資源・物的資源は浪費され、国民のための生産や技術開発は遅れることになります。

政府支出を増やすほど成長が遅れる現状は、この式の正しさを示しているのではないでしょうか?

消費+投資+輸出入=GDP-政府支出

インチキ経済学者は潜在GDPや需給ギャップを根拠に成長余力があると主張しますが、そんなのは机上の空論にすぎません。
現代の企業はグローバル化で70憶人の市場を相手にしているのだから、日本にそんな余力があるなら貿易立国になっているでしょう。

現実は新幹線などの輸出も失敗し、豊富な労働力を求めて工場は海外に移転しています。
自給率が極端に低い国で需要を増やしたところで、貿易赤字を垂れ流すだけ。

国内の需要増加で所得を増やす作戦はグローバリズムを無視した鎖国理論であり、非現実的な妄想でしかありません。

貿易収支


繰り返しになりますが、GDPを決めるのは消費ではなく生産です。
日本人一人一人の生産活動の結果が合算され、GDPとして表れます。

GDP=1人あたりGDP×労働者数

働くのは若者であり、旺盛な想像力でもって生産性を上げるのも若者です。
MMT信者の言うように国債で金を出したからといって若く優秀な労働者は増えないし、経済が成長することもありません。
現在のように人手不足で公共事業ができず、公共事業費を使い残すだけです。

日本経済を立ち直らせたければ、支出削減・減税で若者の負担を下げなければいけません。
若者に十分な飯を与えれば自然と繁殖が行われ、労働人口が増えます。
重税を止めて仕事の成果が収入に直結するようになれば、労働意欲が向上して生産性が改善します。

無駄な仕事を増やしてGDPを水増しても、その分残業が増えて国民が疲弊するだけです。
専業主婦を減らし高齢者を酷使して、何が豊かになるのでしょうか?

仮に政府支出でGDPが上がったとしてもそれは軍事などの公共サービスの向上であり、国民生活には直結しません。
GDPの提唱者であるサイモン・クズネッツも「政府支出を含んだGDPでは国民の豊かさは測れない」と述べています。

くれぐれも、

「政治家はもっとお金を使うべき」

「政府は仕事を作るべき」


といった社会主義者の詭弁に騙されないように。

⇒アベノミクスの株価操作は経済成長を阻害する

⇒MMTに騙されるな⑥ 反緊縮は外資の餌

舛添知事の旅行費用無駄遣い

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力作ですね

政府支出は短期的には効果がありますが、長期的には無意味ですよね。結局バランスするので。

政府は権力を拡大するために好都合な理屈を見つけては支出を増やし、言い訳を見つけては増税を繰り返しているだけというのが現状でしょうね。

まあ、国民もアホなのでそれを支持しているので目も当てられませんが・・。そして既に老人が民主主義のメインだから社会保障費の大幅な削減もまず無理。

こんなバカみたいな政府に税金&社会保障費払うの頭にくるので今年からは如何に節税できるかに力を注ぐつもりです。くどいですが米株めちゃ有利ですよ(ΦωΦ)

2021-02-17 13:36 | from Tochi

移民一択かな?

すごく良い記事でした!毎度毎度、鬼滅キッズと楽しく読ませてもらってます!!

減税と支出削減は、高齢化社会では現実的な策ではないかと思います。(高齢者がそれを望まない)

やはり人口を増やすしかなく、移民一択なのでは?と私の息子である鬼滅キッズが述べております。

私もそれに賛成しておりますが、幸福賢者さんはどう思われます?

2021-02-17 14:55 | from 鬼滅キッズ

Re: 力作ですね

>政府支出は短期的には効果がありますが、長期的には無意味ですよね。結局バランスするので。

短期的に好景気を演出することはできますが、後でそのツケを払うことになりますね。
バブル崩壊、リーマンショック、コロナショック、何度同じ間違いを繰り返しても学習しません。
太平洋戦争に負けて全部吹っ飛んだように、経済破綻で社会保障が崩壊するまで続くのでしょう。

>くどいですが米株めちゃ有利ですよ(ΦωΦ)

米株買いたい!
でも高すぎる!
ってことでジレンマに陥っています。
当分バブルは続きそうですが、どこに投資したものかわからずインデックスを握ったままです。

2021-02-17 17:24 | from 幸福賢者

Re: 移民一択かな?

移民が一番手っ取り早いんですが、治安や乗っ取りの問題もありますかね。
個人的には年金廃止して少子化を止めてほしいところです。

鬼滅の遊郭編が子供の教育に良くないと叩かれていますが、
日本はもっと性教育と少子化に対して前向き取り組むべきだと思います。
臭いものに蓋をしても何も解決しません。

2021-02-17 17:27 | from 幸福賢者

反緊縮側は日本人を舐めすぎ

反緊縮側は、日本人が無能だと考えるんですかね。

戦前から、五大国の一つでした。
戦後も焼け野原から世界第3位の経済大国として復活を遂げてますよね。

政府に頼らずとも、なんだかんだ経済成長したきた日本を舐めすぎだと思います。

2021-02-17 18:27 | from 不幸福賢者

GDP=労働者数で割った1人あたりGDP×労働者数

GDP=1人あたりGDP×労働者数
ではなく
GDP=労働者数で割った1人あたりGDP×労働者数
では?

2021-02-17 19:21 | from 匿名

Re: 反緊縮側は日本人を舐めすぎ

反緊縮は「民間は無能。政府は万能」みたいな不思議な認識を持っているみたいです。
民間に任せておくと勝手にデフレになって、政府が財政出動しないと経済が滅亡してしまうと思い込んでいます。

実際に日本を支えてきたのは民間企業で、高度経済成長期は国債発行も殆どありませんでした。
民間の力で発展してきた国に財政出動を迫るのはアベコベもいいところ。

2021-02-17 19:41 | from 幸福賢者

Re: GDP=労働者数で割った1人あたりGDP×労働者数

その通りです。
そう思って書いていたんですが、表現が悪かったようですね。
誤解があればすみません。

2021-02-17 19:42 | from 幸福賢者

Re: GDP=労働者数で割った1人あたりGDP×労働者数

幸福賢者さんの大ファンで、私は貴方と反緊縮軍団との論争をほぼ必ずと言って良いほど観戦してます。

その時に、幸福賢者さんがたまに使う
GDP=1人あたりGDP×労働者数
という表現を相手側が理解してないようなので、"労働者数で割った"という表現を付け加えておいたほうが良いのかなあ?…と思っただけです。

今回の場合、前置きで労働者が生み出した生産と明言してますが、反緊縮側は理解できなそうなので。

2021-02-17 19:56 | from 匿名

Re Re: 移民一択かな?

息子の話を聞く限り、最近の若者は性に興味持ってるようですよ。(リアルではなく、二次元アニメに興味を示してるようです…)

私は幸福賢者さんと同じ市場原理主義者なのですが、高齢者多数の民主主義国家では、年金削減は難しいかなと思っております…

公助を維持しつつ経済成長するしか道はなさそうです…(高齢者が公助を望むだろうから…)


日本に習近平を召喚して、独裁によって、年金廃止を目指すのも良さそうです。

2021-02-18 11:12 | from 鬼滅キッズ

Re: Re Re: 移民一択かな?

>息子の話を聞く限り、最近の若者は性に興味持ってるようですよ。

若者はいつの時代も性に好奇心旺盛ですよ。
年寄りが余計なルールやモラルを作って、それを邪魔しているだけです。

>公助を維持しつつ経済成長するしか道はなさそうです

適者生存の原理を否定する公助が一番経済成長を邪魔してるんですがねぇ。

>日本に習近平を召喚して、独裁によって、年金廃止を目指すのも良さそうです。

中国の植民地になっちゃいますね。
ジョージアのように自発的に年金廃止を選んでくれるといいのですが。

https://the-liberty.com/article/14012/

2021-02-18 11:32 | from 幸福賢者

Re Re Re:移民一択かな?

>適者生存の原理を否定する公助が一番経済成長を邪魔してるんですがねぇ。

同意見なのですが、民主国家ではそれが成し遂げられないというジレンマ…

独裁国家では、公助廃止共助強化を成し遂げる可能性もありますが、社会主義国家として衰退する可能性のほうが高い😭

2021-02-18 11:46 | from 鬼滅キッズ

正直どうしようも無いところまで来ているな。社会保障の削減どころか現状維持でも赤字なのにそれを緊縮と認識する共産主義者が大多数だからな。政府支出は夜警国家だけの連邦制にして地方行政をサンディスプリング市から北欧型まで選ぶ方式に移行するしかない。公的福祉の肥大化が日本の癌だとコロナ禍で改めて認識できた。

2021-02-18 12:45 | from 名無し

Re: タイトルなし

税金・支出の両面から財政を見るのがまともな人で、身近な税金しか見れない視野の狭い人が反緊縮なんだと思います。
税の恩恵を無視して消費税だけしか見ないと、まるで日本が緊縮であるかのように感じるのでしょう。

結局のところ彼らは給付と自分の税金をなくすのが目的で、三橋の社会主義理論が自分に都合の良いものだから乗っかっているだけ。
論理的に全体の利益を説いても聞く耳を持たないので、放っておくしかないのかもしれません。

2021-02-18 13:51 | from 幸福賢者

セーフティネットを充実させるだけでいい

利権団体への支出0(宗教団体や大企業優遇政策)や、よく分からない政府によるサービスを廃止にすれば良いのにね。

浮いたお金でセーフティネットを充実させ、雇用流動化を図れば良いのに。

2021-02-20 17:03 | from 匿名

Re: セーフティネットを充実させるだけでいい

そうですね。
余計な支出を減らしてもっと有益な使い方にシフトすればいいのに、
なぜか反緊縮はそれを放置して支出総額の増加を求めます。
生活保護か利権団体かわかりませんが、何か政府支出の恩恵を受けている方々なのでしょう。

2021-02-20 19:50 | from 幸福賢者

Re: セーフティネットを充実させるだけでいい

生活保護受給者は利権の最たるものですね。

彼らはただで飯やインターネットが利用できてると勘違いしてるが、その裏では労働者が存在してることを忘れてる。

本当の意味で受給資格がある者は、障害者ぐらいでしょう。

2021-02-21 12:20 | from 匿名

Re: Re: セーフティネットを充実させるだけでいい

生活保護はまだ厳格な審査があるので、一番の利権は年金と健康保険だと思いますね。
年齢だけで需給が決まる年金と無限に医療費を膨らませる健康保険の是正が必要です。

本来社会保障は「失敗を恐れずチャレンジするための制度」なので、
チャレンジを否定する制度は廃止しなければいけません。

2021-02-21 13:25 | from 幸福賢者

どういう見方をとっても、恒等式では?

1人あたりGDPx人口数=GDPで考えても、恒等式であることには変わらないかと。

つまり、人数も政府支出も民間支出も全て大事な要素ですよね。(日本は政府支出やり過ぎですが。)

GDPは参考にしても何も対策案が浮かばないかと思います。

2021-02-23 12:23 | from 匿名

どういう見方をとっても、恒等式では?

1人あたりGDPx人口数=GDPで考えても、恒等式であることには変わらないかと。

つまり、人数も政府支出も民間支出も全て大事な要素ですよね。(日本は政府支出やり過ぎですが。)

GDPは参考にしても何も対策案が浮かばないかと思います。

2021-02-23 12:27 | from 匿名

Re: どういう見方をとっても、恒等式では?

もちろん恒等式ですよ。
しかし、生産面で見るのと消費面で見るのはまるで違います。

飯を食うのは誰でもできますが、物やサービスを改善するのは労働者の努力なしには不可能です。
政府支出が産業を発展させるわけではありません。
産業を発展させたければGDPではなく、労働者自身を見るべきですね。

2021-02-23 12:34 | from 幸福賢者

Re: Re: Re:どういう見方をとっても、恒等式では?

>飯を食うのは誰でもできますが、物やサービスを改善するのは労働者の努力なしには不可能です。

反金軍団は消費者側しか見てないですもんね。働いたことがないんだと思います。

> 政府支出が産業を発展させるわけではありません。

政府支出増加すべきか?削減すべきかどうかに関わらず、政府支出変数は重要な変数ですよね。

失業率20%にでもなれば、拡大すべきでしょうし、今みたいな状況では拡大すべきではないですよね。貴方のおっしゃる通り民間の活動を妨害するだけですしね。

この政府支出という額をコントロールするという意味では、これも重要な変数に当たるかと思います。

2021-02-23 18:25 | from 匿名

Re: Re: Re: Re:どういう見方をとっても、恒等式では?

反緊縮は多分生活保護かそれに近い方々なのだと思います。
まず給付を受けるのが目的で、それを正当化するために財政出動を利用しているのでしょう。

おっしゃる通り本来のケインズ政策は失業対策で今の状況には合っていないのですが、
金クレ連中にそんな理屈は通じません。

2021-02-23 19:24 | from 幸福賢者

No title

デフレだからね・・・。
デフレギャップを解消しないと、いくら国債を発行しても経済は成長しないのは当然。
だが国債を発行しないと経済成長しないのも確か。世にまわる金を減らして限られたパイを取り合っても成長しないからね。


2021-03-04 18:41 | from 時田

Re: No title

>デフレだからね・・・。

全然デフレじゃない。
ステルスインフレが続いています。

>だが国債を発行しないと経済成長しないのも確か。

デタラメです。
国債発行額と経済成長は全く関係がありません。
物価で経済を測るのは間違いです。

日本を衰退させているのは「社会主義」であってデフレではありません。
勤勉な労働者から奪って高齢者や株に与えれば実態経済が沈没するのは当然です。
三橋ら財政リフレ派のインチキ経済学に騙されないように。

https://valuablefx.blog.fc2.com/blog-entry-1580.html

2021-03-04 19:03 | from 幸福賢者

政府主導や民間主導というマクロ的な議論自体不毛な気がします。

政府が関与すべき分野もあるし、民間にやらせるほうが向いてる分野もある。

政府は何も関与するなとか、政府がもっと関与しろというようなマクロ的な議論は不毛で、ミクロ的にこの分野には政府な関与すべき、民間が関与すべきという建設的な議論が行われるべきだと思ってます。

ミクロ的な議論が進んだ結果として、マクロ的に政府支出拡大もしくは削減に繋がるのではないでしょうか?

つまり、あくまで政府支出拡大すべきか削減すべきかは、ミクロ的な議論が進んだ結果にあるものだと思ってます。

2021-03-08 11:23 | from 田中

Re: タイトルなし

そうですね。
国防や防疫のような分野は政府が関与すべきであり、
市場は民間が担当する分野です。

現在のように政府がレジ袋の価格まで指図するような状況は止めなけばいけません。
市場を歪める補助金や株買いを止めれば、自然と歳出は削減されるでしょう。

2021-03-08 11:31 | from 幸福賢者

Re: タイトルなし

補助金撤廃や株購入廃止を行えば、自然とマクロ的に歳出削減に繋がるのでしょうね。

反緊縮側が誤解してるのは、マクロ的に歳出拡大すれば日本経済は復活すると考えてることですね。

必要な分野には政府支出を行い、不必要な分野には政府支出削減すべきなのに、ミクロ的な議論を行わず単に、"何百兆円支出拡大しろ!!"と主張するばかりで、呆れます。

2021-03-08 14:19 | from 匿名

大きな政府を重んじる三橋貴明のような意見は理解できませんが、幸福賢者さんの意見にもあまり同意できません。

限りなく究極的な社会主義国家に違い国家は存在しますよね。ソ連や北朝鮮などがそれに当たると思います。政府機能肥大化は国家衰退に繋がることをそこから学ぶことができました。

これに対して、限りなく市場原理を重んじる国家って、存在しますかね?
市場原理が本当にうまくいくのかどうかは誰にも分からないのでは?

市場原理を重んじるとされる米国でさえ、テクノロジー系に政府が結構関与してます。

結局のところ市場原理を重んじてうまくいった事例がない以上は、政府もある程度関与する経済政策を考える必要があるのではないでしょうか?

軍隊や警察のみに政府が関与する政策がうまくいくのかは、MMTと同様にやってみなければ分からないと思います。

2021-03-11 16:23 | from 匿名

Re: タイトルなし

もちろん上手くいくかはわかりませんよ。
未来は誰にもわからないので。

というより「政府の政策によって思うように経済が発展する」ということ自体があり得ません。
実際に経済を動かすのは数百人の政治家ではなく、1億を超える国民なんですから。
自由を手に入れた大衆が協調して社会を発展させるか、争って自滅するか。
それを決めるのは国民自身です。

小さな政府の成功事例としては、台湾がいい感じですね。
市場原理を重視した自由経済で、大企業に中小企業が多いのが特徴です。

2021-03-11 17:02 | from 幸福賢者

政府債務が増えても、政府は簡単に倒産しないのが1番の問題点だと思ってます。

例えば、ある分野に政府支出拡大して、その事業が仮にうまくいかなかったとしても、紙幣を刷ればその事業は継続できてしまいます。

試行と修正を行わなくても、存続できてしまうのが、政府債務の問題点だと思います。

2021-03-23 15:54 | from 匿名

Re: タイトルなし

その通り。
倒産しないのが政府の最大の問題ですよ。

自由競争であれば非効率な企業は淘汰され、効率的な企業が生き残って生産性が向上します。
政府が介入すれば正しい淘汰が行われず、社会全体が非効率化します。
生産性を上げたければ、政府の介入は最低限に抑えなければいけません。

2021-03-23 16:31 | from 幸福賢者

100円ショップなんかをみて思いますが、日本人はコストを下げる天才だと思ってます。
他にも100円寿司とかも。

一応その手の企業は存続してるようなので、三橋信者さん達には、もう少し民間企業に信頼を寄せて欲しいなあと思いますね。

医療でも国民皆保険廃止にすれば、同じことができるはずです。
日本人は優秀なので、あの手この手を使って、医療業界でもコストを下げてくるでしょう。

2021-03-25 14:38 | from 匿名

Re: タイトルなし

そうですね。
民間企業のコストダウン能力は高いので、貧しい人にも相応の代金と質のサービスを用意してくれます。
健康保険がなくなっても支払い能力に応じた価格になるだけで、
医療サービスが受けられなくなることはないでしょう。
そもそも国民皆保険がない国の方がずっと多いので、必須ということはありません。

2021-03-25 14:48 | from 幸福賢者

Re : Re: タイトルなし

そうですよね。民間企業のコストダウン能力は高いですよね。

経済的に豊かになると貧富の差が拡大します。

これと同時にYouTubeのような媒体で富の私生活を視聴できてしまうことが、三橋人気に火が付く原因なのでしょうね。

人間の本質は、競争好きな生き物だと思うので、富の生活を諦めろと諭すほうが難しいかもです。

最近ではブータンが先進国の様子を知って、幸福度が落ちたそうですね。そのような事実からも、富の生活を諦めさせるほうが無理なのかもです。

ですが、そうなりたければ働くしかないのに。

2021-03-25 15:03 | from 匿名

そもそも医療に人材を配置できるほど余裕がないはずなのに、社会保障費がどんどん増えてますよね。

何故か、予算が増えれば社会保障問題は解決すると勘違いしてるバカがいますが、紙幣から手足が生えるわけではないのに。

政府支出拡大は、労働分配が麻痺する恐れがあるとどうしたら彼らに理解してもらえますかね。

ロボットやAIにやらせたら良いと反論する人には頭を抱えます。

2021-03-26 11:53 | from 匿名

Re: タイトルなし

コロナ下でも介護や医療、物流に人手が必要なんですが、反緊縮の人々にはなぜかそれがわかりません。
おそらく自分が無職で暇だから、他人の忙しさがわからないのでは?

介護の現場で働けば現実が見えると思いますが、絶対やらないと思います。
ロボットやAIも人間が作らなければ動かないのですが、工学の知識のない物に理解させるのはまず無理でしょう。

2021-03-26 23:17 | from 幸福賢者

日本は、ドラえもんのように無限大の供給能力を備えてるとか言ってるからね。

だったら、トヨタの自動車を大量に生産して価格を引き下げて、米国やドイツの自動車産業を破滅的に追い込んだら良いのに。
東芝が無限に半導体を生産して価格を引き下げ、サムスンのメモリー事業を破滅的に追い込んだら良いのに。
ここまで言えば、普通の人は気付くはず。

2021-05-17 14:29 | from 匿名

Re: タイトルなし

無限の供給力があれば世界征服できますよね。
100京円刷って、主要都市の不動産を全て買い占めればいいのです。

きっと反緊縮は自分が無職だから、みんな暇で供給力が余っていると思い込んでいるんでしょう。

2021-05-17 14:34 | from 幸福賢者

物々交換の時代から本質は何にも変わってないんですよね。
貨幣は物々交換を円滑に行うための人と人を結ぶインターフェースでしかない。
つまり、貨幣中心で語るのは本末転倒。

貨幣中心で数式ドヤ顔するやつは、小学生の算数入門書でも嗜んでおいてくれ。

2021-05-31 11:21 | from 匿名

Re: タイトルなし

経済の本質は物々交換で、貨幣はその仲介役。
なので貨幣中心で語るエセ経済学者は、経済の本質が見えていません。

お金は物理的に実在しない単なる決まり事なので、その増減に意味はありません。
反緊縮の言う、
「政府の赤字で通貨を増やさなければいけない」
は、金に困った貧乏人の愚かな思い込みです。

2021-05-31 13:08 | from 幸福賢者

水道橋博士も犠牲になったな。和製リフレとMMTは真逆と言ってもいいぐらい違うんだけど。

2021-08-18 12:47 | from 匿名

Re: タイトルなし

三橋ら和製リフレが日本版MMTを自称したせいで、MMTの意味がすっかり変わってしまいましたね。
私は日本版MMTを主に批判していますが、人によってMMTの定義が異なるので話が通じなくて困ります。

2021-08-18 13:31 | from 幸福賢者

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