【FTXショックでビットコイン大暴落】 Binance買収で仮想通貨業界の未来が決まる!
2022-11-09|役立つレビュー・紹介

含み損多すぎ! ( ノД`)
どうも、仮想通貨より存在が仮想なエセ賢者です。
存在感がなさすぎて、空気と間違えられることが多々あります。
暗号資産取引所のFTXが危機に陥ったことで、ビットコインなど仮想通貨全般が急落しました。
今後の動向次第では、仮想通貨業界全体を巻き込む大震災になるかもしれません。
<事件のあらまし>
①FTXは自社トークンFTTを発行し、担保にしていた
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②BinanceはFTTの購入で資金援助していた
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③FTXが想定以上に成長したため、BinanceがFTTを売却
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④FTTが暴落し、取り付け騒ぎが発生して出金停止
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⑤破綻寸前のFTXに対して、Binanceが買収提案
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⑥大手二社の統合は独占禁止法に抵触する可能性あり
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⑦パニックを起こした投資家が暗号資産を投げ売り

まさか世界2位の取引所が自社トークンを売られただけで経営危機に陥るなんて、本当に驚きました。
1位のBinaceはBNBを担保にしていませんが、トークンを担保に借金をしている業者はFTX同様破綻のリスクがあると考えた方がいいでしょう。
気になるのは、今後の行方。
ビットコインやイーサリアムなど暗号資産は既にかなり下落していますが、進展次第でさらなる暴落もあり得ます。
<ケース① FTXが買収された場合>
バイナンスがFTXを吸収して、暗号資産市場のシェアの大部分を占めることになります。
コインベースなど他の業者もありますが、圧倒的な権力を持つのは間違いない。
銀行が合併するようなものなので、会社の破綻は避けられます。
従業員の解雇整理は免れないにせよ、顧客の資産は守られるでしょう。
FTTの価値が残るかはわかりませんが、仮想通貨の大暴落は食い止められると思います。
問題は業界が独占状態になること。
仮想通貨の最大の利点は、非中央集権性。
日本円は日銀、米ドルはFRBに流通量を管理されていますが、ビットコインには管理者がいません。
そのため国を信用の基盤にはできませんが、代わりに権力者による操作も受けることはありません。
もしもバイナンスが取引の殆どを管理すれば、中央銀行のように仮想通貨をコントロールしてしまう可能性があります。
そうなれば、『国に管理されない通貨』としての魅力はなくなり、長期的に見れば顧客離れや価格の下落が起きるかもしれません。

<ケース② FTXが買収されなかった場合>
既に買収の合意は取れているようですが、業界1位・2位の合併は独占禁止法に引っかかる可能性が高い。
行政のストップで買収が取り消しになれば、おそらくFTXは破綻します。
FTTはほぼ無価値になり、保有している仮想通貨は投げ売られて暴落するでしょう。
顧客が預けている資産も失われる可能性が高い。
今現在仮想通貨が急落しているのは、それを懸念して投資家が保有コインを処分しているのだと思います。
FTT以外コイン・トークンはFTXが管理しているわけではないので、仮想通貨が消滅するわけではありません。
一時的に価格は下落しても、長い目で見れば戻ってくると思います。
しかし、業界大手が破綻すれば取引量は激減し、しばらく冬の時代が到来するのは避けられないでしょう。
エルサルバドルのブケレ大統領も、いつまで余裕でいられるのやら。
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