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【強制ロスカットする人の特徴】 なぜFXトレーダーは破産するのか - 貴方を幸福にするFXブログ

【強制ロスカットする人の特徴】 なぜFXトレーダーは破産するのか

食べられてるワニと交渉
まずは逃げろよ! ( ノД`)

どうも、FXより先に人生をロスカットされそうなエセ賢者です。
川の向こうで死んだ婆さんが手を振っているのが見えてきました。

急激な円高株安で多くのトレーダーが強制ロスカットに遭っていますが、その負け方は驚くほどに似通っています。

誰もがシンクロしているかのようにクロス円をロングして、ナンピンを繰り返し、含み損を膨らませて全財産を吹き飛ばす。
10年前の猫賢者と全く同じ、破滅のルートを辿っています。

<強制ロスカットする人の特徴>

①ドル円やクロス円を買う
②複数の通貨ペアに手を出す
③ナンピンする
④含み益はすぐ確定する
⑤含み損はひたすら耐える


このロスカットまでの手順は、FXのテンプレートとでも呼ぶべきもの。
FXで破産する人は必ずこのどれか、あるいは複数に当てはまってます。

なぜ年齢も性格も資産額も全く違う人が、示し合わせたように同じ間違いを犯すのか?
それは損失回避という人間の本能が、これらの行動を招いているからです。

その典型例は『プロスペクト理論』として説明されていますが、損失回避の本質はそれよりもずっと広く根深く、むしろ人間の本性そのものとすら思えてきます。
生物は損失を回避して恒常性を保つことで生き延びるように設計されているので、誰もそれから逃れることはできません。
相場は人間の本能の写し鏡であるため、損失を避けようとすればするほど泥沼に嵌るように出来ています。

損失回避の性質がどのように強制ロスカットを招くのか、具体的に見ていきましょう。

損失も追証も酒を飲んで忘れる

①ドル円やクロス円を買う

「円安リスク」の回避。

日本人なら誰も知っていることですが、日本の財政はゼロ金利でなければ維持できない危機的状態。
財政ファイナンスを止めればすぐにでも財政破綻して円が暴落しかねないので、資産保護のために外貨などの金融資産が必要とされています。

最近レバナス一本リーマンや高橋ダンなどのYoutuberは盛んにドルの保有を煽っているので、それでFXを始めた人もいるでしょう。
資産を外貨に分散すること自体はリスクヘッジとして間違っていないですが、問題は彼等が買い煽る時に相場は天井に近くなっていることです。

初心者が安易に買いを入れれば、投機はそのストップを狙って売り仕掛けを行います。
円安リスクを回避したつもりが天井を掴み、円高の直撃で大損。
ひろゆきの勧めで150円近辺でドルを購入した初心者は直後の暴落を受け、悲惨なことになりました。

②複数の通貨ペアに手を出す

「機会の喪失」の回避。

損失を受けるのも苦痛ですが、獲れるはずの魚に逃げられるのも苦痛です。
口座に並べられている銘柄群は、トレーダーにとっての獲物。
ドルを目的にトレードを始めた人も、その近くにあるユーロ、ポンド、豪ドルへ自然と手が伸びていきます。

最初は米ドルしか買わなかったエセ賢者も、いつの間にか南アフリカランドやトルコリラという場所もよくわからない国の通貨を取引していました。
その結果は、地理学リスクによる新興国通貨の大暴落。
機会を逃したくないという恐怖から、取る必要のないリスクへ誘導されていたわけです。

③ナンピンする

「含み損」の回避。

高値摑みを解消する最も簡単な方法がナンピンです。
買っている銘柄が下落しても下値で買い増せば、取得単価を下げられます。

ナンピンすれば少しレートが戻すだけで含み損は解消されますが、それは諸刃の剣。
ポジションが倍になれば、さらに下落した時の損失も倍増します。
損失を減らすための行為が、より大きな損失をもたらすのです。

暴落時のナンピン買いで破産

④含み益はすぐ確定する

「利益の喪失」の回避。

いくら含み益があっても、決済しなければ何も買えません。
1万円の利益があったら、それを失う恐怖が利益確定を迫ります。

相場にはトレンドがあるため、決済した銘柄はさらに上昇して利益を取り逃します。
損益比率は悪化し、最終的にコツコツドカンで破産します。

⑤含み損はひたすら耐える

「損失確定」の回避。

含み損を持ち続けるのは苦しいけれど、それを確定するのはもっと辛い。
なんとしても実損を回避したい素人は、時に驚異的な忍耐力を発揮します。

評価損が出ても、それが回復するまでじっと我慢。
都合の良い反転材料をネットで拾い集め、入金で余力を増やして神社でお祈り。
最後には口座を見る勇気すらなくなり、セリクラで爆発して強制ロスカットに至ります。

目を覚ませロスカットで殴る猫

このように投資家は常に「損を避けたい」と思って決断を下しているわけですが、トレードの世界においてはそれは逆効果になります。
人間が生まれながらに持つ防衛本能、損失回避の性質が、私達を破滅に導いているのが現実です。

ではこの防衛本能をなくして、損失を受け入れればいいのか?
そうではありません。

お酒や薬物で恐怖を忘れればプロスペクト理論は超えられるかもしれませんが、それでは無謀なギャンブラーになり果てるだけ。
無茶なハイレバトレードで一時的に儲かっても、結果的に退場を早めることになるでしょう。

トレーダーに必要なのは本能に基づく損失回避システムを捨て、相場に合わせた損失回避手法を学ぶことです。
身を守ることは大切ですが、衝動に任せて逃走するのではなく、数学的・科学的に正しい方法で損失を最小限に抑えなければいけません。

それがいわゆる資金管理ですね。

・ポジションサイズ
・ストップロス
・ヘッジ
・リスク分散


主に使われるのはこの四つですが、多分他にもあるでしょう。
長年相場で生き残っているトレーダーは、これらを組み合わせることで損失から自分を守っています。

エントリーの前に資金量に合わせて枚数を設定し、逆指値で損失を限定。
クロス円などに偏らないように投資先を分散し、負の相関にあるヘッジポジションを同時にセット。
アービトラージやツナギ売りを使ってリスクを抑えるのも有効ですね。

自分の手で損失を限定すれば、決して強制ロスカットになることはありません。
無限に損失を膨らませて強制ロスカットになってしまうのは、正しい損失回避の方法を知らず野生の本能に任せているからです。

損失から逃げるのが悪いのではなく、逃げ方を本能に任せてはいけない。
ワイルドキャット賢者がこの真実に気付くまで、10年の歳月と数百万の授業料がかかりました。
あなたが莫大なコストを払わずに真理にたどり着けたなら、猫の犠牲も無駄ではなかったのでしょう。

運に頼らずに相場の世界で生き残っていくためには、損失を限定するための具体的な方法が必要になります。
投資家であるあなたがどうやって自分の財産を守っていくのか考えたら、ぜひエセ賢者に教えてください。

「まずは生き残れ。 儲けるのはそれからだ」
byジョージ・ソロス


⇒プロスペクト理論 ホモサピエンスは勝てない

損失で将来の時間を買った
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ひろゆきのような経済的成功者に騙される人多すぎて…

ホリエモンもそうだが、殆どの分野において彼らはただの素人なんだけどなぁ…

2022-12-03 18:47 | from 匿名

Re: タイトルなし

彼等は「派手な発言で注目を集めて成功した人」であって、「相場で成功した人」ではないんですよね。
そんなド素人の話を聞くより、実際に大損した人の経験談を聞いた方がずっとためになりますよ。

2022-12-03 18:59 | from 幸福賢者

No title

一言で言えば、「分をわきまえよ」なんですね。

何故か、下手な人程、レバレッジをかけたがりますから。

損小利大という投資の基礎さえ出来て無いのに、目いっぱい相場を張るのですから、その時点で、もうすでに負けています。

2022-12-03 21:22 | from 山中 一人

Re: No title

全くその通り。分を弁えないといけないんですよね。
損失を抑えなければいけない局面でレバをかけて損失を拡大させているんだから、
自爆してるようなものです。

2022-12-03 22:31 | from 幸福賢者

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