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米国のインフレ鈍化・利上げ打ち止めを喜んではいけない - 貴方を幸福にするFXブログ

米国のインフレ鈍化・利上げ打ち止めを喜んではいけない

領空侵犯を犯したサンタを撃墜
墜落しちゃった! ( ノД`)

どうも、ダイエットのしすぎで体重がマイナスに突入してしまった反物質賢者です。
ちょうどいいところで止めるって難しいなぁ。

米国のインフレ率は2022年6月をピークに若干低下し、FRBの金利も天井が見えてきました。

2022年6月 9.1%

2022年12月 6.5%


まだまだ物価が上がり続けていることは変わりませんが、一旦は反転した形。
利上げ停止と将来の利下げを織り込んで、株式市場は上昇しています。

このままインフレ率が2%ぐらいで止まってソフトランディングすれば万々歳ですが、エセ賢者は無理だと思います。

アナリストは「5月頃に政策金利はピークを迎え、年後半には利下げに動く」という楽観的な見通しで、株価の底打ちを宣言しています。
でも、彼等の予想が当たったことってありましたっけ?

2018年株価予想が外れ

経済が列車だとすれば、インフレは速度で金利はブレーキ
強くブレーキをかけて速度を落とすことはできますが、政策金利は車のブレーキのように秒刻みで動かすことはできません。
一度ブレーキが効き始めたら、スピードはずっと落ち続けます。
電車のように各駅停止なんてしたら経済が止まって大恐慌になってしまうので、ブレーキ(金利)を踏み続けるのも危険です。

もしもこのままインフレが下がっていくとしても、2%ジャストで止まるなんて奇跡はまず起こらない。
高金利で企業や個人の融資が焦げ付いて、倒産・破産で景気が悪化し、デフレ不況になると思います。

確かに、パウエルの引き締めは猫賢者の予想を超えていました。
毎月0.25%程度の利上げをやってもインフレに追いつかないと考えていたところに、前代未聞の0.75%×4の超強力な利上げ。
過去最大の強烈な引き締めでインフレを抑え込んだ手腕は、評価せざるを得ない。

けれど、ここで「インフレ終わったから後は利下げして、めでたしめでたし」とはいかない。

1970年~1980年のスタグフレーションにおいて、インフレの波は3回来ました。
今回もさっさと引き締めを緩めればインフレが再燃する可能性が高いため、すぐ利下げに入ることはできません
投資家は年内にも利下げがあると期待していますが、FRBは指標を見ながらずっと慎重に判断するでしょう。

オイルショック時の米国のインフレ率

5%近い高金利を維持すれば、経済に与えるダメージは大きい。
変動金利の住宅ローンを組んだりクレジットカードで買い物をしたりする米国人は債務の返済が辛くなり、消費の減衰や最悪破産に至ることになります。

既に住宅市場や中古車市場は急激に売上が下がってきていますが、それが各社の業績やインフレ率に効いてくるには結構なタイムラグがあります。
FRBが「ブレーキをかけすぎちゃった、テヘペロ」と思った時には、もう手遅れになっている可能性が高い。

リーマンショックの時には緊急利下げに動きましたが、既に経済はヤバくなっていて、利下げをしながら株価も下がっていきました。
景気の変動を素早く察知して金利をこまめに調整し続けるなんて芸当は中銀にもできないので、「いざとなったら緩和してくれるから大丈夫♪」と安易に考えるのは危険です。

金融緩和で株式市場に資金を供給する中央銀行総裁

パウエルの想像を超えた利上げで、確かにインフレは減速を始めました。
おそらく米国CPIはしばらく下落し続けるでしょう。
けれど、それが2%という目標に合わせてピッタリ止まるなんてとても思えません。

FRBの利下げが早すぎればインフレは再燃し、ボルカー時代のスタグフレーションを繰り返す。
遅すぎればインフレ率はマイナスまで突入し、バブル崩壊・金融収縮デフレ不況に至ってしまう。
どっちにしろ、米国のリセッションは避けられません。

経済は止まることのできない列車のようなもので、慣性があるため外力を加えなければ加速・減速を続けます。
高金利でブレーキをかければ景気の拡大(債務の膨張)は止められますが、やりすぎれば急停止で大事故を起こします。

⇒全ての政治家と経済学者は国民を騙している

猫の人身事故
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結局、専門的知識になるとまともな意見になるんだよな。自由主義の蔵なんとかもそうだが、彼も文部科学の天下りは否定していた。事情をよく知っているからだ。

ことはそう単純ではないのに、専門外の話になると途端に雄弁に語る人が多いこと多いこと。

破綻論もまさにその例

2023-02-02 18:33 | from 匿名

Re: タイトルなし

利上げでバブル・インフレを抑制する国と、利上げすらできない国。
どっちの方がヤバいかは考えるまでもないと思うけどね。
楽観論を信じて実質破綻している国を必死に支えている日本人には本当に感心してしまう。

2023-02-03 09:23 | from 幸福賢者

>楽観論を信じて実質破綻している国を必死に支えている日本人には本当に感心してしまう。

バブル崩壊はあり得ても、破綻はない。理屈として無理がある。前にも言ったが、需要と供給で価格は"非線形"的に変動する。

君達はハイパーインフレを需要と供給の関係で説明するのは無理だと言うが、それは"線形"的に考えてるからである。

あまりにも単細胞という他ない。

2023-02-04 10:33 | from 匿名

君は元物理屋だそうだから、世の中の入力と出力の関係は非線形だらけやのは、よく理解してるだろう。

破綻派は、「供給能力が半分になれば、価格が何倍にも膨れ上がるのか?それはハイパーインフレの説明として無理だ。」と言う。これはまさに物事を線形的に考えてる証拠。

2023-02-04 10:37 | from 匿名

Re: タイトルなし

>あまりにも単細胞という他ない。

まさに君のことだね、ストローマン。
戦前も君のように純真な人々が国債は破綻しないと信じて買っていたよ。

>君達はハイパーインフレを需要と供給の関係で説明するのは無理

それはハイパーインフレは需要と供給の関係ではなく、『貨幣現象』であるという説明だよ。
通常の需給なら線形に動くかもしれないが、為替の暴落や買い占めによるインフレは線形には動かない。

企業の不祥事で株価が急落するように、バブルが非常識的な価格を付けるように、為替注文の偏りや物資不足はあるラインを超えた所でレートを急変させる。
日本政府がバラまいた1000兆円を超える貯金は、何らかのきっかけを機に両替や買い占めを引き起こして、円の暴落を招く。

私が最も懸念しているのは国債格下げなどの事件で爆発的(非線形)に円が売られることであって、需給による緩やかなインフレではない。
既に爆弾(1000兆円超える貯金)は存在するのだから、それが爆発しない(両替されない)と考える方がお花畑。

2023-02-04 11:16 | from 幸福賢者

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